佐賀県教育委員会が、2027年春に高校へ進む中学3年生のための「令和9年度 佐賀県立高等学校入学者選抜実施要項」を公表しました。いちばん大事な日付は、特別選抜(スポーツや文化芸術などの特別な枠)の出願が2027年1月26日・27日、一般選抜(ふつうの入試)の出願が2月15日・16日、一般選抜の学力検査が3月2日・3日という点です。
何が発表されたの?
ひとことで言うと:佐賀県立高校の入試は「いつ出願して、いつ試験を受けて、いつ結果がわかるか」と、「どんな方法で合否を決めるか」が正式に決まりました。
入試は大きく3つに分かれます
全日制(昼間の課程)には、特別選抜と一般選抜があります。特別選抜は、県教育委員会が指定した学校で行う入試です。スポーツ推進指定校、文化芸術推進指定校、特色ある教育課程推進指定校の3種類があります。一般選抜は、すべての県立高校(全日制と定時制)で行う入試です。
一般選抜の定員は、学校ごとの募集定員から、特別選抜の合格者と併設型中学校からの入学内定者を引いた数です。特別選抜を受ける人が合格すると、その分、一般選抜の枠は減ります。
一般選抜は「選考Ⅰ」と「選考Ⅱ」の2つの方法で審査されます
全日制の一般選抜では、2つの方法で合否を見ます。調査書(中学校での成績や活動をまとめた書類)と学力検査(当日のテスト)をどのくらいの割合で見るかが違います。
- 選考Ⅰ:学力検査の評価の割合を、学校ごとに40〜80%の範囲で決めます(実技検査を除いた全体の中での割合)。募集定員の10〜50%の範囲で、学校ごとに人数を決めます。
- 選考Ⅱ:学力検査の割合は70%程度です。
どちらを先に行うかは学校ごとに決まります。学校ごとの配点や評価基準は、要項の付表にまとめられています。志望校のページで必ず確かめましょう。
通学区域は県全域です
佐賀県立高校の通学区域は県全域です。住んでいる場所に関係なく、県内のどの県立高校にも出願できます。県外に住んでいる人は、通学できる範囲が条件です。
日程・数字のまとめ
ひとことで言うと:出願は2回のチャンスがありますが、特別選抜に合格して辞退すると、一般選抜には出願できなくなります。
特別選抜(全日制のみ)
- 出願:2027年1月26日(火)・27日(水)
- 学力検査等:2月2日(火)
- 合格発表:2月8日(月)13時(志願先の高校に受検番号を掲示。各高校のホームページにも掲載)
一般選抜(全日制・定時制)
- 出願:2月15日(月)9:00〜14:00、2月16日(火)9:00〜12:00
- 志願変更願の提出:2月19日(金)9:00〜14:00、2月22日(月)9:00〜12:00
- 志願変更先への出願:2月24日(水)9:00〜12:00
- 学力検査:3月2日(火)・3日(水)
- 面接:3月3日(水)
- 追検査:3月8日(月)
- 合格発表:3月10日(水)9時
学力検査の時間割(本検査)
- 3月2日:1限 国語(9:20〜10:10)、2限 理科(10:30〜11:20)、3限 英語(11:40〜12:30)
- 3月3日:1限 社会(9:20〜10:10)、2限 数学(10:30〜11:20)
各教科は50点満点です。学校によっては、英語と数学の追加問題(各15分、15点満点)や実技検査が加わります。その場合の時間割は志望校が別に決めます。
お金と出願の約束ごと
- 入学者選抜手数料:全日制2,100円、定時制900円
- 出願できるのは1人1校です。全日制と定時制を一緒に出願することはできません。
- 学科が複数ある高校では、その高校の学科を第3志望まで書けます(高校が別に定める場合を除く)。
- いったん受け付けた書類と手数料は、理由があっても返してもらえません。
再募集・通信制
- 再募集(一般選抜の志願者が定員に届かなかった高校で、県教育委員会が必要と認めたときだけ):出願は3月11日(木)・12日(金)、面接等は3月16日(火)、合格発表は3月17日(水)
- 通信制(佐賀北高校):前期の出願は2月26日(金)〜3月12日(金)、合格発表は3月23日(火)。後期の出願は8月20日(金)〜27日(金)、合格発表は9月9日(木)
受験生・保護者が気をつけること
ひとことで言うと:出願の窓口時間が短く、郵送の決まりも細かいので、中学校の先生と早めに段取りを決めておくことが大切です。
出願は中学校を通して行います
志願者は、中学校長を通して書類と手数料を志願先の高校に出します。必要な書類は、入学願書 甲、写真票(縦4cm×横3cm、出願前6か月以内に撮影した上半身・正面・脱帽の写真)、調査書、手数料です。調査書は中学校長が作ります。
郵送で出願する場合は簡易書留にして、2月15日に届くよう配達日を指定する決まりです。出願の最終日は2月16日の12時までなので、時間にも注意してください。
志願変更は1回だけできます
出願したあとで、志願先の高校・課程・学科・学科の志望順位を変えたくなった場合は、1回に限り変更できます。変更の手続きに郵送は使えません。いったん受け付けられた志願変更願は、取り消しも再変更もできません。変更先の高校への手数料は不要です。ただし、定時制から全日制へ変更するときは、手数料として1,200円が必要です。
特別選抜と一般選抜の関係
特別選抜に合格した人は、その年度の県立高校の一般選抜には出願できません。合格後に入学を辞退した場合も、一般選抜には出願できません。特別選抜で合格しなかった人は、一般選抜に出願できます。
一般選抜の合格者が入学を辞退した場合は、全日制の再募集には出願できません。入学辞退届の提出期間は、特別選抜が2月8日〜3月1日、一般選抜が3月10日〜12日です。
病気などで受けられなかったときは追検査があります
インフルエンザやコロナなどの急な病気や、本人のせいではないやむを得ない事情で本検査を受けられなかった人は、3月8日(月)の追検査を受けられます。申請は3月3日(水)13:00〜16:00、または3月4日(木)9:00〜14:00に、志願先の高校で行います(郵送は不可)。診断書や事故証明書など、受けられなかった理由がはっきりわかる書類が必要です。検査場は佐賀県教育センター(佐賀市大和町)で、詳しい案内は2027年1月末までに佐賀県教育委員会のホームページに載る予定です。
感染症などの影響で志願先の高校の検査が中止・中断された場合は、申請しなくても対象になります。この場合、検査場は志願先の高校です。
中3のいまの時期にしておくこと
- 志望校の学科ごとの配点や評価基準(選考Ⅰ・Ⅱのどちらか、実技検査や追加問題の有無)を確かめる
- 特別選抜を考えるなら、指定校かどうか、募集の種類、募集人員を確認し、中学校の先生に早めに相談する
- 出願日は平日の月曜・火曜です。保護者の予定や、中学校との書類提出の段取りを決めておく
よくある質問
Q. 特別選抜に落ちたら、一般選抜は受けられますか?
受けられます。特別選抜で合格しなかった人は、一般選抜に出願できます。
Q. 一般選抜の合格発表はどこで見られますか?
志願先の高校が指定した場所に受検番号が掲示されます。各高校のホームページにも受検番号が載ります。発表は3月10日(水)9時です。
Q. 試験の得点は教えてもらえますか?
受検者本人は、教科別の得点や実技検査等の得点の情報提供を受けられます。一般選抜の場合は、3月10日〜3月18日の平日9:00〜16:00に、学力検査を受けた高校で受け取ります。受検票または生徒手帳、マイナンバーカードなど本人確認できる書類が必要です。
出典:佐賀県教育委員会「令和9年度佐賀県立高等学校入学者選抜実施要項」(資料の更新:2026年10月14日、確認:2026年10月25日)。募集人員など学校ごとの数字は要項の付表に載っています。最新の情報は必ず教育委員会・志望校の公式発表で確認してください。
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