富山県立大門高等学校は、射水市にある自然豊かな環境に囲まれた公立高校です。1986年に設立された、富山県で最も新しい普通科単独校として知られています。 そんな大門高校の大きな特色は、普通科の中に「情報コース」を設け、情報化社会に対応できる人材育成に力を入れている点です。 1年生から情報に関する専門的な授業を受けられるため、コンピュータやプログラミングに興味がある中学生にとっては非常に魅力的な環境と言えるでしょう。
富山県立大門高等学校の基本情報
富山県立大門高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値
普通科:55
難易度・内申点の目安
主な併願校
高岡第一高等学校 龍谷富山高等学校 富山国際大学付属高等学校
富山県立大門高等学校に設置されている学科・コース
普通科 1年生では、全員が共通のカリキュラムで基礎学力を固めます。2年生からは、文系・理系・情報コースに分かれて、それぞれの進路希望に応じた学習を進めていきます。
情報コース(2年次より) 理系に分類され、通常の理系科目に加えて、情報科学に関する専門的な学習を深めます。 コンピュータの活用や課題研究を通して、情報社会で活躍するための実践的な力を養うことを目的としており、大学の理工系学部や情報系学部への進学を目指す生徒におすすめです。
富山県立大門高等学校の特色・校風
校風
学校生活に関する口コミ・評判
宿題の量:週末課題など、課題の量は「多い」と感じる生徒が多いようです。 先生方が生徒の学習を熱心にサポートしようとする姿勢の表れとも言えますが、計画的に学習を進める習慣が求められます。 校則:他の高校と比較すると、やや厳しいという意見が見られます。 特に頭髪検査は厳格に行われることがあるようです。 スマートフォンは校内ではロッカーに預けるのが原則ですが、実際には持っている生徒もいるとの声もあります。 生徒の雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、入学後に目標を見失ってしまう生徒も一部いるようです。 しかし、良い友人関係を築き、充実した学校生活を送っている生徒もたくさんいます。 アルバイト:原則として禁止されているようです。 制服:男子はブレザー、女子はブレザーです。 デザインについては、「夏服がダサい」といった厳しい意見も一部見られます。 制服のネクタイには、「大門」という校名にちなんで「大文字草(ダイモンジソウ)」がデザインされています。 土曜授業:実施されています。
富山県立大門高等学校の部活動・イベント
部活動
特に実績が豊富な部活動 吹奏楽部:北信越大会に出場するなど、県内でもトップレベルの実績を誇ります。 定期演奏会も開催しており、地域からも親しまれています。 伝統芸能部:こちらも好成績を収めている部活動として知られています。 ハンドボール部、弓道部、剣道部:県の大会で上位入賞する実力を持っています。
イベント
学園祭:文化発表会と合わせて開催され、クラスや文化部による展示、ステージ発表などで大変盛り上がります。 体育大会:クラス対抗で様々な競技に臨み、団結力を深めるイベントです。 進路研修旅行:2年生の時に実施され、大学見学などを通して進路意識を高める貴重な機会となっています。
富山県立大門高等学校の進学実績
最新の大学進学実績
国公立大学 富山大学、金沢大学、富山県立大学といった地元の国公立大学への進学者が多い傾向にあります。 その他、新潟大学など近県の大学へもコンスタントに合格者を出しています。
難関私立大学 関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)には、2024年度に15名が合格しています。 その他、法政大学、東洋大学、日本大学などの首都圏の大学や、金沢工業大学、中京大学などの中部地方の大学にも多くの合格者を輩出しています。
進路サポート
富山県立大門高等学校の特長・アピールポイント
県内唯一の「情報コース」:普通科でありながら、情報科学を専門的に学べるコースが設置されています。 1年生から情報科目が必修となっており、全生徒が情報活用の基礎を身につけることができます。 充実した情報教育設備:マルチメディアに対応したコンピュータが約100台設置されており、生徒は最先端の環境で学習に取り組むことができます。 文部科学省の「DXハイスクール」にも採択され、今後さらにICTを活用した学びが加速していくことが期待されます。 国際交流活動が盛ん:2年に一度のペースで「国際環境会議」に生徒を派遣するなど、海外の高校生と交流する機会が設けられています。 英語でのプレゼンテーションなどを通して、グローバルな視野を養うことができます。 地域との連携:地元の「凧まつり」に参加したり、射水市と連携して地域の課題について研究したりと、地域に根差した活動を積極的に行っています。 生徒の主体性を育む課題研究:情報コースの「情報課題研究」では、生徒が自らテーマを設定し、探求活動を行います。 生成AIやロボットシミュレーションなど、最先端の分野に取り組むことも可能です。 きめ細やかな進路指導:進路講演会やキャリア講座「職業人に学ぶ」など、生徒が自分の将来を考えるための多様なプログラムが用意されています。
富山県立大門高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点
「先生と生徒の距離が近く、親身に相談に乗ってくれる」という声が多く聞かれます。 「情報コースでは、金沢工業大学や富山県立大学で実習を行う機会があり、貴重な体験ができる」といった、特色ある教育内容を評価する声があります。 「一生付き合える友達がたくさんできた」という口コミもあり、アットホームな雰囲気の中で良い人間関係を築けるようです。 「部活動が盛んで、文武両道を目指せる環境が良い」という評判です。
気になる点
「週末課題が多く、勉強が大変」という声が一定数あります。 質より量といった指導方針に不満を感じる生徒もいるようです。 「校則が他の高校に比べて厳しい」と感じる生徒もいます。 「自称進学校という言葉が似合う」といった厳しい意見も見られます。 先生からの学習へのプレッシャーと、一部の生徒の学習意欲との間にギャップがあるのかもしれません。 「施設が全体的に古い、汚い」という指摘があります。
アクセス・通学
最寄り駅:あいの風とやま鉄道「越中大門駅」から徒歩約18〜20分 バス:コミュニティバス「大門高校前」バス停から徒歩1分
富山県立大門高等学校受験生へのワンポイントアドバイス