鹿児島県立開陽高等学校は、自分のペースで高校生活を送り、夢を実現したいと考える中学生にとって、非常に魅力的な選択肢となる学校です。全日制・定時制・通信制の3つの課程を持つ、鹿児島県で唯一の公立の単位制高校であり、生徒一人ひとりの個性や目標に合わせた多様な学び方ができるのが最大の特長です。開陽高等学校では、学年という区切りがなく、自分の興味や進路希望に応じて時間割を組むことができます。
開陽高等学校の基本情報
開陽高等学校の偏差値・難易度・併願校
開陽高等学校に設置されている学科・コース
全日制課程 普通科:幅広い教養を身につけ、大学進学や就職など、多様な進路に対応できる学力を養います。自分の興味や進路に合わせて科目を選択できる自由度の高さが特徴です。 福祉科:高齢者福祉や社会福祉について専門的に学びます。介護福祉士の国家試験受験資格の取得を目指すことができ、福祉分野のプロフェッショナルを目指す人におすすめです。
定時制課程 普通科:昼間から夜間にかけて授業が行われ、働きながら学びたい人や、自分のペースで学習を進めたい人に適しています。 オフィス情報科:商業に関する専門知識や情報処理技術を学び、ビジネスの現場で即戦力となる人材を育成します。
通信制課程 普通科:自宅でのレポート学習と、定期的なスクーリング(面接指導)を組み合わせて学習を進めます。自分の時間を有効に使いたい人、遠方に住んでいる人に最適です。 衛生看護科:准看護学校に通いながら、高校卒業資格の取得を目指す人のための学科です。技能連携校である肝付町立高山准看護学校への入学が必要です。
開陽高等学校の特色・校風
校風・雰囲気 : 「自己責任・自己管理」がモットーで、生徒が自ら考えて行動することが求められます。全日制、定時制、通信制があり、様々な年齢や背景を持つ生徒が共に学んでいるため、多様性を受け入れるオープンな雰囲気があります。校則 : 他の多くの高校と比べて校則は非常に緩やかです。指定の制服はなく、服装や髪型、ピアスなども基本的に自由です。ただし、それは「何をしても良い」ということではなく、社会の一員としてのマナーやルールを守ることが前提となっています。宿題・課題 : 単位制のため、自分で選択した科目や学習の進め方によって課題の量は異なります。特に通信制では、計画的にレポートを作成し、提出することが学習の中心となります。生徒の雰囲気 : 真面目に学習に取り組む生徒から、自分の趣味や仕事と両立させている生徒まで様々です。一人ひとりが自分の目標に向かって過ごしており、互いの個性を尊重し合う雰囲気があるため、いじめは少ないという声が多いようです。アルバイト : アルバイトは許可されており、実際に多くの生徒が学業と両立しています。定時制や通信制の生徒はもちろん、全日制でもアルバイトをしている生徒はいます。制服 : 学校指定の制服はありません。生徒は各自、高校生らしい服装で通学しています。土曜授業 : 基本的に土曜授業はありませんが、通信制のスクーリングなどが日曜に行われることがあります。
開陽高等学校の部活動・イベント
部活動
イベント
開陽祭(文化祭) : 学校全体で盛り上がる最大のイベントの一つです。各教科や部活動、有志による展示やステージ発表、模擬店などが行われ、生徒たちの個性や創造性が発揮される場となっています。体育祭(開陽マッチ) : 全日制・定時制合同で開催されることが多く、学年やクラスの垣根を越えてチームを編成し、様々な競技で競い合います。修学旅行 : 行き先は年度によって異なりますが、生徒にとっては高校生活の大きな思い出となるイベントです。その他の行事 : この他にも、遠足や芸術鑑賞会、「わたしの意見」発表会など、年間を通して様々な行事が計画されています。通信制では、地区ごとの生徒会活動や学習会なども行われています。
開陽高等学校の進学実績
国公立大学 : 鹿児島大学をはじめとする地元の国公立大学への進学者を輩出しています。私立大学 : 福岡大学など、九州内の有名私立大学や、全国の様々な大学へ進学しています。第一工科大学とは高大連携協定を締結しており、連携を深めています。短期大学・専門学校 : 看護・医療系、福祉系、情報ビジネス系など、専門的な知識や技術を身につけるための専門学校へ進学する生徒も多数います。特に福祉科の生徒は、福祉関連の専門学校や施設への進路決定率が高い傾向にあります。就職 : 公務員や民間企業への就職者もいます。学校では、面接指導や履歴書の書き方指導など、就職希望者へのサポートも手厚く行っています。
開陽高等学校の特長・アピールポイント
自分だけの時間割を作成できる「単位制」 : 鹿児島県の公立高校で唯一の単位制高校です。自分の興味や関心、進路希望に合わせて、数多くの科目の中から学びたいものを自分で選んで時間割を作ることができます。3つの課程(全日制・定時制・通信制) : ライフスタイルに合わせて学び方を選べるのが大きな強みです。途中で他の課程の授業を受ける「併修制度」もあり、柔軟な学習が可能です。自由な校風と自己管理能力の育成 : 制服がなく、校則も比較的緩やかです。「自己責任・自己管理」の精神のもと、生徒の自主性を尊重する環境で、自律性を養うことができます。多様な生徒との出会い : 年齢や経験も様々な生徒が共に学んでいます。多様な価値観に触れることで、視野を広げ、豊かな人間性を育むことができます。秋入学・秋卒業も可能 : 前期(4月~9月)と後期(10月~3月)の2学期制を採用しており、春だけでなく秋にも入学や卒業が可能です。県内全域から通学可能(全県学区) : 全日制課程も含め、鹿児島県内どこからでも出願することができます。充実したサポート体制 : スクールカウンセラーが配置されているほか、先生方が一人ひとりの学習計画や進路について親身に相談に乗ってくれるなど、きめ細やかなサポートを受けられます。
開陽高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「自分のペースで学習できるのが良い」 「校則が自由で、個性を尊重してくれる雰囲気が好き」 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」 「いじめがなく、落ち着いた雰囲気で過ごしやすい」 「中学時代に不登校だったが、ここなら安心して通えた」 「大学のような雰囲気で、自主性が身についた」 「様々な年代の人と関わることができて視野が広がった」
気になる点 :「自由な分、自分でしっかり計画を立てないと卒業が大変になる」 「レポート提出など、自己管理が苦手な人には向かないかもしれない」 「クラス単位での活動が少ないので、自分から積極的に動かないと友達ができにくいと感じる人もいるかもしれない」 「駅から少し歩くのが難点」
アクセス・通学
最寄り駅 :JR指宿枕崎線「慈眼寺駅」から徒歩約10分 JR指宿枕崎線「谷山駅」から徒歩約15分
最寄りバス停 :鹿児島市コミュニティバス「あいばす」の「南部親子つどいの広場停留所」から徒歩約1分
開陽高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

