京都市立紫野高等学校は、「自由と規律」を大切にし、生徒一人ひとりの個性を尊重する校風で知られています。京都の公立高校では珍しい私服校で、生徒たちが自ら考え、判断し、行動することを重んじているのが大きな特長です。このような環境のもと、生徒たちはのびのびと学校生活を送りながら、学習や部活動、学校行事に主体的に取り組んでいます。
京都市立紫野高等学校の基本情報
京都市立紫野高等学校の偏差値・難易度・併願校
アカデミア科:65 普通科:62
龍谷大学付属平安高等学校 京都外大西高等学校 大谷高等学校 京都産業大学附属高等学校 京都橘高等学校
京都市立紫野高等学校に設置されている学科・コース
普通科 どんなことを学ぶ場所か:2年生から文系・理系に分かれ、国公立大学や難関私立大学への進学を目指し、幅広い教科をバランスよく学びます。基礎学力の定着を重視した授業が展開されます。 どんな生徒におすすめか:まだ将来の夢がはっきりと決まっていないけれど、大学進学を目指してしっかり勉強したい生徒や、文系・理系どちらの可能性も探りたい生徒におすすめです。
アカデミア科 どんなことを学ぶ場所か:人文・社会科学や自然科学の分野で、より専門的で探究的な学びを深めます。独自の専門科目や課題研究などを通して、思考力や表現力を養います。 どんな生徒におすすめか:特定の分野に強い興味があり、大学での研究を見据えた高度な学びをしたい生徒や、国際的な課題に関心がある生徒におすすめです。
京都市立紫野高等学校の特色・校風
校風キーワード :自由闊達、自主自律、個性の尊重、文武両道宿題の量 :他の進学校と比較して、量は標準的かやや少なめという声が多いようです。ただし、自分で学習計画を立てて進めることが求められます。校則 :校則は比較的緩やかです。服装 :制服はなく私服での通学が認められています。生徒はTPOに合わせた服装を自分で考えて着用しており、個性豊かなファッションを楽しむ生徒も多いです。卒業式では、多くの生徒が袴やスーツなど思い思いの晴れ着で出席するのが伝統となっています。スマホ :校内での使用が認められており、休み時間などに使用している生徒が多いようです。授業中の使用はもちろん禁止されています。アルバイト :原則として禁止されていますが、家庭の事情などにより許可を得て行っている生徒もいるようです。
生徒たちの雰囲気 :真面目な生徒と活発な生徒がバランス良く在籍している印象です。自由な校風のもと、互いの個性を認め合う雰囲気があります。 学校行事や部活動には非常に熱心に取り組む生徒が多いのが特長です。制服の評判 :前述の通り制服はありません。高校生らしい服装を各自が判断して着用しています。土曜授業 :基本的に土曜授業はありません。
京都市立紫野高等学校の部活動・イベント
部活動
全体の様子 :体育系・文化系合わせて多くの部があり、全国大会や近畿大会に出場する部も少なくありません。部活動への加入率は高く、多くの生徒が勉強と両立させながら熱心に活動しています。主な部活動 :放送部 :全国大会の常連として知られ、数々の賞を受賞している強豪です。アナウンスや番組制作など、本格的な活動を行っています。チアダンス部 :こちらも全国大会に出場する実力を持っています。 明るく元気なパフォーマンスで、学校行事や地域のイベントを盛り上げています。陸上競技部 :近畿大会や全国大会へ出場する選手を輩出しています。文化部 :軽音楽部や漫画アニメ部、ESS(英語)部など、文化部も活発に活動しており、文化祭(紫野祭)では素晴らしい発表や展示が見られます。
イベント
紫野祭(文化祭) :毎年9月に行われる紫野高校最大のイベントです。クラスごとの演劇や展示、文化部の発表、有志によるステージなど、多彩な企画で盛り上がります。そのクオリティの高さは地域でも評判です。体育祭 :10月に行われ、クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げます。学年を超えて団結し、応援にも力が入ります。修学旅行 :普通科はマレーシア、アカデミア科はシドニーまたはロンドン・ダブリンなど、国際色豊かな研修旅行が実施されています。 異文化に触れる貴重な体験ができます。
京都市立紫野高等学校の進学実績
国公立大学 :京都大学、大阪大学、神戸大学といった難関大学をはじめ、多くの国公立大学に合格者を出しています。過去の実績を見ると、国公立大学全体で毎年数十名の合格者が出ています。難関私立大学 :関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)には特に強く、毎年多数の合格者を出しています。 早稲田、慶應などの関東の難関大学へ進学する生徒もいます。その他の進路 :ほとんどの生徒が大学進学を希望しますが、専門学校への進学や就職など、多様な進路選択にも対応しています。進学サポート :夏休みや冬休みには進学補習が開講されるほか、普段の授業後にも補習が行われるなど、学習サポートが充実しています。 また、探究活動などを通して、大学入試で求められる思考力や表現力を養う機会も豊富にあります。
京都市立紫野高等学校の特長・アピールポイント
「自由と規律」を重んじる校風 :校則で縛るのではなく、生徒一人ひとりの自主性を尊重し、自ら考えて行動する力を育むことを大切にしています。制服のない私服校 :多様性を認め合い、個性を表現できる環境です。TPOをわきまえた服装を自分で考える経験も、社会性を育む上で貴重な学びとなります。探究活動「Global Citizenship」 :全生徒が履修する学校独自の探究学習プログラムです。 持続可能な開発目標(SDGs)などをテーマに、社会課題について考え、解決策を探る活動を通して、思考力や協働性を養います。ユネスコスクールとしての国際交流 :京都府の公立高校で初めてユネスコスクールに加盟し、グローバルな視点を育む教育を推進しています。 海外研修や留学生の受け入れも盛んです。生徒が主役の学校行事 :文化祭や体育祭は、企画から運営まで生徒会や実行委員会が中心となって行われ、学校全体が一体となって大きな盛り上がりを見せます。充実した部活動 :全国レベルで活躍する部活動が複数あり、文武両道を実践できる環境が整っています。アカデミア科の設置 :特定の分野をとことん探究したい生徒のために、専門性の高い学びの場が用意されています。
京都市立紫野高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「とにかく自由で楽しい。自分のやりたいことに挑戦できる雰囲気がある」という声が非常に多いです。 「行事が本当に盛り上がる。クラスや学年の団結力が強く、最高の思い出が作れる」といった、行事に対する満足度の高い口コミが目立ちます。 「私服なので、毎日好きな服が着られて嬉しい。個性を尊重してくれる学校だと思う」という意見もあります。 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる。補習なども充実している」など、学習サポートの手厚さを評価する声も多いです。
気になる点 :「自由な反面、自分でしっかりしないと流されてしまう。自主性が求められる」という意見があります。 「校舎や体育館などの施設が少し古いのが気になる」という声が一部で見られます。 「最寄り駅から少し歩くので、アクセスが少し不便に感じる」という口コミもあります。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス :京都市営地下鉄烏丸線「北大路駅」から徒歩約19〜25分。 北大路駅前の「北大路バスターミナル」から市バスに乗り、「船岡山」バス停下車、徒歩約2〜3分。 京福電気鉄道北野線「北野白梅町駅」から徒歩約25分。
通学エリア :京都市内全域から生徒が通学していますが、特に北区、上京区、中京区など、市内の中心部から北部のエリアに住む生徒が多い傾向があります。自転車で通学する生徒も多く見られます。
京都市立紫野高等学校受験生へのワンポイントアドバイス