北海道月形高等学校は、樺戸郡月形町にある道立高校です。札幌から約1時間という立地にありながら、豊かな自然に囲まれた落ち着いた環境で学校生活を送ることができます。少人数教育を最大限に活かし、生徒一人ひとりの個性に寄り添ったきめ細やかな指導が魅力の学校です。地域との連携を大切にしており、農業体験やボランティア活動などを通じて、社会で生きる力を育む教育を実践してきました。

この記事では、そんな北海道月形高等学校がどのような学校であるか、その特色や校風、学校生活の様子などを詳しくご紹介します。アットホームな雰囲気の中で、のびのびと高校生活を送りたいと考えていた中学生や保護者の方にとって、月形高等学校の魅力が伝われば幸いです。

残念ながら、北海道月形高等学校は2025年度(令和7年度)からの生徒募集を停止することが発表されています。ここでは、これまで多くの卒業生を育んできたこの学校が、どのような歴史と魅力を持っていたのかを、進学アドバイザーの視点から丁寧に解説していきます。

月形高等学校の基本情報

月形高等学校の基本的な情報を以下の表にまとめました。

項目 内容
正式名称 北海道月形高等学校
公立/私立の別 公立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒061-0518 北海道樺戸郡月形町1056-1
代表電話番号 0126-53-2046
公式サイトURL http://www.tsukigata.hokkaido-c.ed.jp/

月形高等学校の特色・校風

月形高等学校は、地域に根ざしたアットホームな校風が最大の特色です。キーワードで表すなら、「少人数教育」「地域密着」「体験学習重視」といった言葉がぴったりでしょう。

生徒数が少ないため、先生と生徒の距離が非常に近く、一人ひとりへのサポートが手厚いという評判が多く聞かれます。 勉強で分からないことがあれば気軽に質問でき、進路相談にも親身に乗ってくれる先生方がいることは、生徒にとって大きな安心材料となっていたようです。

校則については、当時を振り返る卒業生からは「厳しいと感じていたが、社会に出るための良い訓練になった」という声があります。 男子は学生服、女子はセーラー服が制服で、染髪やピアスは禁止、アルバイトは許可制といったルールがあったようです。 生徒たちの雰囲気は、落ち着いていて真面目な生徒が多かったと言われています。小規模な学校だからこそ、学年を超えて生徒同士の仲が良く、和気あいあいとした雰囲気だったようです。

土曜授業は基本的にありませんが、進学希望者向けに代々木ゼミナールの通信教育を活用した特別カリキュラムが組まれるなど、個々の進路希望に応じた学習支援も行われていました。

月形高等学校の部活動・イベント

部活動

月形高等学校では、生徒数は少ないながらも、運動部・文化部ともに活動が行われていました。特にバレーボール部、剣道部、美術部などが活動の中心だったようです。

バレーボール部は男女混合で活動しており、体力に合わせてお互いを思いやりながら「充実感」を大切に活動するという、ユニークな方針を掲げていました。 地域の方々が練習に参加することもあり、部活動を通じても地域との交流が生まれていたようです。

文化部では美術部や書道同好会がコンクールで入選するなどの実績を残していたという声もあります。 全体的に、部活動への加入率は高く、多くの生徒が放課後の活動を楽しんでいたようです。

イベント

月形高等学校の学校行事は、生徒数が少ないからこそ生まれる一体感が大きな特徴です。学校祭である「月高祭」や体育大会、球技大会などは、生徒会が中心となって企画・運営され、全校生徒で盛り上がる大切なイベントでした。

また、地域との連携を重視する月形高校ならではのイベントも豊富です。 例えば、1年生は「月形町を知る」をテーマに町長講話や博物館見学を行い、2年生になると農業体験実習、3年生では就業体験(インターンシップ)や、町の特産品を使った商品開発を考える「月形町への提言」といった探究活動が行われていました。 これらの体験学習は、生徒たちが地域社会への理解を深め、将来の進路を考える上で貴重な経験となっていました。

月形高等学校の進学実績

月形高等学校の進路指導は、生徒一人ひとりの希望に合わせた多様な選択肢をサポートすることに重点を置いていました。大学進学だけでなく、専門学校への進学や、地元企業への就職など、幅広い分野で卒業生が活躍しています。

進学実績としては、特定の難関大学への進学者数が多いというよりは、生徒それぞれの興味や適性に応じた多様な大学・専門学校へ進学しているのが特徴です。看護・医療系の専門学校や、情報・ビジネス系の専門学校などが主な進学先として挙げられます。

就職に関しても、学校が地元企業と密接に連携し、手厚いサポートを行っていました。空知振興局が主催する地元企業見学バスツアーに参加するなど、早い段階から職業観を育む機会が設けられていたようです。 このように、月形高等学校は生徒一人ひとりの「なりたい自分」に寄り添い、その実現を力強く後押しする進路指導を行っていました。

月形高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、月形高等学校ならではの強みやユニークな取り組みをまとめました。

  • 徹底した少人数教育:先生の目が生徒一人ひとりに行き届き、個々の学力や個性に合わせたきめ細やかな指導が受けられました。

  • 地域全体がキャンパス:月形町の豊かな自然や産業を活かした農業体験、地元企業でのインターンシップなど、教室の外での学びが非常に充実していました。

  • 探究学習プログラムの充実:1年生から3年生まで、段階的に地域への理解を深める探究学習がカリキュラムに組まれており、課題発見力や解決能力を養うことができました。

  • 手厚い公的支援:月形町からICT機器の整備や、各種検定・模試の費用補助など、手厚い経済的支援を受けながら学ぶことができました。

  • アットホームで温かい校風:生徒数が少ないからこそ、学年やクラスの垣根を越えた強い一体感があり、生徒も先生もみんなが顔見知りという温かい人間関係が育まれていました。

  • 多様な進路への万全なサポート:大学進学から専門学校、就職まで、生徒一人ひとりの夢の実現に向けて、親身な進路指導が行われていました。

  • 全国からの生徒受け入れ(地域みらい留学):月形町の魅力に惹かれた全国の生徒を受け入れる「地域みらい留学」にも参加しており、多様なバックグラウンドを持つ仲間と学ぶ環境がありました。

月形高等学校の口コミ・評判のまとめ

月形高等学校に在籍していた生徒や卒業生からは、様々な声が寄せられています。

  • 良い点:

    • 「先生方がとても親身で、勉強も進路も安心して相談できた」という声が最も多く聞かれます。

    • 「生徒数が少ないので、すぐにみんなと仲良くなれた」「アットホームな雰囲気が良かった」といった、人間関係の良さを挙げる意見も多数あります。

    • 「農業体験など、普通の高校ではできない経験ができたのが良かった」と、地域連携の取り組みを評価する声もありました。

  • 気になる点:

    • 「施設の古さが少し気になった」という意見が見られました。

    • 「最寄り駅からは少し距離があるため、交通の便が良いとは言えない」という声もありました。

    • 部活動の種類が大規模校に比べると限られている点を指摘する意見もありました。

アクセス・通学

月形高等学校への主なアクセス方法は以下の通りです。

  • JR学園都市線「石狩月形駅」から徒歩約20分

  • バス停「月形高校」または「月形役場」から徒歩すぐ

JR学園都市線の北海道医療大学~新十津川間が廃止されたことに伴い、現在は当別~石狩月形~浦臼間で代替バスが運行されています。

通学している生徒は、地元の月形町のほか、近隣の岩見沢市、当別町、新篠津村、浦臼町などから通う生徒が多かったようです。

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。