秋田県教育委員会は2026年9月15日に、令和9年度(2027年春入学)の公立高校入試の「実施要項」を公表しました。全日制の1次募集では、出願(Web入力)が2027年2月1日(月)から2月4日(木)正午まで、学力検査と面接が3月4日(木)、合否の通知が3月12日(金)です。出願はすべてWeb出願システムで行います。
何が発表されたの?
ひとことで言うと:「いつ、どうやって出願して、いつ受けて、いつ結果がわかるか」を決めた、秋田県の公立高校入試のルールブックが公開されました。
実施要項とは、県の公立高校の入試を同じルールで行うための決まりをまとめた文書です。今回は全日制(ふつうの昼間の高校)、定時制、通信制のすべてについて書かれています。
入試は「特色選抜」と「一般選抜」の2本立て
全日制の1次募集には、2つの選抜があります。
- 特色選抜:高校が示す「求める生徒像」や「出願の条件」に合う人が出願できる選抜です。志願理由書(なぜその高校に入りたいかを書く書類)を出します。高校によっては、部活動や委員会、ボランティアなどを書く活動報告書も求められます。
- 一般選抜:中学校を卒業見込みの人、または卒業した人が出願できる、いわゆるふつうの選抜です。
どちらも、学力検査(筆記試験)と面接を行います。特色選抜は、学力検査の成績、調査書(中学校での成績や活動の記録)、志願理由書、面接などをもとに、高校が総合的に判断します。一般選抜は、学力検査の合計点と調査書の点を組み合わせた表(相関表)と、調査書の記載内容、面接の評価をもとに判断します。
特色選抜と一般選抜は両方出せるの?
特色選抜に出願した人は、同じ高校に限って一般選抜も併願できます。検定料(受検料のようなもの)は、どちらか一方でも両方でも同じ額です。併願するときの学科は、特色選抜と同じ学科でも、別の学科でもかまいません。
日程・数字のまとめ
ひとことで言うと:山場は2月1日からの出願と、3月4日の検査です。中学校を通す手続きもあるので、早めに担任の先生と予定を確認しましょう。
全日制1次募集の日程
- 1月29日(金)正午:中学校が「学習成績一覧表」をWebで県に提出する締切り(卒業した人と県外からの志願者は不要)
- 2月1日(月)午前9時〜2月4日(木)正午:出願情報の入力期間
- 2月8日(月)午前9時〜2月10日(水)正午:志願先(学校や選抜)を変えられる期間。変更は1回だけ
- 2月12日(金)午前9時〜2月16日(火)午後5時:中学校が調査書をWebで志願先の高校へ提出する期間
- 2月24日(水)正午:受検票と面接の時間がWebで発行される
- 3月4日(木):学力検査と面接。面接が終わらない場合などは3月5日(金)に行う
- 3月10日(水):追検査(やむを得ず3月4日に受けられなかった人向け)
- 3月12日(金):合否の通知(時刻は高校ごとに決まっていて、各高校が2026年9月30日までにホームページで公表することになっています)
2次募集(1次で定員に満たなかった学科のみ)
- 3月15日(月)午前9時〜3月16日(火)午前11時:出願情報の入力
- 3月18日(木):面接等
- 3月23日(火):合否通知
2次募集は、1次募集のあとに合格者が募集定員に満たなかった学科で行われます。原則として、1次募集を受けて合格していない人が対象です。
検定料
- 全日制:2,200円
- 定時制:950円
志願先を登録したあと、クレジットカード、コンビニ、ペイジーのいずれかで納めます。出願情報の登録と検定料の納付がそろって、はじめて出願になります。
3月4日の学力検査のスケジュール
国語・数学・英語・理科・社会の5教科を、同じ問題で一斉に行います。
- 8時20分:集合
- 第1時(国語):8:50〜9:50
- 第2時(数学):10:10〜11:10
- 第3時(英語):11:30〜12:30
- 昼食:12:30〜13:15
- 第4時(理科):13:15〜14:05
- 第5時(社会):14:25〜15:15
- 面接:学力検査のあと、志願先の高校で行う
受験生・保護者が気をつけること
ひとことで言うと:出願は「中学校を通すWeb手続き」です。自分で入力するだけでなく、中学校の確認や承認も必要になります。
出願の流れ
- 中学校がWeb出願システムに志願者の情報を登録し、志願者に「マイページ案内」を渡します。
- 志願者はマイページを作ります。登録する顔写真は、出願前6か月以内に、帽子なし・背景なしで上半身を正面から撮った鮮明なカラー写真です。
- 出願前に、中学校が出願確認書で志願者と保護者に内容を確認します。
- 志願者が出願情報を入力し、検定料を納めます。
- 特色選抜の場合は、志願理由書(必要な高校は活動報告書も)を書いて中学校へ出します。中学校が内容を確認してWebに登録します。
- 中学校長が内容を承認し、高校が確認します。
- 受検票は、中学校または志願者がWebから取り出し、カラーで印刷して持っていきます。
ほかに確認したいこと
- 出願は1人1校・1学科が原則です。ただし一般選抜では、学科が2つ以上ある高校なら2学科まで志願できます(第一志願、第二志願として登録)。
- 志願先の変更は2月8日〜10日の間に1回だけで、再変更はできません。他の高校へ変えるときは検定料は不要です。特色選抜で変更する場合は、新しい志願理由書が必要です。
- 高校は出願情報の提出が締め切られたあと、志願者数や志願倍率を公表します。志願先変更を考える人は、これを参考にできます。
- 学力検査には、受検票、黒鉛筆(シャープペンシルは黒い芯のみ)、消しゴム、小型鉛筆削り、三角定規または直線定規、コンパスを持っていきます。分度器付きの定規、計算機能や辞書機能のある時計、電卓、電子辞書は持ち込めません。携帯電話などは電源を切り、検査室に持ち込めません。
- 各高校の「求める生徒像及び選抜方法等」は、2026年9月30日までに各校のホームページと県教育委員会のホームページに公表されます。特色選抜を考えている人は、志望校の出願の条件を必ず読んでおきましょう。
- 合否の通知のあと、4月12日(月)午後5時までは、Web出願システムから学力検査の得点などを見る「簡易開示」を希望できます。
県外から受検する場合
県外に住む人も出願できます。中学校長が出願情報の提出開始前に、秋田県教育庁高校教育課に申請して、Web出願システムのログイン情報を受け取る必要があります。県外居住者の合格者数は、原則として各学科の募集定員の15%が上限です。ただし、「地域みらい留学」に参加している鹿角高校、男鹿海洋高校、矢島高校、角館高校は30%が上限です。青森県・岩手県との県境隣接地域に住む人と、保護者の転勤などによる出願には、別の決まりがあります。
よくある質問
Q. 特色選抜に落ちたら、一般選抜は受けられないの?
同じ高校に限って、特色選抜と一般選抜を併願できます。併願している人も、していない人も、同じように扱われると要項に書かれています。
Q. 当日、体調不良や交通事情で受けられなかったら?
やむを得ない事情で学力検査の一部または全部、あるいは面接を受けられなかった人は、追検査を受けられます。追検査は3月10日(水)です。中学校長が3月4日午後5時までに志願先の高校へ電話で連絡し、3月8日(月)午後4時までに追検査受検願と診断書などの書類を出す必要があります。追検査の検定料はかかりません。
Q. 1次募集で合格できなかった場合は?
1次募集のあとに定員に満たなかった学科では、2次募集があります。出願は3月15日(月)から、合否通知は3月23日(火)です。どの学科で行われるかは、1次募集の結果しだい。2次募集の学科は、今回の要項では決まっていません。
出典:秋田県教育委員会「令和9年度秋田県公立高等学校入学者選抜実施要項」(発表:2026年9月15日、確認:2026年10月25日)、秋田県「入学者選抜情報」(確認:2026年10月25日)。最新の情報は必ず教育委員会・志望校の公式発表で確認してください。
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