愛媛県立土居高等学校は、1901年（明治34年）に「宇摩郡立農業学校」として創立され、120年以上の長い歴史と伝統を持つ学校です。 これまで幾度かの校名変更や学科再編を経て、現在の愛媛県立土居高等学校となりました。地域に根ざした教育を大切にしながら、生徒一人ひとりの多様な進路希望に対応できる柔軟な教育課程が大きな魅力です。
愛媛県立土居高等学校の基本情報
愛媛県立土居高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値
普通科：35
難易度の目安と併願校
松山学院高等学校 FC今治高等学校
愛媛県立土居高等学校に設置されている学科・コース
アグリカルチャーコース どんなことを学ぶ？：農業に関する知識や技術を、校内外での実習を通して体験的に学びます。 どんな生徒におすすめ？：自然や作物を育てることが好きな人、体を動かす仕事に興味がある人、農業系の大学や専門学校への進学を考えている人。
ビジネスコース どんなことを学ぶ？：商業に関する知識を学び、簿記や情報処理などの各種検定資格の取得を目指します。 地域課題の発見・解決に向けた学習も行います。 どんな生徒におすすめ？：事務系の仕事に就きたい人、将来ビジネスの世界で活躍したい人、商業系の大学や専門学校への進学を考えている人。
スポーツ＆カルチャーコース どんなことを学ぶ？：スポーツや文化・芸術分野での専門性を高め、体力や技能の向上を目指します。 どんな生徒におすすめ？：得意なスポーツや文化活動で進学を目指す人、保育や芸術分野に興味がある人。
紙のまちづくりコース どんなことを学ぶ？：地場産業である製紙・紙加工業について、体験活動を通して流通までの一連の流れを学びます。大学進学に必要な応用力も養成します。 どんな生徒におすすめ？：地域の産業に興味がある人、大学進学を目指し、少人数でじっくり学びたい人。
愛媛県立土居高等学校の特色・校風
校風・雰囲気 キーワード：「地域密着」「アットホーム」「落ち着いた雰囲気」 先生と生徒の距離が近く、相談しやすい環境との声があります。 全体的に落ち着いた雰囲気で、生徒たちは真面目な印象が多いようです。
宿題の量 宿題の量については、特別に多いという声はあまり見られず、標準的なようです。ただし、コースや選択科目、個人の目標によって課題の量は変わってきます。
校則 校則は、他の高校と比較して厳しいと感じる生徒もいるようです。 特に服装や頭髪に関する指導は、きちんと行われる傾向があります。 スマホの校内での使用については、一定のルールが定められているようです。最近ではWi-Fi環境が整備されるなど、ICT活用も進んでいます。
生徒たちの雰囲気 真面目で落ち着いた生徒が多いという印象です。 一方で、学校行事や部活動では、団結して盛り上がる活発な一面も見られます。
アルバイト 原則として禁止されているようですが、長期休暇中など、特別な事情がある場合は許可制で認められることがあるようです。
制服 制服については、伝統的なデザインのようです。評判は人によって様々ですが、「落ち着いている」という意見が見られます。
土曜授業 土曜授業は基本的に実施されていませんが、進学希望者向けの補習などが行われることがあります。
愛媛県立土居高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動 フェンシング部 ：全国大会の常連であり、数々の輝かしい実績を誇ります。インターハイ出場など、高いレベルで競技に打ち込みたい生徒におすすめです。書道部 ：書道パフォーマンスなどで知られ、地域のイベントでも活躍しています。文化部ながら活気があり、表現力を磨くことができます。陸上競技部 ：投てき種目を中心に、四国大会や全国大会で活躍する選手を輩出しています。
全体の様子 運動部、文化部ともに様々な部があり、生徒たちは自分の興味に合わせて活動しています。地域に貢献する活動を行う「地域デザイン部」のようなユニークな部活動もあります。
イベント
運動会 （9月）：青龍、朱雀、金剛の3つの団に分かれて競い合います。 競技だけでなく、応援合戦やアーチ制作にも力が入っており、学校全体が一体となって盛り上がる一大イベントです。文化祭 ：各クラスや文化部が、日頃の活動の成果を発表する場です。展示やステージ発表など、多彩な催しで賑わいます。修学旅行 （10月）：関東方面へ行くことが多いようです。 班別での自由散策やテーマパーク訪問など、仲間との絆を深める貴重な機会となっています。グループマッチ （7月）：球技を中心としたクラス対抗のスポーツ大会で、前期を締めくくる楽しいイベントです。
愛媛県立土居高等学校の進学実績
主な進学先
国公立大学 高知大学、水産大学校などへの合格実績があります。
私立大学 松山大学、大阪芸術大学、大阪体育大学、京都女子大学、徳島文理大学など、多様な分野の大学へ進学しています。
専門学校・就職 専門学校では、四国中央医療福祉総合学院や河原医療大学校など、医療・福祉系の学校への進学者が目立ちます。 また、地元企業への就職にも強く、多くの卒業生が地域産業の担い手として活躍しています。就職希望者へのサポートが手厚いのも土居高等学校の特長です。
進路サポート
愛媛県立土居高等学校の特長・アピールポイント
普通科なのに専門分野が学べる多様なコース設定 2年生から興味や進路に応じて4つのコース（アグリカルチャー、ビジネス、スポーツ＆カルチャー、紙のまちづくり）を選択でき、専門的な知識や技術を深く学べます。
「資格取得の土居高」と言われるほどの充実した資格取得支援 ビジネスコースでの各種検定はもちろん、フォークリフト、小規模ボイラー、高所作業車など、就職に直結する専門的な資格の取得を学校全体で強力にサポートしています。
地域と深く連携した実践的な学び 地場産業である製紙業を学ぶ「紙のまちづくりコース」や、地域の魅力を発信する「地域デザイン部」の活動など、学校の外に出て地域の人々と関わりながら学ぶ機会が豊富にあります。
全国レベルで活躍する部活動 フェンシング部や陸上競技部、書道部など、全国大会で実績を残す部活動があり、高い目標を持って活動に打ち込める環境です。
120年以上の歴史と伝統 1901年の創立以来、地域社会に多くの人材を輩出してきた長い歴史と伝統が、学校の確かな基盤となっています。
アットホームで面倒見の良い校風 先生と生徒の距離が近く、一人ひとりの進路希望に親身になって相談に乗ってくれる、温かい雰囲気が魅力です。
落ち着いた環境でのびのび学べる 緑に囲まれた静かで落ち着いた環境で、生徒たちは日々の学習や部活動に集中して取り組むことができます。
愛媛県立土居高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が親身で、進路相談などに熱心に対応してくれる」という声が多く聞かれます。 「就職に強い。特に地元企業への就職を考えている人には手厚いサポートがある」という評判です。 「専門的な資格がたくさん取れるので、将来の役に立つ」と、資格取得支援を評価する声も多いです。 「運動会などの学校行事がとても盛り上がり、クラスの団結力が強まる」といった、学校生活の楽しさに関する口コミも見られます。
気になる点 「校則が少し厳しいと感じることがある」という意見があります。 特に服装や頭髪に関する指導について言及する声が見られます。 「進学、特に難関大学を目指すには、塾などを活用して自分で努力する必要がある」という声もあります。 「施設の古さが少し気になる」という意見も一部で見られます。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス JR予讃線「伊予土居駅」から徒歩約8〜11分
バスでのアクセス せとうちバス「土居」バス停から徒歩約11分
通学エリア 地元の四国中央市から通学する生徒が中心ですが、近隣の新居浜市などから通う生徒もいます。伊予土居駅が近いため、JRを利用して広範囲から通学することが可能です。
愛媛県立土居高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
