京都府立南陽高等学校は、京都府南部の木津川市に位置し、勉学と部活動の両立を目指す生徒たちにとって非常に人気の高い進学校です。「進取・敬愛・雄健」の校訓のもと、生徒一人ひとりの個性を尊重し、主体的に学ぶ姿勢を育む教育を実践しています。特に、専門学科である「サイエンスリサーチ科」は、科学的な探究活動に力を入れており、将来、研究者や専門家を目指す中学生から大きな注目を集めています。
南陽高等学校の基本情報
南陽高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値
サイエンスリサーチ科: 67普通科: 65
難易度・内申点の目安
主な併願校
洛南高等学校 立命館宇治高等学校 同志社国際高等学校 京都橘高等学校 大谷高等学校
南陽高等学校に設置されている学科・コース
サイエンスリサーチ科 : 科学的な探究活動に特化した専門学科です。大学や研究機関と連携した本格的な実習や課題研究を通して、科学的な思考力や表現力を養います。将来、理系の研究者や医療関係の道に進みたい、知的好奇心が旺盛な生徒におすすめです。普通科 : 幅広い進路希望に対応できるカリキュラムが組まれています。2年生から文系と理系に分かれ、国公立大学や難関私立大学への進学を目指します。自分の興味や関心に合わせて、じっくりと将来の目標を見つけたい生徒に適しています。
南陽高等学校の特色・校風
校風・雰囲気
生徒たちが気になるポイント
宿題の量 : 課題や小テストは「多い」と感じる生徒が多いようです。特に予習・復習を前提とした授業が多く、日々の家庭学習が非常に重要になります。校則 : 他の公立高校と比較すると、校則は標準的か、少し厳しめという声があります。スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、校内での使用には制限があるようです。服装や頭髪に関する指導も定期的に行われています。生徒たちの雰囲気 : 真面目で落ち着いた生徒が多いですが、文化祭などの行事では一体となって盛り上がるなど、オンとオフの切り替えが上手な印象です。部活動加入率も高く、学業と両立しながら熱心に活動する生徒が多くいます。アルバイト : 原則として禁止されています。制服 : 紺色のブレザーで、男子はネクタイ、女子はリボンまたはネクタイを着用します。シンプルで知的な印象のデザインは、生徒や保護者からも評判が良いようです。土曜授業 : 土曜学習会が実施されており、学力向上に向けたサポート体制が整っています。
南陽高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 : なぎなた部や女子ソフトボール部などが、近畿大会や全国大会で活躍しています。その他、野球部、サッカー部、バスケットボール部、テニス部など、多くの部が熱心に活動しています。文化部 : 吹奏楽部は定期演奏会を開催するなど活発に活動しており、高い評価を得ています。また、放送局は全国大会の常連として知られています。科学系の部活動も充実しており、サイエンスリサーチ科の生徒を中心に、日々の研究活動に取り組んでいます。
イベント
陽光祭(文化祭) : 毎年9月に行われる文化祭は、クラスごとの展示やステージ発表、文化部の発表など、多彩な企画で大変盛り上がります。一般公開もされており、多くの来場者で賑わう学校最大のイベントです。体育祭 : 6月に行われ、学年やクラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げます。応援合戦なども見どころの一つで、生徒たちの団結力が深まる一日です。研修旅行 : 2年生の秋に実施されます。近年は東京方面への研修旅行が行われており、大学訪問や企業見学、文化施設の見学など、進路意識を高めるためのプログラムが組まれています。
南陽高等学校の進学実績
最新の主な大学進学実績
国公立大学 : 京都大学、大阪大学、神戸大学、京都工芸繊維大学、京都府立大学、大阪公立大学、滋賀大学、奈良女子大学など、関西圏を中心に多数の合格実績があります。難関私立大学 : 同志社大学、立命館大学、関西大学、関西学院大学といった「関関同立」に非常に多くの合格者を出しています。その他、近畿大学、龍谷大学、京都産業大学などにも多数進学しています。
進学サポート
南陽高等学校の特長・アピールポイント
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校 : 文部科学省からSSHの指定を受けており、先進的な理数系教育を実践しています。大学や研究機関と連携した高度な学習機会が豊富にあります。本格的な探究活動「サイエンス」 : 全ての生徒が取り組む探究活動が非常に充実しています。特にサイエンスリサーチ科では「サイエンスⅠ」「サイエンスⅡ」といった専門科目を通して、課題設定から研究、発表までの一連のプロセスを深く学びます。充実したICT環境 : 生徒一人ひとりが学習用端末を活用し、授業や探究活動、情報収集などに活かしています。ICTを活用した主体的な学びが推進されています。活発な国際交流 : 海外の姉妹校との交流や、海外への留学プログラムが用意されています。希望者は短期・中期の海外留学にチャレンジすることができ、国際的な視野を広げることができます。中高一貫教育 : 附属中学校が併設されており、6年間を見通した体系的な教育が行われています。高校からの入学者にも良い刺激となっています。地域との連携 : 関西文化学術研究都市という立地を活かし、地域の研究施設や企業と連携した学習活動を積極的に行っています。公式マスコットキャラクター「くまなん」 : 生徒によってデザインされた「くまなん」は、学校の様々な場面で活躍する人気のキャラクターです。
南陽高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点
「先生方のサポートが手厚く、質問にも丁寧に対応してくれる」 「サイエンスリサーチ科の探究活動は大変だけど、他ではできない貴重な経験ができた」 「落ち着いて勉強できる環境と、行事で盛り上がるメリハリのある雰囲気が良い」 「部活動が盛んで、勉強と両立しながら本気で打ち込める」 「周りの生徒の学習意欲が高く、互いに切磋琢磨できる」 「自習室などの学習環境が整っているのがありがたい」
気になる点
「課題や小テストが多く、毎日勉強しないとついていくのが大変」 「国公立大学への進学を重視する傾向が強く、私立大学を第一志望にしていると少し物足りなさを感じるかもしれない」 「最寄り駅から少し距離があり、坂道もあるので夏場は少し大変」 「校則が少し厳しいと感じることがある」
アクセス・通学
近鉄京都線「高の原」駅 より徒歩約20分JR奈良線「平城山」駅 より徒歩約25分JR関西本線「木津」駅 より奈良交通バスで約10分、「南陽高校」下車
南陽高等学校受験生へのワンポイントアドバイス