留寿都高等学校は、羊蹄山のふもとに広がる留寿都村で、農業と福祉をいっしょに学べる全国でも珍しい高校です。作物を育てたり、地域の人を支える学びを通して、「誰かの役に立つ力」と「自分で生きていく力」を同時に身につけられるのが大きな魅力です。留寿都高等学校という名前から想像する以上に、学びの幅が広い学校だと考えてください。
留寿都高等学校は昼間の定時制課程で、少人数の落ち着いた環境の中、先生との距離が近い学びがしやすい雰囲気です。村の中心部に校舎と農場・ハウスがそろい、キャンパス全体が「学ぶための現場」になっています。
さらに留寿都高等学校には寮があり、遠方から来た生徒が全国各地から集まって共同生活をしています。生活面も含めて高校生活そのものが成長の場になるので、「新しい環境で自分を変えたい」「好きな分野で手を動かしながら学びたい」という人にとって、入学後のイメージがわきやすい学校です。
留寿都高等学校の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 北海道留寿都高等学校 |
| 区分 | 公立 |
| 共学/別学 | 共学 |
| 所在地 | 〒048-1731 北海道虻田郡留寿都村留寿都179-1 |
| 代表電話番号 | 0136-46-3376 |
| 公式サイト | https://rusutsu-highschool.ed.jp/ |
留寿都高等学校の偏差値・難易度・併願校
留寿都高等学校の偏差値は、農業福祉科でおおむね38前後と紹介されることが多いです。資料によって数値に幅があるため、目安として「北海道の公立高校の中でも入りやすい学力帯」と捉えると良いでしょう。
同じくらいの偏差値帯の近隣校としては、倶知安農業高校、真狩高校などが挙げられます。どちらも農業系の学びが中心で、学習のスタイルや進路の雰囲気が近い学校です。
北海道の公立高校入試では当日点に加えて内申点も見られますが、留寿都高等学校は学力だけでなく「農業や福祉に興味があるか」「学校でどんな力を身につけたいか」といった意欲や適性が重視される傾向があります。面接や志望理由の準備を丁寧にしておくと安心です。
併願校としては、後志・胆振エリアの私立高校の普通科・総合学科、あるいは農業・福祉・観光系の学びがある学校を組み合わせるケースが多いようです。公立同士の併願が難しい地域事情もあるため、私立を安全校として検討するのが現実的です。
留寿都高等学校に設置されている学科・コース
留寿都高等学校の入学時の学科は1つだけで、農業福祉科に入ります。そのうえで、2年次から自分の進路に合わせてコースを選びます。
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農業福祉科
農業と福祉を横断して学ぶ学科。植物や動物、食、介護・福祉の基礎を幅広く経験したい人におすすめ。 -
国際農業コース(2年次以降)
農作物の栽培や加工、環境・経営などを学び、将来の農業の担い手を目指すコース。海外農業実習などにもつながるので、農業を仕事にしたい人向き。 -
農業福祉コース(2年次以降)
農業の学びに加えて介護・福祉を深く学ぶコース。福祉施設実習を重ね、介護福祉士などの資格を目指す人に向いています。
留寿都高等学校の特色・校風
留寿都高等学校の校風を一言でいうと、実習中心、面倒見がよい、地域密着、少人数で温かい雰囲気、といった言葉が似合います。農場やハウス、福祉施設での実習が多く、「座って覚える」より「動いて身につける」学びが学校生活の中心になります。
宿題や定期テストはもちろんありますが、授業の中での実習やレポート、資格取得に向けた学習が大きな比重を占めるため、「目的のある勉強を続けやすい」という声につながりやすいタイプの学校です。教科の授業でもICTを活用し、2年次からは一人一台の端末で調べ学習や発表を行う体制が整っています。
校則は公立らしい基本的なルールを守る形で、特に寮生活では生活リズムや共同生活の約束を大切にする指導がされます。寮がある分、身だしなみや時間管理、あいさつなど生活面の指導は丁寧で、「高校での3〜4年間で自立したい人」に合う雰囲気です。アルバイトについては地域性や生活スタイルに左右されますが、学業や寮生活との両立が前提になります。制服は公立らしい落ち着いたデザインで、作業着や実習服を着る時間が多いのも特色です。土曜授業は行事や実習の都合で設定されることがあります。
留寿都高等学校の部活動・イベント
部活動
留寿都高等学校は人数が多い学校ではないので、部活動は「みんなで支え合って活動する」スタイルです。運動部・文化部ともに揃っており、実績を目指す活動と、生活を豊かにする活動が両立しています。
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野球部
少人数でも工夫しながら練習を積み、公式戦に挑む学校の象徴的な運動部の一つ。 -
バスケットボール部、バドミントン部
学年を越えて協力しやすく、体力づくりと仲間づくりの両方を楽しめる部活動。 -
国際交流部
地域や外部との交流、農業の国際的な視点を広げる活動が特徴。 -
放送局、図書局
学校行事の運営や日常の学習環境づくりを支える文化系の活動。
イベント
年間行事は季節と実習のリズムに合わせて組まれていて、体験を通して成長する行事が多いです。校内農場での販売や発表の場、地域と一緒につくる活動が多いのも留寿都高等学校らしさです。
主な行事としては、校内意見発表大会や技術競技大会、学校祭、農場(農産物)販売、スキー学習、見学旅行(修学旅行にあたる行事)などが行われます。見学旅行は関西方面などへ行き、班別自主研修で学びを深めるスタイルです。寮でも入寮式、焼肉パーティー、クリスマス会、送別会など、生活を彩るイベントがあり、寮生同士の結びつきが強くなりやすい環境です。
留寿都高等学校の進学実績
留寿都高等学校は、進学と就職の両方に対応する学校です。進学先は農業・福祉・食・生活に関わる分野の大学や専門学校が多く、就職は農業法人、観光、福祉施設、公務や地元企業など幅広く見られます。
大学では名寄市立大学などの公立大を含め、北海道情報大学、北星学園大学、酪農学園大学、札幌大学などへの進学が確認できます。専門学校では介護・医療・調理・保育系の学校に進む例が多いです。
また、福祉系の学習を深めた生徒は4年次に介護福祉士国家試験の受験資格を得られ、長年にわたり高い合格実績を出してきたことが学校の強みです。
留寿都高等学校の特長・アピールポイント
留寿都高等学校ならではの良さを、ポイントでまとめます。
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全国でも唯一の農業福祉科を持つ高校で、農業と福祉を同時に学べる。
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3年で卒業もでき、4年次で専門的に深めて資格取得や進路実現につなげられる。
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国際農業コースは海外農業実習、農業福祉コースは福祉施設実習など、学びがそのまま将来の体験になる。
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介護福祉士国家試験など資格取得のサポートが厚く、実績も高い。
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寮があり、月額の寮費が比較的抑えられていて、全国から通いやすい。
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ICTを使った授業や発表が多く、調べる力・伝える力が自然に伸びる。
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少人数で先生の目が行き届きやすく、実習も丁寧に指導してもらえる。
留寿都高等学校の口コミ・評判のまとめ
留寿都高等学校は小規模校のためネット上の口コミは多くありませんが、学校案内や活動の様子からは次のような評価につながりやすい特徴があります。
良い点としては、実習が多くて楽しい、資格に直結する学びができる、寮生活で仲間ができやすい、先生が近くて相談しやすい、地域との関わりが濃い、といった声が集まりやすいタイプの学校です。特に「手を動かして覚える授業が合う人には居場所になりやすい」という雰囲気があります。
気になる点としては、都市部の高校に比べると通学手段がバス中心で本数も限られること、冬の移動が大変な日があること、少人数ゆえに行事や部活動は一人ひとりの役割が大きいことなどが挙げられます。ただし、その分だけ「やる側に回れる」「自分の成長が早い」と感じる生徒も多いようです。
アクセス・通学
留寿都高等学校は留寿都村中心部にあり、道南バスの停留所「留寿都」から徒歩数分ほどで到着します。
遠方から通う場合は、JR倶知安駅前から留寿都方面へ向かう道南バス(倶知安留寿都線)を利用するルートが一般的で、所要はおよそ1時間弱です。
また札幌方面や洞爺湖温泉方面からも道南バスが出ており、地域全体のバス網で通学・帰省が成り立っています。
通学エリアは留寿都村・真狩村・喜茂別町・倶知安町など周辺町村が中心ですが、寮があるため道内各地や道外からの入学生もいます。寮生は徒歩で通学できる距離なので、雪の多い時期も生活リズムを整えやすいのが強みです。
留寿都高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
留寿都高等学校を目指すなら、まず「農業や福祉のどちらに、または両方に、どんな興味があるか」を自分の言葉で話せるようにしておくことが大切です。留寿都高等学校は実習や資格の学びが濃いので、入学後のイメージを持っている人ほど成長が早い傾向があります。
学力面では、教科書レベルの基礎をしっかり固めることが一番の近道です。難しい問題より、基本問題を丁寧に解ける力を重ねていきましょう。面接では「なぜ留寿都高等学校なのか」「ここで何を学びたいのか」を聞かれることが多いので、農業体験や福祉への関心、将来の目標を結びつけて語れるよう練習しておくと安心です。留寿都高等学校は、挑戦したい気持ちがある人をしっかり支えてくれる学校です。自分のペースで確実に力を伸ばしたい人、手を動かす学びで未来をつかみたい人は、ぜひ自信を持って挑戦してください。
※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。

