福岡県立若松高等学校は、北九州市若松区にある歴史と伝統を誇る公立高校です。1912年(明治45年)の創立以来、110年以上にわたって地域社会に貢献する多くの人材を育成してきました。自主・礼儀・責任を校訓に掲げ、生徒一人ひとりの個性を尊重し、その能力を最大限に伸ばす教育を目指しています。
若松高等学校の基本情報
若松高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:43
若松高等学校に設置されている学科・コース
普通科 :特進クラス : 1年生から設置され、国公立大学や難関私立大学への進学を目指す生徒を対象としたクラスです。 3年間を見通した指導計画のもと、応用力を養うためのハイレベルな授業が展開されます。標準クラス : 幅広い進路希望に対応するクラスです。基礎学力の定着を重視し、一人ひとりの理解度に合わせた丁寧な指導が行われます。 3年生になると、さらに細かく進路希望別のコースに分かれ、より専門的な学習を進めます。
若松高等学校の特色・校風
校風・雰囲気 :
キーワードとしては「文武両道」「地域密着」が挙げられます。落ち着いた雰囲気の中で、勉強にも部活動にも真面目に取り組む生徒が多いようです。先生方のサポートも手厚く、進路指導にも力を入れているとの評判があります。 宿題の量 :
宿題の量は、特進クラスと標準クラスで差があるようですが、全体的には標準的な量という声が多いです。日々の予習・復習をしっかり行えば、無理なくこなせるレベルのようです。 校則 :
校則は、他の公立高校と比較して標準的か、やや厳しいと感じる生徒もいるようです。特に頭髪や服装に関する指導は、定期的に行われることがあります。スマートフォンの校内での使用については、ルールが定められており、休み時間や放課後など、決められた時間・場所での使用が許可されているようです。 生徒たちの雰囲気 :
真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、学校行事や部活動では活発に活動する生徒も多く、メリハリのある学校生活を送っているようです。 アルバイト :
アルバイトは原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、許可制で認められることがあります。 制服 :
男子は伝統的な黒の学生服、女子は紺色のブレザーです。清楚で落ち着いたデザインは、保護者や地域の方々からも評判が良いようです。 土曜授業 :
土曜授業は、基本的に実施されていません。ただし、模試や特別な講座などが行われることはあります。
若松高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 :
特に陸上競技部や剣道部は、県大会出場などの実績を持つ強豪として知られています。 陸上競技部には専用の投てきサークルがあるなど、練習環境も整っています。 近年では、創部3年目の男子バレーボール部も県大会出場を目指して活発に活動しています。 文化部 :
文化部では、吹奏楽部が地域のイベントなどで演奏を披露する機会も多く、「一音心奏」をモットーに日々練習に励んでいます。 また、美術部は体育大会の入場門作成という大きな役割を担っており、その年のテーマに合わせた迫力ある絵は学校の名物の一つです。
イベント
体育大会 :
若高の体育大会は、応援団や各ブロックのパネル作成など、準備段階から非常に盛り上がります。特に3年生のリーダーシップのもと、全校生徒が一体となって作り上げる応援合戦は見ごたえがあります。 若高祭(文化祭) :
文化祭は「若高祭」と呼ばれ、クラスごとの展示やステージ発表、文化部の発表などが行われます。生徒たちの創造性や個性が発揮される場で、毎年多くの来場者で賑わいます。 修学旅行 :
2年生で実施される修学旅行は、生徒たちにとって高校生活最大の楽しみの一つです。近年では、東京や軽井沢方面へ行き、スキー研修などを行うことが多いようです。 以前は関西方面を訪れていた年もあり、その時々で魅力的なプランが企画されています。
若松高等学校の進学実績
国公立大学 :
例年、北九州市立大学や九州工業大学といった地元の国公立大学を中心に合格者を出しています。 特進クラスを中心に、国公立大学を目指す生徒へのサポートが充実しています。 私立大学 :
福岡大学や西南学院大学などの県内主要私立大学をはじめ、九州国際大学など、幅広い大学への進学実績があります。 指定校推薦の枠も多く、安定した進学実績につながっているようです。 短期大学・専門学校・就職 :
大学進学だけでなく、短期大学や看護・医療系の専門学校への進学、さらには公務員や民間企業への就職など、生徒の多様なニーズに応えています。特に、就職希望者に対しては、手厚い面接指導などが行われ、高い内定率を維持しています。 進学サポート :
進学実績を支える取り組みとして、放課後や長期休暇中の課外授業(補習)が充実しています。 また、学年や進路希望に応じた進路説明会や、大学・専門学校の担当者を招いた説明会なども頻繁に開催され、生徒が早期から進路意識を高められるよう工夫されています。
若松高等学校の特長・アピールポイント
110年以上の歴史と伝統 : 1912年創立という長い歴史の中で培われた、地域社会からの厚い信頼と独自の校風が最大の強みです。特進クラスの設置 : 1年生から特進クラスを設け、国公立大学や難関私立大学を目指す生徒を3年間継続して手厚くサポートします。きめ細やかな進路指導 : 大学進学から就職まで、生徒一人ひとりの多様な進路希望に対応できる、丁寧で手厚い指導体制が整っています。少人数クラス編成 : 生徒の理解度に応じた少人数クラスでの授業を展開し、基礎学力の定着を徹底しています。地域との連携 : 地域のイベントへのボランティア参加や、地域の施設を利用した部活動など、地元「若松」との深いつながりを大切にした教育活動を実践しています。活発な部活動 : 陸上部や剣道部といった強豪部をはじめ、多くの部活動が活発に活動しており、文武両道を実現できる環境です。人権教育の推進 : 人権尊重の学校づくりを推進しており、他者を思いやり、共に生きる心を育む教育に力を入れています。
若松高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「先生方が親身になって進路相談に乗ってくれるので心強い」という声が多数あります。 「推薦枠が多く、進学しやすい環境だと思う」といった、進学実績に関するポジティブな意見が見られます。 「友達がたくさんできて、毎日が楽しい」という口コミも多く、充実した学校生活を送っている生徒が多いようです。 「歴史がある学校なので、地域からの信頼が厚いと感じる」という声もあり、伝統校ならではの良さを実感しているようです。 「部活動が盛んで、目標に向かって仲間と頑張れる環境が良い」という意見も目立ちます。
気になる点 :「校則が少し厳しいと感じることがある」特に頭髪や服装に関する指導について、もう少し自由度が欲しいという声があります。 「最寄り駅から少し距離があるため、バス通学が基本になる」というアクセス面での指摘が見られます。 「施設や校舎が少し古い部分がある」という意見もありますが、清掃は行き届いているとの声も聞かれます。 一部の口コミでは、「生徒の学習意欲に差があるように感じる」といった意見も見られました。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス :JR筑豊本線(若松線)「若松駅」から徒歩約29分 「若松駅」から北九州市営バスに乗車し、「若松高校前」バス停で下車、徒歩約1〜2分
通学エリア :
最寄りの若松駅から距離があるため、多くの生徒がバスを利用して通学しています。 主な通学エリアは、若松区内を中心に、戸畑区、八幡西区、八幡東区など、北九州市内の広範囲に及びます。折尾駅方面からJRで若松駅まで来て、そこからバスに乗り換える生徒も多いようです。
若松高等学校受験生へのワンポイントアドバイス