広島県教育委員会が、2027年春(令和9年度)に入学する公立高校の「入学定員」を決めました。全日制の本校は合計14,600人(365学級)で、前の年より480人(12学級)少なくなります。中3の受験生と保護者は、志望校の定員が減っていないかを確かめておきましょう。
何が発表されたの?
ひとことで言うと:来年春に広島県の公立高校が受け入れる人数が決まり、全日制は去年より480人少なくなります。
入学定員とは、各高校が「この学科・コースでは何人を受け入れます」と決めた人数のことです。広島県教育委員会は、2026年9月11日(金)の教育委員会会議でこれを決めました。市立高校も含めた、広島県の公立高校全体の数字です。
全体の数字はどうなったの?
- 全日制の本校:14,600人(去年は15,080人)。365学級で、去年より12学級減ります
- 全日制の分校:1学級(去年と同じ)
- 定時制:25学級(去年と同じ)
- 通信制:700人(去年と同じ)
減るのは全日制の本校だけで、分校・定時制・通信制は去年と変わりません。
どの種類の学科が減るの?
大学科(普通科、工業科、商業科などの大きなくくり)ごとの定員を見ると、次のとおりです。
- 普通科:8,760人(去年は9,000人、240人減)
- 工業科:1,400人(去年は1,440人、40人減)
- 商業科:1,040人(去年は1,160人、120人減)
- 総合学科:2,000人(去年は2,080人、80人減)
この4つを合わせると480人の減少になります。ほかの大学科(農業科600人、家庭科240人、探究科120人など)は去年と同じです。なお、普通科の定員には、併設型中高一貫教育校の併設中学校から進学してくる予定の生徒(約360人)も含まれています。
学校ごとに見ると、どこが減るの?
学校別の一覧で、定員が40人(1学級分)減ると読み取れる学校・学科は次のとおりです。
- 尾道商業の情報ビジネス:200人→160人
- 福山明王台の普通科:280人→240人
- 福山商業の情報ビジネス:160人→120人
- 松永の総合学科:160人→120人
- 可部の普通科:240人→200人
- 呉の普通科:200人→160人
- 呉商業の情報ビジネス:160人→120人
- 大竹の総合学科:160人→120人
- 廿日市西の普通科:160人→120人
- 安芸府中の普通科:200人→160人
- 世羅の普通科:80人→40人
ここに書いた以外にも、学科の組み替えなどで数字が動いている学校があります。たとえば広島市立広島工業高校は、機械科・電気科・建築科を「ものづくり探究科」、自動車科を「自動車探究科」、情報工学科・デザイン工学科を「情報デザイン探究科」として募集します(資料の注記)。志望校の数字は、必ず資料の一覧で確かめてください。
資料には、学級が減る理由や、中学校卒業者数の見込みについての説明は書かれていません。理由について推測はせず、気になる人は教育委員会に問い合わせるのがよいでしょう。
日程・数字のまとめ
ひとことで言うと:定員が決まったので、次は1月下旬からの出願に向けて志望校を絞っていく時期です。
広島県教育委員会は、令和9年度の入学者選抜の日程表も公開しています。主なものを書き出します(全日制・定時制・フレキシブル課程の一次選抜で、併設型高校を除く場合)。
- 志願者登録・中学校確認登録:2027年1月21日(木)〜2月2日(火)16時
- 高等学校確認登録:2月3日(水)〜2月8日(月)正午
- 学力検査・自己表現等:2月24日(水)〜2月26日(金)
- 追検査:3月3日(水)
- 合格者発表:3月8日(月)
このほか、2月10日前後から2月中旬にかけても手続きの期間があります。併設型高校や二次選抜、通信制、連携型中高一貫教育に関する選抜は日程が別なので、日程表のPDFで確認してください。
募集の種類ごとの定員の注意点
- 帰国生徒及び外国人生徒等の特別入学:定員の外で、各校2人以内
- 秋季入学:芦品まなび学園(定時制)6人、東高校(通信制)30人、フレキシブル課程のキャリアデザイン科は平日登校コース6人・通信教育コース10人
- 広島叡智学園高校:定員は県立高等学校学則で別に定められています
秋季入学の定員は、その学校・課程・学科の入学定員の「内数」(定員の一部)です。ただし広島市立広島みらい創生高校は「外数」(定員とは別枠)になります。募集のときに欠員があれば、その分が加わります。
去年からの変更点
ひとことで言うと:全日制本校が480人減り、分校・定時制・通信制は変わりません。
- 全日制本校の定員:15,080人 → 14,600人(480人減)
- 学級数:377学級 → 365学級(12学級減)
- 全日制分校・定時制・通信制:変更なし
定員が減った学校では、同じ人数の志願者がいれば競争が少し厳しくなる可能性があります。ただし、志願状況は出願が始まってから公表されるもので、今の時点で倍率は決まっていません。
受験生・保護者が気をつけること
ひとことで言うと:志望校の定員が去年と同じかどうかを、まず一覧で見ておきましょう。
- 志望校の定員を確認する:教育委員会のページに「令和9年度の入学定員について」のPDFがあり、学校・学科ごとの人数が出ています
- 学校ごとの検査内容も見る:各校がどんな検査をするか、配点はどうかは「入学者選抜の実施内容」のシートに載っています
- 出願の準備は中学校の先生と:志願者登録は、中学校の確認とセットで進みます。1月21日から始まるので、年内に志望校の候補を決めておくと安心です
- 学校名や学科名の変更に注意:学科名が変わる学校があるので、去年の資料だけで判断しないでください
よくある質問
定員が減ると、合格しにくくなるの?
資料には倍率や合格しやすさの記述はありません。倍率は志願状況が公表されないとわかりません。まずは志望校の定員が変わったかを確認しましょう。
通信制や定時制の定員は変わるの?
変わりません。通信制は700人、定時制は25学級で、どちらも去年と同じです。
広島叡智学園高校の定員は?
この定員表には載っておらず、県立高等学校学則で別に定められています。選抜については別の案内ページがあるので、そちらで確認してください。
出典:広島県教育委員会「令和9年度広島県公立高等学校の入学定員」、同「令和9年度の入学定員について」(PDF)、同「令和9年度広島県公立高等学校入学者選抜日程」(PDF)、同「令和9年度広島県公立高等学校入学者選抜」(定員の決定:2026年9月11日、ページ更新:2026年10月13日、確認:2026年10月25日)。最新の情報は必ず教育委員会・志望校の公式発表で確認してください。
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