長野県松本市に位置する松本美須々ヶ丘高等学校は、長い歴史と「自由・自律」の精神を大切にする校風で知られる、地域でも人気の高い公立高校です。通称「美須々(みすず)」として親しまれ、多くの生徒が学習と部活動、そして学校行事に全力で取り組む、活気あふれる学校生活を送っています。
松本美須々ヶ丘高等学校の基本情報
松本美須々ヶ丘高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値・難易度
普通科: 57 程度
主な併願校
松商学園高等学校 松本第一高等学校 東京都市大学塩尻高等学校 松本国際高等学校
松本美須々ヶ丘高等学校に設置されている学科・コース
全日制課程 普通科 1年生では共通の科目を学び、基礎学力を固めます。2年生から文系・理系に分かれ、それぞれの進路希望に応じた専門的な学習を進めていきます。幅広い進路に対応できるカリキュラムが組まれており、国公立大学から私立大学、専門学校まで多様な進路を目指す生徒におすすめです。
松本美須々ヶ丘高等学校の特色・校風
校風キーワード:自由闊達、文武両道、自主自律
リアルな学校生活
宿題の量:他の進学校と比較すると、量は標準的かやや少なめという声が多いようです。ただし、予習・復習を前提とした授業が展開されるため、日々の自主的な学習は欠かせません。 校則:制服がなく私服での通学が認められており、校則は比較的緩やかだと言われています。髪染めやピアスは禁止されていますが、頭髪や服装に関する細かな規定は少ないようです。スマートフォンも校内での使用が許可されており、生徒の自主性が尊重されています。アルバイトも届け出をすれば可能です。 生徒たちの雰囲気:明るく活発な生徒が多く、学校行事や部活動には非常に熱心に取り組む傾向があります。自由な校風の中で、のびのびと高校生活を楽しみたいという生徒が多いようです。 制服の評判:制服はありません。生徒は思い思いの私服で登校しており、個性を表現できる点を魅力に感じる声が多いです。 土曜授業:基本的に土曜授業はありません。
松本美須々ヶ丘高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動 演劇部:全国高等学校演劇大会で最優秀賞(文部科学大臣賞)を受賞するなど、全国トップレベルの実績を誇ります。 吹奏楽部:コンクールで常に上位の成績を収める強豪校として知られています。定期演奏会も人気です。 放送部:各種コンクールで数々の入賞歴があり、活発に活動しています。 弓道部、山岳部なども県内では強豪として知られています。
イベント
双蝶祭(文化祭):毎年7月上旬に開催される学校最大のイベントで、「そうちょうさい」と読みます。クラスごとの展示やステージ発表、部活動の発表などが行われ、一般公開日には多くの来場者で賑わいます。企画から運営まで生徒が中心となって行い、学校全体が一体となって盛り上がります。 クラスマッチ:年に数回、球技を中心としたクラス対抗のスポーツ大会が開催されます。クラスの団結力を高める絶好の機会です。 修学旅行:例年、関西方面などを訪れ、歴史や文化を学びます。
松本美須々ヶ丘高等学校の進学実績
国公立大学:地元の信州大学への進学者が多いのが特徴です。その他、新潟大学、山梨大学、高崎経済大学など、近隣県の国公立大学へも多数の合格者を出しています。 難関私立大学:早稲田大学、法政大学、立教大学といった難関私立大学にも合格実績があります。 その他:日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学などの首都圏の大学や、中京大学、愛知大学といった中京圏の大学への進学者も多いです。約7割の生徒が4年制大学へ進学し、専門学校や短期大学への進学、就職など、生徒一人ひとりの希望に応じた進路を実現しています。
松本美須々ヶ丘高等学校の特長・アピールポイント
生徒が主役の学校行事「双蝶祭」:企画から運営まで生徒会が中心となって行い、その盛り上がりは地域でも有名です。 生徒による自治規範「美須々ヶ丘憲法」:校則とは別に、生徒自身の手によって定められた憲法があり、「自由と責任」を学ぶ土壌が育まれています。 探究活動「MISUZU探究フェスタ」:地域の歴史や文化などをテーマに探究活動を行い、その成果を発表する場が設けられており、主体的に学ぶ力が養われます。 緑豊かな丘の上の学習環境:松本市の文教地区に位置し、信州大学にも隣接する落ち着いた環境で学習に集中できます。 制服がなく私服通学が可能:生徒の個性を尊重する自由な校風の象徴です。 全国レベルで活躍する部活動:特に演劇部や吹奏楽部など、高いレベルで活動したい生徒にとって魅力的な環境です。 地域に開かれた学校づくり:授業公開や体験授業などを通して、地域との連携を深めています。
松本美須々ヶ丘高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「自由な校風でのびのびと過ごせる」「先生や生徒の雰囲気が明るく、毎日が楽しい」という声が非常に多いです。 「双蝶祭(文化祭)などの行事が本当に楽しく、最高の思い出になる」と、学校行事への満足度は高いようです。 「部活動が盛んで、勉強と両立しながら打ち込める環境がある」という意見も多く見られます。 「私服なので、自分らしいスタイルで学校生活を送れるのが嬉しい」という声も特徴的です。
気になる点 「坂の上にあるので、自転車通学は夏場や冬場は特に大変」という立地に関する意見があります。 「校舎や施設が少し古い部分がある」という声も一部で見られますが、改修工事も進められています。 「自由な校風だからこそ、自分を律する力が必要。流されてしまうと勉強が疎かになる可能性もある」という、自主性を問われる環境ならではの注意点を挙げる声もあります。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス JR「松本駅」下車。駅前の松本バスターミナルからアルピコ交通「浅間線」または「新台横田循環線」に乗車し約15分、「大学西門」または「追分」バス停で下車。バス停からは徒歩数分です。
松本美須々ヶ丘高等学校受験生へのワンポイントアドバイス