山梨県立都留高等学校は、120年以上の歴史と伝統を誇る、県内屈指の進学校です。「質実剛健」「自学進取」を校訓に掲げ、学問と部活動の両方で高いレベルを目指す「文武両道」を実践しています。生徒一人ひとりが持つ無限の可能性を引き出し、地域社会だけでなく、世界を舞台に活躍できる人材の育成を目指しているのが、この都留高等学校です。
都留高等学校の基本情報
都留高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:54 探究科(旧理数科):データなし(※普通科にSAクラスという選抜クラスがあります)
日大明誠高等学校 富士学苑高等学校 山梨英和高等学校
都留高等学校に設置されている学科・コース
全日制課程 普通科 幅広い学問分野をバランス良く学び、国公立大学や難関私立大学への進学を目指します。2年次から文系・理系に分かれ、それぞれの進路に合わせた専門的な学習を深めていきます。
SAクラス 普通科の中に設置されている選抜クラスで、Super Advanced & Academic Classの略です。難関大学への進学を強く希望する生徒を対象に、より高度で発展的な内容を学びます。
都留高等学校の特色・校風
宿題の量 週末課題や長期休暇中の課題など、量は「多い」と感じる生徒が多いようです。特に予習・復習を習慣づけるための小テストが頻繁に行われるため、日々の学習が非常に重要になります。
校則 全体的には標準的ですが、スマートフォンの使用に関しては厳しいという声が見られます。校内での使用は原則禁止で、朝のHRで預ける決まりになっているようです。服装検査も定期的に行われ、スカート丈や頭髪については細かくチェックされる傾向があります。
生徒たちの雰囲気 真面目で落ち着いた生徒が多く、学習意欲の高い環境です。一方で、文化祭などの行事では非常に盛り上がるなど、オンとオフの切り替えが上手な生徒が多い印象です。
アルバイト 原則として禁止されています。
制服の評判 女子は伝統的なセーラー服、男子は学ランです。 特に女子のセーラー服は、山梨県内では採用している高校が少ないため、珍しく可愛いと評判のようです。
土曜授業 「土曜学習会」という形で、自主学習や課題に取り組む時間が設けられています。
都留高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 水泳部や陸上部、バドミントン部などが関東大会や全国大会に出場する強豪として知られています。 特に水泳部は専用の温水プールがあり、年間を通して練習に打ち込める恵まれた環境です。過去には野球部が21世紀枠で春の選抜高校野球大会(甲子園)に出場した実績もあります。
文化部 吹奏楽部や放送部、合唱部などがコンクールで優秀な成績を収めています。 珍しい部活動としては、箏曲部や囲碁・将棋部などがあります。
イベント
桂樹祭(けいじゅさい) 毎年秋に開催される文化祭は「桂樹祭」と呼ばれ、最大の盛り上がりを見せます。クラスごとの展示やステージ発表、文化部の発表など、生徒が主体となって創り上げるイベントです。
体育祭・球技大会 クラス対抗で様々な競技に熱中します。クラスの団結力が深まる重要な行事です。
強歩大会 学校の伝統行事で、男子は約20km、女子は約15kmのコースを歩きます。体力だけでなく、精神力も鍛えられます。
修学旅行 例年、沖縄などを訪れ、平和学習や文化体験を行います。仲間との絆を深める貴重な機会となっています。
都留高等学校の進学実績
国公立大学 京都大学(1名)、東北大学、筑波大学、一橋大学、山梨大学、都留文科大学など、全国の国公立大学に合格者を出しています。
難関私立大学 早稲田大学、青山学院大学、法政大学、津田塾大学など、MARCHや早慶上理といった難関私立大学にも多くの生徒が進学しています。
その他の進路 大学進学が最も多いですが、専門学校への進学や就職を選ぶ生徒もいます。
都留高等学校の特長・アビールポイント
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校 文部科学省からSSHの指定を受け、先進的な理数系教育を実践しています。大学や研究機関と連携した高度な課題研究に取り組むことができます。
WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業の拠点校 国際的に活躍できる人材を育てるための先進的な教育プログラムに取り組んでいます。海外の高校生との共同研究やオンライン交流などを通して、グローバルな視点を養います。
充実した探究活動「つる探」 1、2年次の全生徒が取り組む課題研究活動です。自らテーマを設定し、調査や実験、フィールドワークを通して探究する力を身につけます。
難関大学を目指す「SAクラス」 普通科内に設置された選抜クラスで、より高度で学究的な学びを通して、東京大学や京都大学などの最難関大学への進路実現を目指します。
活発な高大連携 東京都立大学や都留文科大学などと連携協定を結び、大学の授業を体験したり、大学生と交流したりする機会が豊富に用意されています。
120年以上の歴史と伝統 1900年創立の伝統校であり、県内外で活躍する多くの卒業生を輩出しています。歴史の中で培われた校風や地域からの信頼が、生徒たちの学びを支えています。
都留高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が熱心で、質問にも丁寧に対応してくれる」 「進学実績が良く、周りの生徒の学習意欲も高いので、良い刺激になる」 「文武両道が実践できる環境。部活動に打ち込みながら大学進学を目指せる」 「桂樹祭(文化祭)などの行事がとても楽しく、クラスの団結力が強まる」 「SSHやWWLなど、他の高校ではできない貴重な経験ができる」
気になる点 「課題や小テストが多く、勉強はかなり大変」 「校則が少し厳しいと感じる。特にスマホの扱いはもっと自由にしてほしい」 「最寄り駅から少し歩くので、アクセスが少し不便」 「施設が全体的に古いと感じる部分がある」
アクセス・通学
最寄り駅 JR中央本線「大月駅」から徒歩約7分 富士急行線「上大月駅」から徒歩約3分
都留高等学校受験生へのワンポイントアドバイス