静岡県立三島北高等学校は、1901年に女子校として創立され、120年以上の歴史を持つ伝統ある高校です。2004年度に男女共学となり、現在は「文武両道」を掲げる進学校として、県東部全域から多くの生徒が通っています。JR三島駅のすぐ近くという通いやすい立地も魅力の一つです。
静岡県立三島北高等学校の基本情報
静岡県立三島北高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値
普通科:62
難易度の目安
同じくらいの偏差値の他の高校(参考): 沼津東高等学校(理数科以外) 富士高等学校(理数科以外) 韮山高等学校(普通科)
合格に必要な内申点の目安: 一般的に、 36以上 が目安とされていますが、38以上 あるとより安心できるでしょう。 人気の高い学校のため、内申点と学力調査(学調)の合計点で高いレベルが求められる傾向があります。
主な併願校
日本大学三島高等学校 加藤学園高等学校 加藤学園暁秀高等学校
静岡県立三島北高等学校に設置されている学科・コース
普通科 1年生から幅広い科目を学び、2年生で文系・理系に分かれます。自分の興味や関心、将来の進路に合わせて学習を進めることができる、標準的なコースです。
特進クラス 難関大学への進学を目指す生徒を対象としたクラスで、各学年に2クラス設置されています。 発展的な内容の授業や、放課後・土曜講習など、手厚い学習サポートが受けられるのが特徴です。 高いレベルで切磋琢磨したい生徒におすすめです。
静岡県立三島北高等学校の特色・校風
校風を一言で表すと… 文武両道、自由闊達、グローバル
中学生が知りたい!リアルな学校生活
宿題の量: 週に3回提出の週課題があり、ほぼ毎回の授業で小テストが行われるなど、家庭学習の習慣が身につくようになっています。 計画的に学習を進める力が必要です。
校則: 他の進学校と比較すると、服装や身だしなみに関するルールは少し厳しいと感じる声もあるようです。 一方で、髪型に関するルールは比較的緩やかで、授業中以外はスマホの使用も基本的に自由なため、全体的には「自由な校風」と感じる生徒が多いようです。
生徒たちの雰囲気: 真面目で落ち着いた生徒が多く、勉強にも部活動にも一生懸命取り組む雰囲気があります。 元女子校ということもあり、女子生徒の比率がやや高い傾向にあります。
アルバイト: 原則として禁止されているようです。学業に専念することが求められます。
制服の評判: 女子は伝統的なセーラー服、男子は学ラン(詰襟)です。 女子校時代からの伝統を受け継ぐセーラー服は、可愛いと評判が高いようです。
土曜授業: 進学実績向上のため、土曜講習などが実施されています。
静岡県立三島北高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動: 箏曲部: 全国レベルの実績を誇り、文化庁長官賞の受賞歴もあります。陸上部・水泳部: 東海大会に出場するなど、高いレベルで活躍しています。ソフトボール部: かつて全国優勝を果たしたこともある伝統ある強豪部です。郷土研究部・新聞部・科学部など: 全国大会に出場するなど、文化部も非常に活発です。
イベント
紫苑祭(しおんさい): 文化の部(文化祭)と体育の部(体育祭)からなる、三島北高最大のイベントです。 特に体育の部で行われる縦割りチームでの応援合戦(ダンスバトル)は、3年生を中心に衣装の準備から本格的に行われ、大変な熱気に包まれます。
修学旅行: 近年はシンガポールを訪れるなど、国際的な視野を広げる機会となっています。
その他の行事: 希望者によるベトナム研修やミネソタSTEM研修など、グローバルな学びを深めるプログラムも用意されています。
静岡県立三島北高等学校の進学実績
最新の主な大学合格実績(2023年〜2025年実績より抜粋)
国公立大学: 北海道大学、東北大学、九州大学などの旧帝国大学 筑波大学、千葉大学、横浜国立大学、お茶の水女子大学、東京外国語大学など 地元の静岡大学、静岡県立大学には毎年多数の合格者を出しています。
難関私立大学(GMARCH・関関同立など): 早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学 明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学(GMARCH合計で70名以上) 同志社大学、立命館大学など(関関同立合計で25名以上)
進学サポート
静岡県立三島北高等学校の特長・アールポイント
グローバルな学びの機会が豊富 スーパーグローバルハイスクール(SGH)やWWL拠点校としての実績があり、探究活動や国際交流が盛んです。 シンガポールへの修学旅行や、希望者向けの海外研修も充実しています。
伝統と革新が共存する校風 120年以上の歴史を持つ伝統校でありながら、共学化やグローバル教育の推進など、常に新しい挑戦を続けています。
生徒主体で盛り上がる学校行事 紫苑祭(文化祭・体育祭)は生徒が中心となって企画・運営し、学校全体が一体となって楽しみます。
充実した学習サポート体制 特進クラスの設置や、放課後・土曜講習など、高い進学目標を達成するための手厚いサポートがあります。
JR三島駅から徒歩圏内の好立地 駅から近く、県東部のさまざまなエリアから生徒が通学しています。
熱心で親身な先生方 先生は生徒のことを常に考えてくれていて、質問にも熱心に対応してくれるという声が多く聞かれます。
ドラマのロケ地にもなった美しい校舎 『ごめんね青春!』など、数々のドラマのロケ地として使用されており、きれいで過ごしやすい校舎も魅力の一つです。
静岡県立三島北高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点
先生方のサポートが手厚い: 「真面目な生徒が多く、先生も親身になって相談に乗ってくれる」という声が多く、学習面でも進路面でも安心して相談できる環境のようです。行事が楽しく、団結力が強い: 「文化祭や体育祭が大いに盛り上がる」「体育祭の応援合戦は最高の思い出」など、学校行事に対する満足度は非常に高いようです。自由な校風: 「他の公立高校と比べるとかなり自由度が高いと思う」という意見があり、生徒の自主性が尊重されています。通学の便が良い: 「三島駅から徒歩10分程度で通学しやすい」と、アクセスの良さを挙げる声が多数あります。充実した施設: 「校舎がとても綺麗で過ごしやすい」「食堂がとても美味しい」といった、施設に関するポジティブな口コミも見られます。
気になる点
課題や小テストが多い: 「週課題や小テストが少し大変」という声があり、日々の学習習慣が求められるようです。校則がやや厳しいと感じる部分も: 「服装や身だしなみに関してはかなり厳しかった」という意見もあり、自由な校風と感じる一方で、守るべきルールはしっかりしているようです。一部の先生について: 「いい先生もいるが、理不尽な先生もいる」といった、教員に関する個人的な意見も見られました。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス: JR東海道本線・伊豆箱根鉄道駿豆線「三島駅」北口から徒歩約8分 伊豆箱根鉄道駿豆線「三島広小路駅」から徒歩約15分
バスでのアクセス: 富士急シティバス「日大前」バス停から徒歩約3分
通学エリア: 三島市、沼津市、長泉町、清水町、函南町などの三島・田方地区を中心に、御殿場市や裾野市、伊豆の国市など、静岡県東部の広い範囲から生徒が通学しています。
静岡県立三島北高等学校受験生へのワンポイントアドバイス