佐賀県立有田工業高等学校は、日本磁器発祥の地、有田町にキャンパスを構える、120年以上の歴史と伝統を誇る工業高校です。「勉脩(べんしゅう)」という校訓のもと、ものづくりを通して生涯学び続け、新しい価値を生み出す技術者の育成を目指しています。全国でも珍しいセラミック科やデザイン科を有することから、県内はもちろん「地域みらい留学」制度を利用して全国から生徒が集まる、活気あふれる学校です。
有田工業高等学校の基本情報
有田工業高等学校の偏差値・難易度・併願校
セラミック科: 41デザイン科: 45電気科: 41機械科: 41
有田工業高等学校に設置されている学科・コース
セラミック科
九州で唯一の学科で、有田焼の伝統技術からファインセラミックスなどの先端材料まで幅広く学びます。 陶芸家や窯業界で活躍したい人、新素材開発に興味がある人におすすめです。 デザイン科
ポスターなどのグラフィックデザインから、Webデザイン、プロダクトデザインまで、デザインに関する総合的な知識と技術を学びます。 クリエイティブな仕事に就きたい、アイデアを形にするのが好きな人におすすめです。 電気科
電気の基礎知識はもちろん、ICT関連技術まで幅広く学習します。 第二種電気工事士などの資格取得にも力を入れており、インフラを支える技術者やIT技術者を目指す人におすすめです。 機械科
「ものづくり」の基本となる機械加工の技術を学び、情報化や自動化に対応できる実践的な知識を身につけます。 機械の仕組みに興味がある、自分の手で何かを作り上げたい人におすすめです。
有田工業高等学校の特色・校風
宿題の量 : 専門学科のため、レポートや作品制作などの課題はありますが、量は標準的という声が多いようです。計画的に取り組む姿勢が求められます。校則 : 全体的に見て、標準的な校則のようです。頭髪検査などが定期的に行われるという口コミがありますが、スマートフォンの持ち込みは許可されているなど、時代に合わせた対応も見られます。生徒たちの雰囲気 : ものづくりが好きな生徒が多く、真面目で落ち着いた雰囲気がある一方で、学校行事や部活動には一丸となって熱く盛り上がる活発さも持ち合わせています。アルバイト : 原則として許可されていませんが、長期休暇中など、特別な事情がある場合は学校の許可を得て行うことが可能なようです。制服の評判 : 女子はダブルボタンのブレザーにリボン、チェック柄のスカートが特徴的で、男子は一般的な学ランです。 可愛らしい、格好良いと評判は良いようです。土曜授業 : 基本的に土曜授業はありません。
有田工業高等学校の部活動・イベント
部活動
イベント
有工祭(文化祭・体育祭) :
最大のイベントは、文化祭と体育祭を合わせて開催される「有工祭」です。 文化祭では各学科の特色を生かした作品展示や研究発表が行われ、日頃の学習の成果を披露する貴重な機会となっています。体育祭は学科対抗で行われ、応援合戦やパネルの制作など、準備段階から非常に盛り上がります。 生徒会を中心に生徒たちが企画・運営を行い、学校全体が一体となる一大イベントです。 修学旅行 :
例年、スキー研修などを目的とした修学旅行が実施されており、生徒たちにとって忘れられない思い出となっています。 クラスマッチ :
学期末にはクラスマッチが開催され、クラスの団結力を高める良い機会となっています。
有田工業高等学校の進学実績
就職 :
県内および全国の大手企業から多くの求人が寄せられ、就職率は非常に高い水準を維持しています。特に、各学科で学んだ専門知識や取得した資格を生かして、製造業や建設業、情報通信業など、幅広い分野で卒業生が活躍しています。 進学 :
進学を希望する生徒も多く、国公立大学や私立大学、専門学校などへ進んでいます。特に、工業系の学部に進学する生徒が多い傾向にあります。 国公立大学 : 佐賀大学など主な私立大学 : 九州産業大学、九州国際大学、長崎国際大学、崇城大学など専門学校等 : 有田窯業大学校、看護学校など
有田工業高等学校の特長・アピールポイント
九州唯一のセラミック科 : 有田焼400年の伝統を受け継ぎ、陶磁器の基礎から最先端のファインセラミックスまで学べる、全国でも数少ない貴重な学科です。プロから直接学ぶ機会 : 伝統工芸士を講師として招き、ろくろ成形や絵付けなどの専門技術を直接指導してもらう授業があります。地域と連携した実践的な学び : 地元の小学校で陶芸を教えたり、企業と連携して商品開発に取り組んだりと、地域社会と深く関わりながら実践的に学ぶ機会が豊富です。全国から生徒が集まる「地域みらい留学」 : 特色ある学科に魅力を感じ、北海道から沖縄まで全国各地から生徒が入学しています。 多様なバックグラウンドを持つ仲間と出会える環境です。甲子園常連の野球部 : 近年も甲子園出場を果たすなど、全国レベルで活躍する野球部の応援は、学校全体の一大イベントであり、生徒に一体感と誇りをもたらしています。著名な卒業生を多数輩出 : 東京2020オリンピックの聖火トーチをデザインした吉岡徳仁さんをはじめ、人間国宝や世界的なデザイナーなど、各界で活躍する多くの卒業生を輩出しています。充実した施設・設備 : 陶芸用の窯やろくろ、最新のコンピュータや工作機械など、専門的な学習を支えるための充実した施設・設備が整っています。
有田工業高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「専門的な知識や技術が身につくので、将来の夢が明確な人には最高の環境」 「資格取得に力を入れていて、先生方のサポートが手厚い」 「野球部の活躍で学校全体が盛り上がる。全校応援は一体感があって楽しい」 「有工祭(文化祭・体育祭)は学科対抗で本気で取り組むので、とても楽しい」 「就職率が非常に高く、大手企業への就職実績も多いので安心できる」 「ものづくりが好きな仲間がたくさんいるので、話が合って楽しい」 「地域との交流イベントが多く、普通の高校ではできない経験ができる」
気になる点 :「駅から少し歩くので、雨の日は少し大変」 「専門科目の勉強は予習・復習が欠かせないので、楽ではない」 「工業高校なので、普通科の高校に比べて女子生徒の割合が少ない学科もある」 「校舎や施設が少し古い部分もある」
アクセス・通学
最寄り駅 :JR佐世保線・松浦鉄道「有田駅」から徒歩約15分
有田工業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

