東京都市大学塩尻高等学校は、長野県塩尻市にキャンパスを構える、文武両道を掲げる私立の共学校です。一人ひとりの進路目標に合わせた多彩なコース設定と、全国レベルで活躍する部活動が大きな魅力となっています。緑豊かな環境の中で、充実した高校生活を送りたいと考えている中学生の皆さんにとって、東京都市大学塩尻高等学校は非常に興味深い選択肢の一つとなるでしょう。

このページでは、進学アドバイザーである私が、中学生とその保護者の皆さんに向けて、学校の基本的な情報から、気になる偏差値やコース内容、在校生のリアルな口コミまで、詳しく解説していきます。学校選びは、これからの3年間、そしてその先の未来を決める大切な一歩です。

この記事を読むことで、東京都市大学塩尻高等学校がどんな学校で、どんな魅力があり、自分に合っているのかを具体的にイメージできるようになるはずです。さあ、一緒に「都市大塩尻」の扉を開けてみましょう。

東京都市大学塩尻高等学校の基本情報

まずは、学校の基本的な情報を確認しましょう。

項目 内容
正式名称 東京都市大学塩尻高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒399-0703 長野県塩尻市広丘高出2081
代表電話番号 0263-88-0104
公式サイト https://www.tcu-shiojiri.ed.jp/

東京都市大学塩尻高等学校の偏差値・難易度・併願校

東京都市大学塩尻高等学校の偏差値は、コースによって異なりますが、おおよそ38〜52の範囲です。 これだけ見ると幅が広く感じますが、自分の学力や目指す進路に合わせてコースを選べるのが、この学校の特長の一つです。

学科・コースごとの偏差値の目安は以下の通りです。

  • 特別選抜類型(探究コース・国公立難関私大コース):52

  • 文理進学類型(特別進学コース):44

  • 文理進学類型(総合進学コース):38

  • スポーツ進学類型:38

同じくらいの偏差値の高校としては、長野県内では松本第一高等学校や松商学園高等学校などが挙げられます。合格に必要な内申点の目安は、コースによって大きく異なりますが、例えば中堅のコースを専願で考える場合、9教科合計で20台後半から30程度が一つの目安となるでしょう。ただし、これはあくまで目安であり、当日の試験の得点や面接なども総合的に評価されます。

主な併願校としては、同じ中信地区の私立高校である松本第一高等学校、松商学園高等学校などが多く選ばれる傾向があります。また、公立高校を目指す受験生が、滑り止めとして東京都市大学塩尻高等学校を受験するケースも一般的です。

東京都市大学塩尻高等学校に設置されている学科・コース

東京都市大学塩尻高等学校には、一人ひとりの夢や目標に合わせて選べる、特色豊かな類型・コースが設置されています。

  • 特別選抜類型

    • 探究コース:答えのない問いに主体的に向き合う探究活動を重視。自ら課題を見つけ、解決していく力を養いたい人におすすめです。

    • 国公立難関私大コース:国公立大学や難関私立大学への現役合格を目指すコース。週38時間の授業で、徹底的に学力を伸ばしたい人にぴったりです。

  • 文理進学類型

    • 特別進学コース:中堅私立大学への進学を目標とし、文武両道を目指すコース。部活動と勉強を両立させながら、希望の進路を叶えたい人におすすめです。

    • 総合進学コース:大学進学から就職まで、幅広い進路に対応するコース。 基礎学力を固めながら、自分のやりたいことを見つけたい人に適しています。

  • スポーツ進学類型

    • 特別進学スポーツコース・総合進学スポーツコース:指定された強化部・準強化部に所属し、全国の舞台を目指しながら大学進学も視野に入れるコースです。 高いレベルでスポーツに打ち込みたいアスリートにおすすめです。

東京都市大学塩尻高等学校の特色・校風

東京都市大学塩尻高等学校の校風は、「文武両道」と「生徒の自主性を尊重」というキーワードで表すことができます。全国レベルの部活動に打ち込む生徒がいる一方で、難関大学を目指して勉学に励む生徒も多く、それぞれがお互いを尊重し合いながら学校生活を送っています。

  • 宿題の量:コースによって差があるようですが、特に進学系のコースでは、日々の予習・復習が欠かせない程度の量は出るようです。計画的に学習を進める習慣が身につくという声があります。

  • 校則:他の私立高校と比較して、標準的かやや緩やかという意見が多いようです。スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、校内での使用には一定のルールが定められています。服装検査なども定期的に行われるようです。

  • 生徒たちの雰囲気:活気があり、エネルギッシュな生徒が多い印象です。部活動に所属している生徒が多く、仲間との絆を大切にする雰囲気が感じられます。一方で、学習室で遅くまで勉強する真面目な生徒も多く、多様な生徒が共存しています。

  • アルバイト:原則として禁止されていますが、家庭の事情などにより、許可を得て行っている生徒もいるようです。

  • 制服の評判:紫をアクセントカラーにしたブレザースタイルで、品があると評判です。 特に女子はリボンやベスト、スラックスも選べるため、コーディネートを楽しめるという声も聞かれます。

  • 土曜授業:土曜授業が実施されており、学習時間の確保に力が入れられています。

東京都市大学塩尻高等学校の部活動・イベント

部活動

東京都市大学塩尻高等学校の大きな魅力の一つが、活発な部活動です。 多くの部が全国大会への出場経験を持ち、高いレベルで活動しています。

  • 運動部:特に硬式野球部、サッカー部、女子バレーボール部は全国的に有名で、これらの部活動で活躍することを目指して入学してくる生徒も少なくありません。 ラグビー部やソフトテニス部なども強豪として知られています。

  • 文化部:吹奏楽部がコンクールで金賞を受賞するなど、文化部も活発に活動しています。 eスポーツ部といったユニークな部活動も存在します。

運動部、文化部ともに種類が豊富で、多くの生徒が部活動に加入し、充実した放課後を過ごしているようです。

イベント

学校生活を彩るイベントも盛りだくさんです。

  • 文化祭「柏祭」:毎年秋に開催される文化祭は、地域でも評判の大きなイベントです。 クラスごとの企画や文化部の発表、有志によるステージなどで大変盛り上がります。生徒が主体となって作り上げるため、クラスの団結力も深まるようです。

  • 体育祭:学年やクラス対抗で様々な競技に熱中します。文化祭と並ぶ大きな行事で、学校全体が一体感に包まれます。

  • 修学旅行:例年、関西方面などを訪れることが多いようです。仲間との忘れられない思い出を作る貴重な機会となっています。

東京都市大学塩尻高等学校の進学実績

東京都市大学塩尻高等学校は、系列の東京都市大学への進学はもちろん、国公立大学や難関私立大学にも多くの合格者を輩出しています。

  • 国公立大学:信州大学をはじめ、金沢大学、埼玉大学、山梨大学など、全国の国公立大学に合格者を出しています。 2024年度入試では、旧帝国大学を含む難関大学にも2名の合格者が出ています。

  • 難関私立大学:早慶上理ICUに2名、GMARCHに9名、関関同立に3名など、都市部の難関私立大学にも安定した合格実績があります(2024年度)。

  • その他:系列の東京都市大学へは多くの生徒が進学しています。 その他、日本大学や東洋大学といった大学や、専門学校への進学、そして地元企業への就職など、多様な進路を実現しています。

進学実績を支える取り組みとして、放課後や長期休暇中の講習が充実しています。また、夜9時まで利用できる学習室が完備されており、多くの生徒が集中して自学自習に取り組んでいます。

東京都市大学塩尻高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、東京都市大学塩尻高等学校ならではの強みやユニークな取り組みを紹介します。

  • 多様な進路に対応する類型・コース制:国公立大学進学から就職まで、生徒一人ひとりの目標に合わせたきめ細かな教育が受けられます。

  • 全国レベルの文武両道:勉強にも部活動にも本気で打ち込める環境が整っており、どちらも高いレベルを目指せるのが大きな魅力です。

  • 東京都市大学との高大連携:系列大学である東京都市大学の授業を体験したり、研究室を訪問したりする機会があり、早い段階から大学での学びを意識できます。

  • 充実した学習サポート体制:夜9時まで開放されている学習室や、熱心な先生方の進路指導など、生徒の「学びたい」という意欲を全力でサポートする体制が整っています。

  • 最新のICT教育環境:新校舎には電子黒板が導入されるなど、ICT設備が充実しており、分かりやすく、現代的な授業が展開されています。

  • 活気あふれる学校行事:生徒が主体となって作り上げる文化祭「柏祭」や体育祭は、学校生活最高の思い出になることでしょう。

  • 品格と個性を表現する制服:紫を基調とした洗練されたデザインの制服は生徒からも人気が高く、学校生活への誇りにもつながります。

東京都市大学塩尻高等学校の口コミ・評判のまとめ

ここでは、在校生や卒業生から寄せられた様々な声を、公平に紹介します。

  • 良い点

    • 「先生方がとても熱心で、進路相談に親身に乗ってくれる」という声が多数あります。

    • 「部活動がとても盛んで、仲間と目標に向かって努力する経験は一生の宝物」といった意見が多く見られます。

    • 「施設が新しくて綺麗。特に体育館や学習室は快適」と、学習環境の良さを評価する声も多いです。

    • 「コースがたくさんあるので、自分に合ったレベルで勉強できるのが良い」という口コミもあります。

  • 気になる点

    • 「コースによって生徒の雰囲気や意識に差があるように感じる」という意見もあります。

    • 「駅から少し距離があるので、アクセスが少し不便」という声が聞かれます。

    • 「先生によっては厳しい指導をする方もいる」という口コミも見られました。

アクセス・通学

東京都市大学塩尻高等学校への主なアクセス方法は以下の通りです。

  • 最寄り駅:JR中央本線「塩尻駅」

  • アクセス方法:

    • 塩尻駅から徒歩で約15〜20分

    • 塩尻駅から塩尻市地域振興バスで約11分、「芝茶屋」バス停下車

通学している生徒は、塩尻市、松本市、安曇野市など中信地区全域から集まっています。遠方から通う生徒のために、学校敷地内に学生寮も完備されています。

東京都市大学塩尻高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

ここまで読んでくれてありがとう。東京都市大学塩尻高等学校の魅力は伝わったでしょうか。この学校は、「高校生活で何かに夢中になりたい」「勉強も部活も、どっちも本気で頑張りたい」と考えている君に特におすすめの学校です。多様なコースがあるので、今の自分の学力に合った場所からスタートし、3年間で大きく成長することができます。

東京都市大学塩尻高等学校の受験を考えているなら、まずは基礎学力の定着を徹底しましょう。特に英語と数学は、どのコースを受験するにしても重要になります。そして、学校説明会や部活動体験会にはぜひ参加してみてください。実際に学校の雰囲気を感じ、先生や先輩たちの話を聞くことで、パンフレットだけでは分からない「都市大塩尻」の本当の良さを発見できるはずです。君の挑戦を心から応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。