初芝立命館高等学校は、大阪府堺市にある、立命館大学との連携が魅力の私立高校です。自分の将来の夢や目標に合わせて選べる多彩なコース設定が特長で、一人ひとりの可能性を最大限に引き出す教育環境が整っています。高校生活を通じて、学力だけでなく、グローバルな視野や主体性も身につけたいと考えている中学生の皆さんにとって、初芝立命館高等学校は非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

「はつりつ」の愛称で親しまれるこの学校は、綺麗な校舎や充実した施設でも知られており、快適な環境で3年間を過ごすことができます。勉強はもちろん、部活動や学校行事にも全力で打ち込める環境が、あなたの高校生活をより一層輝かせてくれるはずです。

この記事では、そんな初芝立命館高等学校の偏差値やコースの特色、先輩たちのリアルな口コミまで、進路を考える上で気になる情報を詳しくご紹介します。この記事を読んで、自分に合った高校かどうか、じっくり考えてみてください。

初芝立命館高等学校の基本情報

項目 内容
正式名称 初芝立命館高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 共学
所在地 〒599-8123 大阪府堺市東区北野田194-1
代表電話番号 072-235-3900
公式サイトURL https://www.hatsushiba.ed.jp/ritsumeikan/

初芝立命館高等学校の偏差値・難易度・併願校

初芝立命館高等学校の偏差値はコースによって幅広く、自分の学力や目標に合わせて挑戦できるのが大きな特徴です。特に立命館大学への進学を目指すコースは人気が高く、しっかりとした受験対策が必要になります。

コースごとの偏差値の目安は以下の通りです。

  • 普通科アドバンスト英数コースα: 63

  • 普通科立命館コース: 61

  • 普通科アドバンスト英数コースβ: 59

  • 普通科グローバル特進コースα: 58

  • 普通科グローバル特進コースβ: 55

  • 体育科: 46

同じくらいの偏差値の高校としては、桃山学院高等学校(文理)、大阪学芸高等学校(特進)などが挙げられます。合格に必要な内申点の目安としては、コースにもよりますが、5段階評価で平均4以上は目指したいところです。

主な併願校としては、公立トップ校の三国丘高等学校や岸和田高等学校を受験する生徒が、初芝立命館高等学校を選択するケースが多いようです。私立では、清風南海高等学校、帝塚山学院泉ヶ丘高等学校、桃山学院高等学校など、同レベルの進学校が併願先としてよく選ばれています。

初芝立命館高等学校に設置されている学科・コース

初芝立命館高等学校では、生徒一人ひとりの夢や進路希望に対応するため、多彩な学科とコースが設置されています。

  • 【普通科】立命館コース

    立命館大学・立命館アジア太平洋大学(APU)への進学を前提としたコースです。大学での学びに繋がる探究的な学習が多く、将来の目標が明確な人におすすめです。

  • 【普通科】アドバンスト英数コース(α・β)

    国公立大学や難関私立大学への現役合格を目指すコースです。演習中心の授業で実践力を養い、仲間と切磋琢磨しながら高い目標に挑戦したい人に最適です。

  • 【普通科】グローバル特進コース(α・β)

    国内外の国公立大学や私立大学への進学を目指します。豊富な英語プログラムや海外研修を通じて、国際的な視野を広げたい人におすすめのコースです。

  • 【体育科】

    特定の部活動に所属し、競技力の向上と人間的成長を目指すコースです。スポーツを通じて心身を鍛え、文武両道を実践したい人にぴったりです。

初芝立命館高等学校の特色・校風

初芝立命館高等学校は、「文武両道」と「グローバル」をキーワードにした活気のある校風が特徴です。

生徒たちの雰囲気は、コースによって少しカラーが違うようですが、全体的には真面目で落ち着いているという声が多いです。宿題の量はコースによりますが、特に進学を目指すコースでは多めに出される傾向があるようです。

校則については、私立高校としては標準的か、少し厳しめと感じる生徒もいるようです。特に頭髪や服装に関する指導は定期的に行われるとの口コミが見られます。スマートフォンの校内での使用は原則禁止されているようです。アルバイトも原則禁止となっています。

制服は、品のあるブレザースタイルで、生徒からの評判は良いようです。土曜授業は基本的に実施されており、学習時間をしっかり確保する体制が整っています。施設が非常に綺麗で、特にトイレはショッピングモールのようだと評価する声もあり、快適な学校生活が送れる点も魅力の一つです。

初芝立命館高等学校の部活動・イベント

部活動

初芝立命館高等学校は部活動が非常に盛んで、多くの生徒が勉強と両立しながら活動に打ち込んでいます。運動部・文化部ともに充実しており、全国レベルで活躍するクラブも少なくありません。

  • ダンス部: 全国大会の常連で、メディアに取り上げられることもある実力派クラブです。表現力豊かなパフォーマンスは、校内でも注目の的です。

  • 自転車競技部: インターハイなどで輝かしい実績を誇る強豪クラブです。専門的な指導のもと、高いレベルで競技に打ち込める環境が整っています。

  • 野球部: 「甲子園」出場を目指し、専用グラウンドで日々練習に励んでいます。重点指定クラブとして、学校からのサポートも手厚いです。

この他にも、サッカー部、陸上競技部、剣道部などが活発に活動しています。文化部では、吹奏楽部や書道部などがコンクールで成果を上げています。

イベント

学校生活を彩るイベントも、初芝立命館の大きな魅力です。

  • 体育祭: クラス対抗で様々な競技に挑み、学校全体が一体となって盛り上がります。応援合戦なども見どころの一つです。

  • 文化祭(飛翔祭): クラスや文化部による展示、ステージ発表などが行われます。準備期間から生徒が主体となって作り上げる、活気あふれるイベントです。

  • 修学旅行: 近年では海外(オーストラリアなど)を訪れるプログラムもあり、異文化に触れる貴重な体験ができます。グローバル教育に力を入れる学校ならではの行事と言えるでしょう。

初芝立命館高等学校の進学実績

初芝立命館高等学校の最大の強みは、立命館大学への内部進学制度です。立命館コースの生徒の多くが、この制度を利用して立命館大学や立命館アジア太平洋大学(APU)へ進学しています。

一方で、他のコースの生徒も国公立大学や難関私立大学へ多数合格しており、学校全体として高い進学実績を誇っています。

  • 国公立大学: 大阪公立大学、和歌山大学、奈良女子大学など、近畿圏を中心に合格者を出しています。

  • 難関私立大学: 関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)への合格者数が非常に多く、2024年度入試では合計で150名以上の合格実績があります。産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)にも多くの生徒が進学しています。

これらの進学実績を支えているのが、手厚いサポート体制です。全学年で年間400時間にも及ぶ補習が開講されているほか、個別の進路相談や小論文・面接指導も充実しており、生徒一人ひとりの志望校合格を力強くバックアップしています。

初芝立命館高等学校の特長・アピールポイント

初芝立命館高等学校ならではの魅力を、5つのポイントにまとめました。

  • 立命館大学との強力な高大連携

    立命館コースでは、大学の講義を体験したり、大学生から直接アドバイスをもらえたりする機会が豊富にあります。大学での学びを具体的にイメージしながら高校生活を送れるのは、大きなメリットです。

  • 充実したグローバル教育プログラム

    ネイティブ教員による授業はもちろん、海外修学旅行や希望者向けの留学プログラムが充実しています。実践的な語学力と国際感覚を身につけることができます。

  • 多彩なコース設定で未来を描ける

    大学進学から文武両道まで、自分の目標に合わせたコースを選べます。入学後も、目標の変化に応じてコースを変更できる場合があります。

  • 美しく快適な学習環境

    校舎は清潔で明るく、ICT設備も整っています。特にトイレが綺麗であるという口コミが多く、生徒が気持ちよく過ごせる環境づくりに力が入れられています。

  • 全国レベルで活躍できる部活動

    ダンス部や自転車競技部をはじめ、多くの部活動が輝かしい実績を上げています。高校で何かに本気で打ち込みたい生徒にとって、最高の環境が用意されています。

初芝立命館高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、様々な声が寄せられています。学校選びの参考に、良い点と気になる点の両方を見てみましょう。

  • 良い点

    • 「立命館大学に進学したいという明確な目標があるなら、立命館コースは最高の環境だと思う」

    • 「先生方が熱心で、質問や相談に親身になって乗ってくれる」

    • 「施設が本当に綺麗で、毎日快適に過ごせるのが嬉しい」

    • 「部活動が盛んで、高いレベルを目指せる。仲間との絆も深まった」

    • 「食堂のメニューが豊富で美味しいと評判です」

  • 気になる点

    • 「校則が少し厳しいと感じることがある。特にスマホの使用ルールはもう少し緩やかだと嬉しい」

    • 「駅から少し距離があり、バスを利用するか、15分ほど歩く必要があるのが少し不便」

    • 「コースによって先生の力の入れ具合や生徒の雰囲気に差があるように感じる」

    • 「課題や小テストが多く、勉強はかなり大変。自主的に学習する習慣がないと厳しいかもしれない」

アクセス・通学

初芝立命館高等学校へのアクセスは、複数の駅から可能です。

  • **南海高野線「北野田駅」**から

    • 南海バス「初芝高校前」下車すぐ

    • 徒歩で約16分

  • **南海高野線「狭山駅」**から徒歩約10分

スクールバスも和泉中央、泉ヶ丘、富田林、北野田の各方面から運行されており、遠方からの通学もサポートしています。堺市内をはじめ、大阪狭山市、富田林市、河内長野市など、南大阪エリアを中心に幅広い地域から生徒が通学しています。

初芝立命館高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

ここまで読んでくれてありがとう。初芝立命館高等学校の魅力、伝わったでしょうか。この学校は、「将来、立命館大学で学びたい」という強い意志がある人、あるいは「高いレベルの文武両道を目指したい」という情熱を持っている人に、特におすすめしたい学校です。多彩なコースがあるので、高校生活で何を頑張りたいのかを自分の中でしっかり見つめ直すことが、最初のステップになります。

受験勉強では、まず基礎を徹底的に固めることが大切です。特にアドバンスト英数コースや立命館コースを目指すのであれば、英語と数学の応用力は必須になります。過去問を繰り返し解き、出題傾向に慣れておきましょう。初芝立命館高等学校は、あなたの「挑戦したい」という気持ちを全力で応援してくれる学校です。目標に向かって頑張る仲間たちと、充実した3年間を送ってくださいね。応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。