長野県教育委員会が2026年10月23日、令和9年度(2027年春)の高校入試に向けた「第1回予定数調査」の結果を発表しました。調査は10月7日に中学3年生へ行われ、公立全日制の前期選抜の志願予定は4,768人、後期選抜は12,172人でした。去年の同じ調査と比べると、どちらも少なくなっています。

何が発表されたの?

ひとことで言うと、「いまの時点で、みんなが第一志望にしている学校の人数を数えたもの」です。

予定数調査とは、中学3年生に「受験するならどの高校か」を1校だけ答えてもらい、学校ごとに集計したものです。本番の出願ではありません。ですから、ここで決めた学校を必ず受けなければならないわけではなく、数字もこれから変わります。

調査は前期選抜と後期選抜、それぞれについて行われました。前期選抜は公立のみが対象です。後期選抜は、私立、高専(高等専門学校)、県外の学校を志望する人、まだ決めていない人も数に含まれます。過年度卒業者(すでに中学を卒業した人)も入っています。

「前期選抜」と「後期選抜」って何が違うの?

長野県の公立高校は、2回に分けて入学者を選びます。先に行うのが前期選抜、あとに行うのが後期選抜です。この調査は、その両方の志願予定を見ています。

募集人員は確定した数字なの?

まだ確定していません。令和9年度の生徒募集定員は、11月の教育委員会定例会で決まる予定です。そのため今回の前期選抜の募集人員は、令和8年度の募集定員と、9月14日に発表された令和9年度の前期選抜の募集枠から計算した「仮の数」です。後期選抜の募集人員も、令和8年度の募集定員から前期の仮の数を引いた数です。11月の決定で数字が動く可能性があります。

日程・数字のまとめ

調査の概要

  • 調査日:2026年10月7日(水)
  • 対象:中学3年生(志望校を1校)
  • 発表日:2026年10月23日
  • 第2回調査:12月中旬に実施、1月上旬に公表予定

公立全日制(小計)

  • 前期選抜:募集人員(仮)4,330人、志願予定数4,768人(去年は募集人員4,270人、志願予定数5,008人)
  • 後期選抜:募集人員8,630人、志願予定数12,172人(去年は募集人員8,690人、志願予定数12,815人)

志願予定数を募集人員で割ると、前期選抜は約1.10倍、後期選抜は約1.41倍です(去年はそれぞれ約1.17倍、約1.47倍)。この倍率は、発表された数字から計算した目安であり、実際の倍率ではありません。

普通科

  • 前期選抜:募集人員(仮)1,428人、志願予定数1,271人(去年は1,384人、1,375人)
  • 後期選抜:募集人員6,812人、志願予定数8,273人(去年は6,856人、8,806人)

普通科の前期選抜は、募集人員より志願予定数のほうが少なくなっています。

専門学科・総合学科など(前期/後期の志願予定数、カッコ内は去年)

  • 農業科:前期756人(721人)、後期896人(864人)
  • 工業科:前期902人(939人)、後期1,053人(1,083人)
  • 商業科:前期568人(669人)、後期657人(764人)
  • 家庭科:前期132人(151人)、後期142人(152人)
  • 特色学科:前期619人(630人)、後期493人(492人)
  • 総合学科:前期520人(523人)、後期658人(654人)

県立定時制・私立・その他(後期選抜の志願予定数)

  • 県立定時制:前期185人(去年162人)、後期307人(去年310人)
  • 私立全日制:2,461人(去年2,381人)、募集人員3,440人
  • 長野高専:262人(去年207人)、募集人員200人
  • 県外志願:576人(去年522人)
  • 志願未定:339人(去年303人)

全体の合計

  • 前期選抜:募集人員(仮)4,672人、志願予定数4,953人(去年は4,608人、5,170人)
  • 後期選抜:募集人員13,048人、志願予定数16,117人(去年は13,112人、16,538人)

通学区ごとの公立全日制(前期/後期の志願予定数)

  • 第1通学区(北信地区):前期1,622人、後期3,729人
  • 第2通学区(東信地区):前期858人、後期2,482人
  • 第3通学区(南信地区):前期1,397人、後期3,353人
  • 第4通学区(中信地区):前期891人、後期2,608人

学校ごと、学科ごとの志願予定数は、県教育委員会のPDF(出典欄のリンク)に一覧があります。志望校の数字は、そこで確認してください。

去年からの変更点

公立全日制の全体で見ると、去年の同じ時期の調査(2025年10月8日)より、志願予定数は前期選抜で240人(5,008人→4,768人)、後期選抜で643人(12,815人→12,172人)減っています。

一方、後期選抜では私立全日制(2,381人→2,461人)、長野高専(207人→262人)、県外志願(522人→576人)が増えています。県立の定時制の前期選抜も、162人から185人へ増えています。

受験生・保護者が気をつけること

  • この数字は「予定」です。調査は志望校を1校答えただけの段階です。ここから志望校を変える人もいるので、数字が低いから安心、高いから無理、と決めつけないでください。
  • 募集人員は11月に決まります。今回の前期選抜の募集人員は仮の数です。志望校の最終的な募集人員は、11月の決定後の発表で確認しましょう。
  • 第2回調査が12月中旬にあります。結果は1月上旬に公表される予定です。志望校の状況は、第1回と第2回を比べると分かりやすくなります。
  • 進路の相談は中学校で。調査の結果をふまえた志望校の選び方は、担任の先生や進路指導の先生に相談してください。

よくある質問

この調査で答えた学校を、必ず受けなければいけないの?

いいえ。予定数調査は実際の出願ではなく、あくまで志望の調査です。

私立や県外の学校を考えている場合は、どこに入るの?

後期選抜の調査には、私立全日制、長野高専、県外志願、志願未定の区分があります。前期選抜は公立のみが対象です。

過年度卒業者も数えられているの?

はい。志願予定数には過年度卒業者が含まれています。

出典:長野県教育委員会 プレスリリース「令和9年度高等学校入学志願者 第1回予定数調査の結果についてお知らせします」(発表:2026年10月23日、確認:2026年10月25日)。最新の情報は必ず教育委員会・志望校の公式発表で確認してください。

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