富山県立八尾高等学校は、「おわら風の盆」で知られる歴史と文化の香り高い富山市八尾町にあります。1922年の創立から100年以上の歴史を刻み、地域に根ざした教育を実践してきました。「高啼く理想 道を拓かん」という校訓のもと、生徒一人ひとりが自らの進路を切り拓き、社会に貢献できる人材の育成を目指しています。
富山県立八尾高等学校の基本情報
富山県立八尾高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:偏差値 53〜54
富山県立八尾高等学校に設置されている学科・コース
普通科
2年生から、幅広い進路希望に対応する「文系コース」「理系コース」と、専門的な学びを深める「福祉コース」に分かれます。 福祉コース
「福祉マインド」の育成を目標に、介護や福祉に関する専門的な知識と技術を学びます。校内での実習だけでなく、地域の福祉施設と連携した実践的な学習が豊富で、将来、医療や福祉の分野で活躍したい生徒におすすめです。
富山県立八尾高等学校の特色・校風
宿題の量 :「課題が多い」という声が在校生や卒業生から多く聞かれます。特に、大学進学を目指す生徒にとっては、日々の予習・復習に加えて課題をこなす学習習慣が求められるようです。校則 :比較的厳しいという意見が見られます。特に頭髪指導は厳格なようで、パーマや染色は認められていません。服装についても、スカート丈や着こなしについて細かな規定があるようです。 スマートフォンの持ち込みは可能ですが、校内での使用は制限されているとの情報があります。生徒たちの雰囲気 :全体的に真面目で落ち着いた生徒が多いようです。自然に囲まれた環境でのびのびと過ごしており、学校行事などではクラスで団結して盛り上がる活気も見られます。アルバイト :原則として禁止されているようですが、特別な事情がある場合は許可制で認められることもあるようです。制服 :男子は伝統的な黒の詰襟学生服、女子は紺色のブレザーにチェック柄のスカートです。制服に関する評判は様々ですが、清楚で落ち着いたデザインであると言えるでしょう。土曜授業 :土曜授業は基本的に実施されていないようです。
富山県立八尾高等学校の部活動・イベント
部活動
ボート部 :全国大会の常連校として非常に有名です。 インターハイや国体で何度も優勝経験があり、日本代表選手も輩出しています。 豊かな自然環境を活かして、日々厳しい練習に励んでいます。郷土芸能部 :地域の伝統芸能である「越中おわら節」の継承と発展に取り組んでいます。 地域のイベントやお祭りでも演舞を披露し、高い評価を得ています。 運動部並みに体幹が鍛えられるハードな活動ですが、伝統文化に触れられる貴重な経験ができます。その他の部活動 :運動部は野球部、サッカー部、陸上競技部、テニス部など12部、文化部は吹奏楽部、美術部、書道部など7部が活動しており、生徒たちはそれぞれの目標に向かって熱心に取り組んでいます。
イベント
体育大会 :紅麟(こうりん)、白鳳(はくほう)、青鸞(せいらん)、黄龍(こうりゅう)の4つの団に分かれて競い合います。 応援合戦やデコレーションも見どころの一つで、学校全体が一体となります。八尾高校ならではのプログラムとして、生徒による「おわら踊り」も披露されます。高啼祭(文化祭) :3年に一度開催される文化祭で、各クラスや部活動が展示やステージ発表など趣向を凝らした催しを行います。 次回は2025年度に開催が予定されています。進路探訪 :2年生の時に、大学などを訪問する行事です。 県内の普通科高校で学年全体が参加する進路探訪は珍しく、生徒が早い段階で自らの進路について考える良い機会となっています。ハートフルクリスマス :福祉コースの生徒が中心となり、地域の子供たちを招いて開催する交流イベントです。 生徒たちが手作りのプレゼントを用意するなど、心温まる行事として親しまれています。
富山県立八尾高等学校の進学実績
国公立大学 :富山大学(例年5名以上)、金沢大学、新潟大学などの北陸の大学を中心に、旧帝国大学にも合格者を輩出しています。難関私立大学 :GMARCH(学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政)や、関関同立(関西、関西学院、同志社、立命館)にもコンスタントに合格者を出しています。その他の進路 :私立大学や短期大学、看護・医療系の専門学校への進学者も多くいます。特に福祉コースの生徒は、学んだ知識を活かして福祉系の大学や専門学校へ進むケースが多いようです。
富山県立八尾高等学校の特長・アピールポイント
地域に根ざした探究活動 :「おわら風の盆」で知られる八尾町の歴史や文化、産業をテーマにした探究活動が盛んです。全国レベルのボート部 :インターハイや国体で輝かしい実績を誇るボート部があり、高いレベルで競技に打ち込みたい生徒にとって最高の環境です。伝統を継承する郷土芸能部 :地域の宝である「越中おわら節」を学び、次世代に伝えていく貴重な活動を行っています。充実した福祉教育 :普通科の中に「福祉コース」を設置し、専門的な知識と実践力を身につけることができます。 地域の福祉施設との連携も深く、実践的な学びが豊富です。ユネスコスクールとしての活動 :持続可能な開発目標(SDGs)に関する探究活動など、グローバルな視点を育む教育にも力を入れています。自然豊かな学習環境 :立山連峰を望む丘の上にあり、四季の移ろいを感じながら落ち着いた環境で学ぶことができます。生徒主体の学校行事 :体育大会や文化祭など、生徒が中心となって企画・運営する行事が多く、自主性や協調性を育む機会が豊富です。
富山県立八尾高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」という声が多く、生徒と教員の距離が近いようです。 「自然に囲まれた環境で、のびのびと過ごせる」と、落ち着いた学習環境を評価する意見が見られます。 「体育大会などの行事がとても盛り上がり、クラスの団結力が深まる」といった、学校生活の楽しさに関する口コミも多いです。 「部活動が盛んで、特にボート部や郷土芸能部など、特色ある活動ができるのが魅力」という声があります。 「福祉コースで専門的なことを学べるのが良い」と、特色ある教育内容を評価する意見もあります。
気になる点 「課題の量がとにかく多い」という意見は、多くの口コミで共通して見られます。 「校則が他校に比べて厳しいと感じる」特に頭髪や服装に関する指導について言及する声があります。 「最寄り駅から坂道を15分ほど歩く必要があり、アクセスが少し大変」という意見があります。 「校舎や体育館などの施設が少し古い」という声も一部で見られます。 豊かな自然環境の裏返しとして、「夏場は虫が多い」という口コミもあります。
アクセス・通学
JR高山本線 :「越中八尾駅」で下車し、徒歩約15〜17分。 駅からは上り坂が続きます。バス 市営八尾バス「高校前行」を利用すると、学校の近くまで行くことができます。 富山地鉄バスが、大沢野方面などから学校への通学バスを運行しています。 その他、コミュニティバスの路線も利用可能です。
富山県立八尾高等学校受験生へのワンポイントアドバイス