龍谷大学付属平安高等学校は、1876年創立という長い歴史と伝統を誇る、京都市下京区にある私立の共学校です。浄土真宗の精神に基づく人間教育を土台としながら、時代の変化に対応した先進的な教育を実践しています。甲子園最多出場を誇る硬式野球部をはじめ、全国レベルで活躍する部活動が多いことでも知られ、まさに文武両道を地で行く学校と言えるでしょう。
龍谷大学付属平安高等学校の基本情報
龍谷大学付属平安高等学校の偏差値・難易度・併願校
選抜特進コース:61 程度 プログレスコース:53 程度 アスリートコース:42 程度
龍谷大学付属平安高等学校に設置されている学科・コース
選抜特進コース
国公立大学や難関私立大学への現役合格を目指すコースです。週3回の大学受験対策講座「ドラゴンゼミ」や長期休暇中の補習など、手厚い学習サポートが特徴です。高いレベルで切磋琢磨したい、難関大学に挑戦したい生徒におすすめです。 プログレスコース
龍谷大学への進学を基本としながら、幅広い進路に対応できる学力を育成するコースです。2年次からは「グローバル英語専修クラス」や「理数専修クラス」も設置され、専門性を高めることができます。龍谷大学で学びたいことが明確な人や、文武両道を目指しながらじっくり進路を考えたい人に適しています。 アスリートコース
硬式野球部員のみが所属するコースです。「全国制覇」を目標に掲げ、野球の技術向上はもちろん、人間形成にも力を入れています。甲子園という大きな夢を追いかけたい、高いレベルで野球に打ち込みたい生徒のための専門コースです。
龍谷大学付属平安高等学校の特色・校風
校風のキーワード
文武両道、伝統と革新、落ち着いた雰囲気、面倒見が良い 宿題の量
コースによって差はありますが、「長期休暇は多いが、普段はそこまで多くない」という声が見られます。ただし、選抜特進コースでは、日々の予習復習に加え、受験対策講座などもあり、学習量は多くなる傾向があるようです。 校則
校則は「やや厳しい」という意見が多いようです。特に頭髪や服装に関する指導はしっかりしているとの口コミが見られます。スマートフォンの使用については、朝礼で回収し、終礼で返却されるという決まりがあるようです。 生徒たちの雰囲気
真面目で落ち着いた生徒が多いという評判です。特にプログレスコースは龍谷大学への進学を目指す生徒が多く、学習意欲が高い雰囲気にあります。部活動が盛んなため、活発な生徒も多く、全体的にはメリハリのある学校生活を送っているようです。 アルバイト
原則として禁止されていますが、特別な事情がある場合は許可制となっているようです。 制服
2024年度から制服が新しくなり、リボンがつくなど、より現代的で可愛らしいデザインになったと評判です。特に女子生徒からの人気が高いようです。 土曜授業
選抜特進コースは週6日制で土曜授業があります。プログレスコースとアスリートコースは基本的に週5日制ですが、模擬試験などで土曜日に登校することもあります。
龍谷大学付属平安高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部
何と言っても有名なのは、春夏合わせて全国最多の甲子園出場回数を誇る 硬式野球部 です。専用の「龍谷大平安ボールパーク」というグラウンドも持ち、全国から精鋭が集まります。
その他にも、インターハイ優勝経験のある フェンシング部 や、全国レベルで活躍する軟式野球部、卓球部、柔道部、チアダンス部 など、多くの部が輝かしい実績を上げています。文化部
文化部も活発で、特に 吹奏楽部 は100名を超える部員が在籍し、地域のイベントなどでも活躍しています。また、珍しい部活動として考古学研究部 や鉄道研究部 などがあり、生徒の多様な興味に応えています。
イベント
文化祭(平安祭)
毎年9月に行われる最大のイベントです。1年生は合唱、2年生は演劇、3年生は模擬店と、学年ごとに特色ある出し物に取り組みます。クラス一丸となって準備を進める中で、仲間との絆が深まります。 体育祭
10月に行われ、学年やクラス対抗で様々な競技に熱中します。部活動で鍛えた力を発揮する生徒も多く、学校全体が一体となって盛り上がる一日です。 研修旅行
2年生の2月には研修旅行が実施されます。行き先はハワイまたは沖縄から選択することができ、高校生活の忘れられない思い出となるようです。
龍谷大学付属平安高等学校の進学実績
龍谷大学への進学
最大の特色は、龍谷大学への内部進学制度です。プログレスコースの生徒を中心に、多くの生徒がこの制度を利用して進学します。2024年度の入試では、龍谷大学に364名が合格しています。 国公立大学
2024年度入試では、大阪大学をはじめ、京都教育大学、京都工芸繊維大学、滋賀大学など、国公立大学に26名が合格しています。 難関私立大学
「関関同立」(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)には合計57名が合格するなど、難関私立大学にも強さを見せています。 進学サポート
選抜特進コースでは、週3回の大学受験対策講座「ドラゴンゼミ」や、長期休暇中の講習、定期的な模擬試験などを実施し、生徒の学力向上を徹底的にサポートしています。また、オープンスペースの職員室は先生に質問しやすく、きめ細やかな指導が受けられる環境です。
龍谷大学付属平安高等学校の特長・アピールポイント
龍谷大学との高大連携プログラム
付属校ならではの強みを活かし、大学の講義を聴講したり、大学の施設を利用したりする機会が豊富にあります。早い段階から大学での学びを体験できるのは大きな魅力です。 独自の探究学習「仏教SDGs」
建学の精神である仏教の教えと、現代社会の課題であるSDGs(持続可能な開発目標)を融合させた、独自の探究学習プログラムを実践しています。 充実したスポーツ施設
甲子園常連の野球部が使用する専用グラウンド「龍谷大平安ボールパーク」のほか、2つの人工芝グラウンドやトレーニングルームなど、部活動に打ち込める環境が整っています。 2023年完成の新校舎「STEAM棟」
理科の実験室などを備えた新校舎が完成し、理数教育の環境がさらに充実しました。校舎全体が「教材」となるような工夫が凝らされています。 グローバル教育の推進
希望者対象のオーストラリア語学研修など、海外に視野を広げるプログラムも用意されています。ネイティブ教員も複数在籍し、実践的な英語力を養うことができます。 オープンスペースの職員室
生徒と教員の距離が近く、質問や相談がしやすい環境です。アットホームな雰囲気の中で、きめ細やかな指導を受けることができます。
龍谷大学付属平安高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が熱心で、質問にも丁寧に対応してくれる」という声が多数あります。 「龍谷大学への進学を考えているなら、内部進学制度が充実していて安心」 「部活動がとても盛んで、高い目標を持って打ち込める環境がある」 「自習室や図書室など、勉強に集中できる施設が整っている」 「行事がとても楽しく、クラスの団結力が強い」
気になる点 「校則が少し厳しいと感じることがある。特にスマホの使用ルールは厳格」という意見が見られます。 「コースによって生徒の雰囲気や学習意欲に差があるように感じる」 「施設は新しい棟もあるが、全体的に見ると少し古い部分もある」 「課題の量がコースによっては多いと感じることがある」
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス JR嵯峨野線(山陰本線)「梅小路京都西駅」より徒歩約7分 JR各線・近鉄京都線「京都駅」より徒歩約15分 JR嵯峨野線(山陰本線)「丹波口駅」より徒歩約11分 阪急京都線「大宮駅」より徒歩約15分 市バス・JRバス「七条大宮・京都水族館前」バス停より徒歩約1分
通学エリア
京都市内からはもちろん、JRや阪急、近鉄沿線の宇治市、長岡京市、さらには大阪府や滋賀県など、広い範囲から生徒が通学しています。
龍谷大学付属平安高等学校受験生へのワンポイントアドバイス