長崎総合科学大学附属高等学校は、長崎市宿町にキャンパスを構える、理工系私立大学「長崎総合科学大学」の附属高校です。一人ひとりの個性と可能性を最大限に引き出す教育を

モットーに、変化の激しい時代を生き抜くための力を育んでいます。附属高校ならではの大学と連携した特色ある学びや、全国レベルで活躍する部活動など、魅力あふれる環境が整っています。

このページでは、そんな長崎総合科学大学附属高等学校について、受験生や保護者の皆さんが本当に知りたい情報を、進学アドバイザーの視点から分かりやすく解説していきます。偏差値や学科のことから、学校生活のリアルな様子、卒業後の進路まで、詳しく見ていきましょう。

「総附(そうふ)」の愛称で親しまれる長崎総合科学大学附属高等学校が、あなたにとって「ここで学びたい!」と思える特別な場所になるかもしれません。ぜひ最後まで読んで、あなたの高校選びの参考にしてください。

長崎総合科学大学附属高等学校の基本情報

長崎総合科学大学附属高等学校の基本的な情報を表にまとめました。

項目 内容
正式名称 長崎総合科学大学附属高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒851-0121 長崎県長崎市宿町3番地1
代表電話番号 095-838-2413
公式サイトURL http://www.nias.ed.jp/

長崎総合科学大学附属高等学校の偏差値・難易度・併願校

長崎総合科学大学附属高等学校の受験を考える上で、偏差値や難易度は重要なポイントです。ここでは、具体的な数値と共に、合格の目安や併願校について解説します。

偏差値

  • 普通科:40

この偏差値はあくまで一つの目安です。大切なのは、学校の教育方針や特色が自分に合っているかどうかです。長崎総合科学大学附属高等学校は、独自のコース設定や大学連携プログラムなど、偏差値だけでは測れない多くの魅力を持っています。

難易度の目安と併願校

合格に必要な内申点の明確な基準は公表されていませんが、日々の授業に真面目に取り組み、基礎学力をしっかりと身につけておくことが大切です。

併願校としては、長崎県内の私立高校である長崎日本大学高等学校、瓊浦高等学校、創成館高等学校などが挙げられることが多いようです。自分の学力や将来の目標に合わせて、複数の学校を検討することをおすすめします。

長崎総合科学大学附属高等学校に設置されている学科・コース

長崎総合科学大学附属高等学校には、生徒一人ひとりの興味や関心、進路希望に応えるための特色ある4つのコースが設置されています。2年次からは「文理ハイブリッドコース」も選択可能です。

  • エンジニアコース

    • ものづくりの基礎からプログラミング、ドローン操縦など、最先端の技術を学びます。 将来、技術者や開発者として活躍したい人におすすめです。

  • スポーツマネジメントコース

    • スポーツを「する」だけでなく、「支える」「経営する」視点を学びます。 選手だけでなく、チーム運営やスポーツビジネスに興味がある人に最適です。

  • 地域ビジネスコース

    • 地域社会の課題解決や活性化に貢献できる人材を目指します。 企業訪問や実地研修などを通して、実践的なコミュニケーション能力を養いたい人におすすめです。

  • 文理ハイブリッドコース(2年次から)

    • 文系・理系の枠にとらわれず、幅広い知識と柔軟な思考力を身につけます。 自分の可能性を広げ、多様な進路に対応できる力をつけたい人におすすめです。

長崎総合科学大学附属高等学校の特色・校風

長崎総合科学大学附属高等学校は、「自主自立の精神」「責任と連帯、友情と団結」「自主的創造的学習」を教育理念に掲げ、生徒一人ひとりの人格と個性を尊重する校風です。

  • 校風のキーワード:自主自立、個性の尊重、文武両道、高大連携

  • 宿題の量:コースや選択科目によって異なりますが、日々の学習習慣を身につけるための適度な量が課されるようです。

  • 校則:他の私立高校と比較して、特に厳しいという声は少ないようです。ただし、頭髪や服装に関する基本的な指導は行われています。スマートフォンの使用については、校内でのルールが定められているため、説明会などで確認することをおすすめします。

  • 生徒たちの雰囲気:部活動に打ち込む生徒が多く、活気のある雰囲気です。特に強化指定部に所属する生徒は、寮生活を送りながら練習に励んでいます。

  • アルバイト:原則として禁止されている可能性が高いですが、特別な事情がある場合は学校に相談する必要があるでしょう。

  • 制服:制服については、一般的な学生服のようです。具体的なデザインは公式サイトや学校パンフレットで確認できます。

  • 土曜授業:進学補習などが行われることがあるようです。 文理ハイブリッドコースでは、週に2日7時間授業があります。

長崎総合科学大学附属高等学校の部活動・イベント

部活動

長崎総合科学大学附属高等学校は、部活動が非常に盛んで、多くの生徒が加入し、文武両道を目指して活動しています。 運動部の在籍率は約62%にのぼります。

  • 運動部

    • 特に全国高校サッカー選手権大会に10回出場しているサッカー部や、「甲子園で勝つ」を目標に掲げる野球部、バレーボール部が強化指定部として知られています。

    • その他にも、バスケットボール部、柔道部、ソフトテニス部、駅伝部などがあります。

  • 文化部

    • eスポーツやロボットコンテスト、ドローンなどに取り組む「科学技術部」は、全国的にも珍しく、数々の大会で実績を残しています。

    • 美術部、吹奏楽部、写真部、放送部なども活発に活動しています。

    • 近年では、アウトドア部やダンス部も創設され、活動の幅が広がっています。

イベント

学校生活を彩るイベントも充実しており、生徒たちが主体となって盛り上げています。

  • 体育祭

    • 9月に行われる体育祭は、クラスや色別対抗で競い合い、大変な盛り上がりを見せます。 棒倒しやリレーなど、生徒たちの一生懸命な姿や笑顔が溢れる一日です。

  • 文化祭

    • 体育祭と並ぶ大きなイベントで、各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表を行います。

  • 修学旅行

    • 3学期に実施され、仲間との絆を深める貴重な機会となっています。

  • その他のイベント

    • 新入生を歓迎する歓迎遠足では、クラス対抗の綱引き大会で盛り上がります。 その他、スポーツ大会や総合学習発表会など、年間を通して様々な行事が予定されています。

長崎総合科学大学附属高等学校の進学実績

長崎総合科学大学附属高等学校は、附属高校としての強みを活かし、多様な進路実現をサポートしています。

  • 長崎総合科学大学への進学

    • 附属高校からの内部進学には、入学金や授業料が大幅に免除されるなどの特典があります。

    • 高校在学中に大学の講義を受講し、大学進学後に単位として認定される「単位先取り制度」も導入されています。

  • 国公立大学・私立大学への進学

    • 国公立大学や難関私立大学への進学を目指す生徒のために、錬成クラスを設置し、大学受験に対応したカリキュラムで学力向上を図っています。

    • 放課後や長期休業中には、進学補習や補充授業を実施し、生徒の進路実現をサポートしています。

  • 就職

    • 就職を希望する生徒に対しても手厚いサポートがあり、就職指導専門員による個別相談や企業紹介、面接指導などが行われています。 その結果、高い就職内定率を維持しています。

長崎総合科学大学附属高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、長崎総合科学大学附属高等学校ならではの強みやユニークな取り組みを紹介します。

  • 大学との強力な連携(高大連携)

    • 大学の教員による専門的な授業を年間100時間以上受けることができます。 最先端の研究施設を見学するなど、高校の枠を超えた学びが可能です。

  • 最先端技術に触れる学び

    • 文部科学省の「DXハイスクール」に指定されており、3Dプリンターやレーザーカッターなどを備えた「デジタルものづくりラボ」で、デジタルものづくりを体験できます。

  • 全国でも珍しいドローン教育

    • エンジニアコースでは、壱岐市での合宿などを通してドローンの操縦技術を学び、ライセンス取得にも挑戦できます。

  • 起業家精神を育む教育

    • 中小企業基盤整備機構から「起業家教育プログラム実施支援校」に選定され、新しいサービスや会社を作るための授業が展開されています。

  • 多彩な選択授業

    • 韓国語講座や福祉・保育講座、関西の講師から自己表現を学ぶ「エンタメパフォーマンス」など、興味関心に合わせて多様な授業を選択できます。

  • 充実した部活動

    • 全国レベルのサッカー部や野球部から、eスポーツやロボコンに取り組む科学技術部、新設のアウトドア部やダンス部まで、多種多様な部活動があります。

  • 手厚い進路サポート

    • 長崎総合科学大学への内部進学の特典はもちろん、他大学への進学や就職まで、一人ひとりの希望に合わせたきめ細やかなサポート体制が整っています。

長崎総合科学大学附属高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、学校生活の様々な側面について、多くの声が寄せられています。

  • 良い点

    • 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」という、教員のサポートの手厚さを評価する声が多いようです。

    • 「部活動が盛んで、目標に向かって仲間と頑張れる環境がある」といった、部活動の充実ぶりに関するポジティブな意見が見られます。

    • 「大学と連携した授業や、ドローンなど珍しい体験ができて面白い」という、特色ある教育内容への満足度も高いようです。

    • 「体育祭や文化祭などの行事がとても盛り上がる」と、学校行事の楽しさを挙げる声も多くあります。

  • 気になる点

    • 「校舎や施設が少し古い部分がある」という意見が一部で見られます。

    • 「最寄り駅から少し距離があり、坂道が多いので通学が大変」といった、アクセスに関する声もあります。

    • 「コースによっては専門的な内容が多く、学習についていくのが大変なこともある」という意見も見受けられます。

アクセス・通学

長崎総合科学大学附属高等学校へのアクセス方法です。

  • 最寄りのバス停

    • 長崎県営バス「網場道」バス停下車、徒歩約3分

    • 長崎県営バス「日見公園前」バス停下車、徒歩約2〜4分

    • 長崎県営バス「ペンギン水族館前」バス停下車、徒歩約3分

長崎市内中心部や諫早方面からのバス路線があり、多くの生徒がバスを利用して通学しています。オープンスクールなどの際には、主要な場所からスクールバスが運行されることもあります。

長崎総合科学大学附属高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

長崎総合科学大学附属高等学校は、「何か新しいことに挑戦したい」「好きなことにとことん打ち込みたい」と考えている君にぴったりの学校です。エンジニアリング、スポーツ、ビジネスなど、自分の興味を深く探求できるコースがあり、大学と連携した専門的な学びは、きっと君の知的好奇心を満たしてくれるでしょう。部活動も非常に盛んなので、高校生活で燃え尽きるほどの情熱を注ぎたいという人にもおすすめです。

受験勉強においては、まず中学校の基礎学力をしっかりと固めることが何よりも大切です。入学試験では、国語・英語・数学の総合問題が出題されるため、苦手科目を作らず、バランス良く学習を進めましょう。そして、面接では「総附で何を学びたいのか」「将来どんなことに挑戦したいのか」を自分の言葉で伝えられるように準備しておいてください。君の熱意と可能性を、先生方はきっと見てくれるはずです。応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。