島根県教育委員会が、2027年春に高校へ進む中学3年生向けの「令和9年度島根県公立高等学校入学者選抜実施要綱」と日程表を公表しました(公式サイトの資料更新日は2026年9月18日)。いちばん大事なのは、一般選抜の学力検査が2027年3月3日(水)、合格発表が3月12日(金)10時だということです。出願はインターネットで行い、一般選抜は1月25日(月)から2月4日(木)12時までです。

何が発表されたの?

ひとことで言うと:島根県の公立高校に入るための「ルールブック」と「カレンダー」が、令和9年度(2027年度)入学分について出そろいました。

選抜は大きく3つの入り口がある

島根県の公立高校の入試は、次のような流れで行われます。

  • 特色選抜:早めに行う選抜の総称です。「総合選抜」「中高一貫特別選抜」「スポーツ特別選抜」の3つをまとめてこう呼びます。この3つに重ねて出願することはできません。
  • 一般選抜:全日制・定時制のすべての公立高校で行う、いちばん多くの人が受ける選抜です。
  • 第2次募集:ここまでの選抜で定員に空きが出た学校だけで行う、追加の募集です。

このほかに、宍道高校と浜田高校で通信制課程の入学者選抜があります。

総合選抜は「校長の推薦がいらない」早い選抜

総合選抜は、すべての公立高校の全日制で行います。志望する理由がはっきりしていること、その学科に興味や適性があること、合格したら入学する気持ちが確かなことが、出願の条件です。検査は、面接や口頭試問、作文や小論文、学力検査、実技などの中から、各高校が2つ以上を決めて行います。

県と松江市の教育委員会がつくる学力検査を使う場合は、1月20日(水)の1日に、国語・数学・英語を60分で行います。各教科20点満点です。この学力検査では、英語の放送を使う問題はありません。使わない場合の検査日は、各高校が決めます。

一般選抜は「内申+学力検査」で決まる

一般選抜では、中学校がつくる「個人調査報告書」(いわゆる内申の資料)と、当日の学力検査の成績をもとに合否を決めます。この2つの比率は、80:20、70:30、60:40、50:50、40:60の中から、各高校が学科ごとに選びます。たとえば60:40なら、総点100点のうち内申が60点分、学力検査が40点分です。

また、各高校は決められた範囲で、特定の教科の点を重くみる「傾斜配点」を使えます。そのときは最大2倍までで、必ず募集要項に書くことになっています。

合否の決め方にも特徴があります。各学科の入学定員の80%を目安に、まず第1志望の人から優先して選びます。残りは、第1志望か第2志望かを区別せずに選びます。

定員は去年と同じ。松江北高校は単位制になる

県が別に発表した入学定員の資料(2026年9月7日付のファイル)によると、令和9年3月の県内中学校卒業予定者は、前の年より4人増える見込みです。そのため、県立高校の入学定員は増やしも減らしもしません。

学科の変更として、松江北高校が単位制を導入します。令和9年度の入学生から、学年が上がるごとに進めていく形です。

日程・数字のまとめ

特色選抜(総合選抜など)

  • ID発行(中学校):2026年12月7日(月)から
  • 出願:2026年12月21日(月)から2027年1月8日(金)17時まで
  • 学力検査(県が作る問題を使う場合):2027年1月20日(水)
  • 合格内定の通知:2027年1月28日(木)10時以降
  • 合格発表:2027年3月12日(金)10時

一般選抜

  • 出願(インターネット):2027年1月25日(月)から2月4日(木)12時まで
  • 出願状況の発表:2月5日(金)10時(県教委のホームページ)
  • 志願変更:出願先への申請が2月8日(月)から2月10日(水)17時まで。変更先への出願が2月12日(金)から2月16日(火)17時まで
  • 変更後の出願状況の発表:2月18日(木)14時
  • 学力検査:3月3日(水)。国語・数学・社会・理科・英語の5教科で、各50分・各50点満点(合計250点)
  • 追検査:3月9日(火)
  • 合格発表:3月12日(金)10時(総合選抜と同じ日と、実施要綱に書かれています)

3月3日の時間割

  • 受付・諸注意・入場:8:30〜8:50
  • 国語:9:20〜10:10 数学:10:30〜11:20
  • 昼食のあと、社会11:40〜12:30
  • 英語:13:20〜14:10 理科:14:30〜15:20

第2次募集と通信制

  • 第2次募集の出願:3月12日(金)から3月16日(火)15時まで
  • 通信制(前期)の出願:2027年3月2日(火)から3月24日(水)17時まで

入学定員(県立高校)

  • 全日制:124学級、4,843人(前年と同じ)
  • 定時制:9学級、360人(前年と同じ)
  • 通信制:2校、400人(前年と同じ)

受験生・保護者が気をつけること

ひとことで言うと:出願はネットで、しかも中学校を通すので、「いつまでに何をするか」を学校に早めに聞いておくことが大切です。

出願は中学校と一緒に進める

出願はインターネット出願システムで行い、中学校の最終承認までが期限内に終わる必要があります。たとえば一般選抜の締切は2月4日(木)12時で、夕方ではありません。時間を間違えないようにしましょう。インターネットで出せない書類は、中学校を通して持ち込みか郵送で出します。郵送の場合、2月4日12時以降に届いたものは、2月3日までの消印があるものだけが受け付けられます。

志願変更は1回だけ

出願後に志望を変えたいときは、1回に限り、同じ学校の別の学科や、ほかの学校へ変更できます。ただし、第1志望が変わらない変更は認められません。出願状況は2月5日に発表されるので、それを見て考える人が多くなりそうです。申請期間は短いので、先に家庭と中学校で話し合っておくと安心です。

地域外からの合格者には上限がある

松江北・松江南・松江東の各高校の普通科では、松江市以外から出願した人の合格者は入学定員の10%以内です。出雲高校の普通科では、出雲市以外から出願した人の合格者は入学定員の5%以内です。転居の予定があるときは、「転居等に係る地域認定願」を、2027年1月21日(木)から1月28日(木)17時までに出す必要があります。

県外から出願する場合

保護者が県外に住んでいる場合などは、「島根県公立高等学校入学志願承認願」を出す必要があります。身元引受人がいる県外の受検生は、合格者数に上限があります(松江市・出雲市内などは原則として各校4人以内)。くわしくは県教委の「県外からの出願についてQ&A」で確認してください。

病気などで当日受けられないとき

感染症や災害、不慮の事故などでやむを得ず一般選抜を欠席した人は、追検査(3月9日)を受けられる場合があります。中学校の校長が3月4日(木)10時までに書類を出す決まりなので、当日は、すぐに中学校へ連絡してください。

よくある質問

特色選抜と一般選抜は両方出願できますか?

特色選抜(総合選抜など)の合格内定を受けた人は、公立高校に改めて出願することはできません。総合選抜と、中高一貫特別選抜・スポーツ特別選抜に重ねて出願することもできません。

学力検査の点数はどう決まりますか?

一般選抜の学力検査は5教科で各50点、合計250点です。これを、各高校が選んだ比率で内申の点数と合わせて、合否を判定します。

2027年の入学定員は去年より増えますか?

県立高校の入学定員は、全日制・定時制・通信制のいずれも前年と同じです。

出典:島根県教育委員会・松江市教育委員会「令和9年度島根県公立高等学校入学者選抜実施要綱」(公式サイトの資料更新日:2026年9月18日、確認:2026年10月25日)、島根県「令和9年度県立高等学校の入学定員について」(公式サイトの資料日付:2026年9月7日、確認:2026年10月25日)。最新の情報は必ず教育委員会・志望校の公式発表で確認してください。

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