大分県教育委員会が、2027年春に高校へ進む中学3年生向けの「令和9年度大分県立高等学校入学者選抜実施要項」を公表しました(ページの更新は2026年10月2日)。いちばん大事な日付は、一般入試の学力検査が2027年3月3日(水)、合格発表が3月12日(金)であることです。推薦入試の出願は1月18日(月)〜21日(木)です。

何が発表されたの?

ひとことで言うと:大分県立高校の入試のルールを全部まとめた「公式の説明書」(実施要項)が出ました。全74ページあり、いつ・どこへ・何を出して・どう選ぶかが書かれています。

入試は大きく「推薦」と「一般」に分かれます

県立高校の入試は、1月の推薦入試と、3月の一般入試が中心です。ほかに、連携型入試(中高一貫の連携をしている学校向け)や帰国・外国人生徒特別入試があります。

推薦入試は2種類です。

  • 学校推薦型:中学校長の推薦(推薦書)が必要です。推薦のしかたは「活動指定あり」「活動指定なし」「志望学科」の3つの区分があり、どれで募集するかは学校ごとに決まります。
  • 自己推薦型:中学校長の推薦書は使わず、自分で書く志願理由書を出す方式です。大分市・別府市以外の高校のうち、「地域活性化枠」を設ける全日制の普通科で行われます。

どちらも、出願できるのは1校・1学科です。学校推薦型と自己推薦型を同時に出すことはできません。また、推薦入試で合格が内定した人は、一般入試には出願できません。

「地域活性化枠」って何?

ひとことで言うと:その高校がある地域の中学校から受ける人を対象にした枠です。

自己推薦型の募集人員のうち、80%以内を地域活性化枠にできます。指定地域は、出身中学校がある市町村で決まります。たとえば臼杵高校なら臼杵市、日田高校なら日田市です。令和9年度に地域活性化枠つきの自己推薦型を行うのは、中津南高校耶馬溪校、安心院高校、国東高校、臼杵高校、津久見高校、佐伯鶴城高校、三重総合高校、竹田高校、玖珠美山高校の9校です。指定地域の外からの出願も可能です。

一般入試はどんな試験?

一般入試の第一志願では、調査書(中学校の成績などの記録)と学力検査の点数、そのほかの記載事項を合わせて総合的に判定します。学校によっては面接や適性検査も行います。

  • 学力検査の教科は国語・社会・数学・理科・英語で、学校ごとに3〜5教科の範囲で決まります。
  • 各教科60点満点です。
  • 英語にはリスニングテストが含まれます。
  • 5教科を課す学校は、教科によって点数の重みを変える「傾斜配点」を使えます(倍率は2倍まで)。

日程・数字のまとめ

推薦入試(学校推薦型・自己推薦型 共通)

  • 出願期間:2027年1月18日(月)午前9時〜1月21日(木)正午
  • 受験票の印刷:1月25日(月)10時から
  • 検査日:1月28日(木)・29日(金)
  • 合格内定の発表:2月1日(月)午後4時ごろ
  • 正式な合格発表:3月12日(金)(一般入試と同時)

自己推薦型で学力検査を行う学校は、1月28日に国語・英語・数学を各30分で実施します。各教科50点満点、択一式で、英語にリスニングはありません。

一般入試 第一志願

  • 出願期間:2月4日(木)午前9時〜2月10日(水)正午
  • 志願変更期間:2月15日(月)〜2月18日(木)(変更できるのは1回だけ)
  • 受験票の印刷:2月24日(水)10時から
  • 学力検査:3月3日(水)
  • 面接・適性検査:3月4日(木)(実施する学校のみ)
  • 合格発表:3月12日(金)午前9時ごろ(予定)

学力検査の時間割は次のとおりです(各50分)。

  • 理科:9:30〜10:20
  • 国語:10:40〜11:30
  • 英語:11:50〜12:40
  • 社会:13:40〜14:30
  • 数学:14:50〜15:40

一般入試 第二志願・第三志願

ひとことで言うと:第一志願で合格できなかった人が、もう一度チャンスをもらえる仕組みです。

  • 募集する学校・学科の発表:2月18日(木)
  • 出願期間:2月22日(月)午前9時〜2月26日(金)正午
  • 面接・適性検査:第二志願は3月5日(金)、第三志願は3月8日(月)(実施する学校のみ)
  • 合格発表:3月12日(金)

第二志願は第一志願に出願した人だけ、第三志願は第一・第二志願に出願した人だけが出せます。学力検査は新しく受けるのではなく、第一志願の点数を使います。第二志願で出願できる全日制の普通科は、出身中学校の所在地によって決まっています。募集する学校は、第一志願の結果が出てから発表されます。

お金のこと

  • 入学考査料:全日制 2,200円、定時制 950円、通信制は徴収なし
  • 納付はWeb出願システムの志願者サイトから、クレジットカード・コンビニ・ペイジーで行います。
  • いったん納めた入学考査料は返ってきません。
  • 推薦入試で全日制に出願した人が、一般入試の第一志願でも全日制に出願する場合は、納付は不要です。

受験生・保護者が気をつけること

出願は「Web出願」です

出願はすべて、県のWeb出願システムで行います。中学校から配られる二次元コードを読み取り、氏名などを登録して、中学校に申請する流れです。くわしい手順やスケジュールは、大分県教育委員会のホームページで公開されると書かれています。

出願期間は最終日の正午までです。夕方ではないので、早めの手続きが安心です。

推薦入試を考えている人

  • 推薦要件、調査書点の基準、募集人員などは学校ごとに違います。志望校のホームページと、県教委のページで確かめましょう。
  • 芸術緑丘高校の音楽科に出願する場合は、学校指定の「志望調査票」を添付します。
  • 適性検査の内容は、実施する学校のホームページで案内されます。

受験上の配慮が必要な人

身体の障がいやそのほかの事情で配慮(ふりがなを付ける、時間を延長する、別室で受けるなど)が必要な場合は、中学校長が申請書を2026年12月1日(火)までに県教委へ出します。県教委は12月28日(月)までに本人や中学校と話し合います。早めに中学校の先生に相談してください。

県外から受験する人

県外からの志願は、事前の連絡や申請が必要な場合があります。実施要項の「県外からの志願」の項と、県教委のページを確認してください。なお、他の都道府県の公立高校との併願はできません。

よくある質問

Q. 推薦入試で合格内定したあと、一般入試も受けられますか?

受けられません。学校推薦型も自己推薦型も、合格が内定した人は一般入試に出願できません。

Q. 一般入試の志願先は、あとから変えられますか?

変えられます。2月15日(月)〜18日(木)の間に、1回だけ変更できます。まず中学校に口頭で申し出て、許可をもらってからWeb出願システムで手続きします。全国募集で県外から志願する人は、志願の変更はできません。

Q. 合格発表はいつ、どこで見られますか?

推薦・一般などすべての合格者を合わせて、3月12日(金)午前9時ごろ(予定)に、Web出願システムで発表されます。

出典:大分県教育委員会「令和9年度大分県立高等学校入学者選抜実施要項」、大分県「令和9年度大分県立高等学校入学者選抜の実施要項・様式等について」(発表:2026年10月2日、確認:2026年10月25日)。最新の情報は必ず教育委員会・志望校の公式発表で確認してください。

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