新潟県立国際情報高等学校(以下、国際情報高校)は、「KJ」の愛称で親しまれ、その名の通り国際社会と情報化社会で活躍できる人材の育成を目指す、特色ある専門高校です。 1992年に開校して以来、「学ぶ青春 意気高く」という校訓のもと、生徒一人ひとりの夢を叶えるための熱心な教育活動が展開されています。
新潟県立国際情報高等学校の基本情報 
新潟県立国際情報高等学校の偏差値・難易度・併願校 
学科・コースごとの偏差値 国際文化科:61 情報科学科:61 
難易度・内申点の目安 
偏差値61というのは、新潟県内の高校の中では高いレベルに位置します。合格するためには、中学校での学習内容をしっかりと理解し、高いレベルの学力を身につけておく必要があります。具体的な内申点の目安については公表されていませんが、日頃の授業態度や定期テストへの取り組みが重要になるでしょう。 主な併願校 
新潟県立国際情報高等学校を第一志望とする受験生は、併願校として地域の私立高校を選ぶことが多いようです。具体的な併願校としては、以下のような高校が挙げられます。 東京学館新潟高等学校 中越高等学校 新潟第一高等学校 北越高等学校 
新潟県立国際情報高等学校に設置されている学科・コース 
国際文化科 どんなことを学ぶ場所か:英語力を重視し、グローバルに活躍するために必要な4技能(読む・書く・聞く・話す)を高めるための授業が展開されます。 プレゼンテーションやディベートなど、実践的な活動も豊富です。 どんな生徒におすすめか:将来、海外で活躍したい人や、語学力を活かした仕事に就きたいと考えている人におすすめです。 
情報科学科 どんなことを学ぶ場所か:医歯薬系や理工系への進学に不可欠な数学・理科を重点的に学びます。 演習時間を十分に確保し、論理的思考力や物事の本質を見抜く力を養います。 どんな生徒におすすめか:将来、医療、科学、技術の分野で社会に貢献したいと考えている人や、探究心旺盛な人におすすめです。 
新潟県立国際情報高等学校の特色・校風 
校風のキーワード グローバル、探究心、文武両道、落ち着いた雰囲気 
宿題の量 「平日4時間、休日6時間の家庭学習」を基本としており、毎朝の学習到達度確認問題に向けて勉強に励むなど、学習量は多い傾向にあるようです。 慣れるまでは大変に感じるかもしれませんが、多くの生徒が仲間と励まし合いながら学習習慣を身につけています。 
校則 校則は、他の高校と比較して標準的か、やや厳しいという声が見られます。特に服装に関する指導は行われることがあるようです。 スマホの扱いについては、登校時から下校時までロッカーに保管するという決まりがあります。 アルバイトは原則として禁止されています。 
生徒たちの雰囲気 県内外から高い志を持った生徒が集まるため、真面目で落ち着いた雰囲気があるようです。 お互いに高め合える環境で、充実した学校生活を送りたい生徒にとっては最適な環境と言えるでしょう。 
制服の評判 制服については、特に女子生徒の冬服が可愛いと評判のようです。男子生徒の制服も一般的な学ランで、落ち着いたデザインです。 
土曜授業 土曜授業の有無に関する明確な情報は見つかりませんでしたが、進学実績を維持するために補習などが行われている可能性はあります。 
新潟県立国際情報高等学校の部活動・イベント 
部活動 
全体の様子 
運動部、文化部ともに様々な部活動があり、生徒たちはそれぞれの興味関心に合わせて活動しています。特に、ユネスコ部はディベート班とユネスコ班に分かれて活動しており、ディベート班は英語でのディベートを通じて多角的な視点を養い、大会で入賞するなどの実績を上げています。 特筆すべき部活動 ユネスコ部 :ディベート班は新潟県英語ディベート大会で3位入賞の実績があります。 ユネスコ班では、地元の寺院を海外からの留学生に英語で案内するなど、国際交流活動を積極的に行っています。その他の部活動についても、それぞれの目標に向かって日々練習に励んでいます。 
イベント 
文化部・発表会 一般的な文化祭とは異なり、授業内容や文化部の活動成果を全校生徒の前で発表する場として設けられています。 
海外研修旅行 観光目的の修学旅行の代わりに、語学研修や海外の高校生との交流を目的とした海外研修旅行が実施されます。 過去には東南アジアなどを訪問しています。 
学習合宿(3年生) 集中できる環境で、仲間と共に学び合い、実力向上を目指す学習合宿が行われます。 教員からの熱心な指導も受けられ、受験に向けたラストスパートをかけます。 
新潟県立国際情報高等学校の進学実績 
主な国公立大学の合格実績(2024年度入試など) 東北大学:2名 新潟大学:7名 新潟県立大学:3名 上越教育大学:3名 金沢大学:1名 埼玉大学:3名 国公立大学合格者総数:50名 
主な難関私立大学の合格実績(2024年度入試) 早慶上理ICU:5名 GMARCH:14名 
進学サポート 「分かるまで教える授業」をモットーに、職員室前には質問に来た生徒のために長机とホワイトボードが設置されており、日常的にマンツーマンの学習指導が行われています。 1年次には大手企業の課題に取り組む問題解決学習、2年次には大学講師による学問研究など、キャリア形成をサポートするプログラムも充実しています。 
新潟県立国際情報高等学校の特長・アピールポイント 
特色ある2つの専門学科 「国際文化科」と「情報科学科」という専門学科を設置し、生徒の興味や進路に応じた専門的な学びを提供しています。 
高い大学進学率と手厚い進路指導 例年、現役で9割近い生徒が大学に進学し、特に国公立大学への進学率が高い実績を誇ります。 生徒一人ひとりに寄り添った手厚い進路指導も魅力です。 
充実したICT教育環境 文部科学省の「リーディングDXスクール事業」や「生成AIパイロット校事業」に採択されており、生徒一人一台の学習用端末を活用した先進的な教育を実践しています。 
活発な国際交流 アメリカの姉妹校との交流や、近隣にある国際大学の留学生との交流などを通して、異文化理解を深め、日本の文化を再認識する機会が豊富にあります。 
主体性を育む探究活動 1、2年次を通じて行われる探究活動では、生徒自身が地域や社会の課題を設定し、解決策を探ります。 近隣の大学や施設と連携した本格的な活動が行われています。 
県内でも珍しい学生寮 学校の近くに複数の学生寮があり、遠方からの生徒も安心して学校生活を送ることができます。 全校生徒の約3分の1が入寮しているという情報もあります。 
ユネスコスクールとしての活動 2009年からユネスコスクールに加盟しており、持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにした探究活動など、グローバルな視点を養う教育に取り組んでいます。 
新潟県立国際情報高等学校の口コミ・評判のまとめ 
良い点 「先生方のサポートが手厚く、分かるまで丁寧に教えてくれる」という声が多く聞かれます。 「高い目標を持つ仲間たちと切磋琢磨できる環境が良い」という意見も多数あります。 「探究活動や国際交流など、KJならではの貴重な経験ができた」と、独自の教育活動を評価する声も多いです。 「寮生活を通して、自立心や協調性が身についた」という卒業生からの声もあります。 
気になる点 「課題や小テストが多く、勉強はかなり大変」という声は少なくありません。 「最寄り駅から少し距離があるため、通学が不便」という意見があります。 「文化祭がないのが少し寂しい」と感じる生徒もいるようです。 「校則が少し厳しいと感じることがある」という声も一部で見られます。 
アクセス・通学 
最寄り駅からのアクセス JR上越線・上越新幹線「浦佐駅」東口から徒歩約19〜22分 浦佐駅と学校間を結ぶスクールバスが運行されています。 
通学エリア 学生寮が整備されているため、南魚沼市やその近隣地域だけでなく、佐渡市や粟島など県内の遠方や、新潟県外から通学している生徒もいます。 
新潟県立国際情報高等学校受験生へのワンポイントアドバイス 

