福島県いわき市にある東日本国際大学附属昌平高校の受験を考えている方に向けて、この記事では偏差値、コース制度、学費・奨学金、併願校の例、通学アクセスなどをできるだけ詳しくまとめました。

「自分の学力でチャレンジできるコースはどこかな」「もし公立高校が第一志望なら、併願先としてどんな高校を選べばいいのかな」「学費はどれくらいかかるのかな」といった疑問を、できるだけわかりやすく解説していきます。

2026年度から全日制のコース制度と学費の仕組みが大きく変わっており、2027年度入試(中学3年生が受ける入試)を目指す方にとっても知っておきたい変化がいくつもあります。この記事では、そうした最新の情報をもとに内容を整理しました。

なお、偏差値や入試情報、学費は年度ごとに変わることがあるため、最終的な確認は必ず学校の公式サイトや募集要項で行うようにしてください。

東日本国際大学附属昌平高校とはどんな学校?基本情報まとめ

学校の基本データ

  • 正式名称は「東日本国際大学附属昌平中学・高等学校」で、福島県いわき市平上片寄字上ノ内152番地にあります
  • 設置者は学校法人昌平黌(しょうへいこう)です
  • 中高一貫の私立高校で、男女共学です
  • 全校生徒数はおよそ500名規模です
  • 全日制のほか、通信制課程(普通科・単位制)も併設されています
  • 中学校も併設されており、「中学アカデミークラス」の中で、早期からのキャリア形成に取り組む「キャリアアカデミー」と、アスリートとしての基礎づくりに取り組む「スポーツアカデミー」という2つの学びの軸が用意されています

建学の精神と教育目標

  • 建学の精神は「克己復礼為仁(こっきふくれいじんとなす)」です。論語の一節で、「自我を捨てて私欲に打ち勝ち、人間生活の法則である礼に復帰すること、それが仁の実践である」という意味の言葉とされています
  • この建学の精神は、学校法人の創立120周年を機に、東日本国際大学の森田実名誉学長によって新たに掲げられたものです
  • 教育目標としては、「仁(まごころと思いやり)」「義(正しい行い)」「礼(礼節を重んじる心)」「智(考えること・学ぶ力)」「信(信じる心・信念・信頼)」からなる「五常の徳」の実践を掲げ、品性や人格を磨く教育を行っています
  • 学校のスローガンは「儒学教育日本一」で、人間力の育成を教育の中心に据えています
  • 校名の「昌平」は、孔子の生地にほど近く、儒学の拠点とされてきた地にちなんだ名称とされています
  • 学校が掲げるコンセプトは「成長力No.1」で、学び(Chance)、部活動での挑戦(Challenge)、経済面も含めた安心できる環境づくり(Change)という3つの「C」を柱にしています

埼玉県の「昌平高校」とは別の学校です

  • 埼玉県北葛飾郡にも「昌平高校」という私立高校がありますが、運営する学校法人が異なり、まったく別の学校です
  • インターネットで調べる際は、「福島県」「いわき市」「東日本国際大学附属」などのキーワードを一緒に入れて検索すると、情報を混同しにくくなります

沿革と歴史

  • 2000年(平成12年)に東日本国際大学附属昌平中学・高等学校として開校しました
  • 2006年(平成18年)には通信制課程の普通科を開設しています
  • 2007年には、中高一貫教育の成果として初めて東北大学への合格者を出しています
  • 開校以来、東日本国際大学・いわき短期大学と連携した教育を行っています
  • 2026年は、硬式野球部が第108回全国高等学校野球選手権福島大会で優勝し、夏の甲子園に春夏通じて初出場を決めるという、学校の歴史に残る出来事もありました

東日本国際大学附属昌平高校の偏差値とコース別の目安

全体的な偏差値レンジ

  • 進研ゼミ高校入試情報サイトによると、偏差値の目安は40〜54の範囲とされています
  • コースによって求められる学力に差があるため、志望コースに応じて対策を考えることが大切です

コース別の偏差値目安(コース再編前の参考値)

  • 進研ゼミ高校入試情報サイトでは、従来の「特別進学コース」は50〜54程度、「体育コース」は40〜44程度という目安が示されています
  • 別の高校情報サイト(みんなの高校情報)では、特別進学コース56、普通コース47、体育コース44という数値が紹介されています
  • これらの数値は模試を運営する会社ごとに独自に算出したものであり、掲載サイトによって多少の差があります。学校の教育内容の優劣を示すものでもない点に注意してください

コース再編(令和8年度〜)で数値の見方が変わる点に注意

  • 東日本国際大学附属昌平高校では、令和8年度(2026年度)入試から全日制のコースが大きく再編されました
  • 学校の公式サイトでは、現在「キャリアコース(Career Course)」と「アスリートコース(Athlete Course)」の2コースのみが案内されており、従来の「特別進学コース」「普通コース」「体育コース」という呼び方は使われなくなっています
  • キャリアコースは旧・普通科系の学びを、アスリートコースは旧・体育科の学びを引き継ぐ位置づけとされています
  • そのため、上記で紹介した偏差値の目安は、コース再編前の情報をもとにしたものであることを理解したうえで、参考程度に活用してください
  • 2027年度入試(令和9年度入試)に向けた最新のコース別偏差値は、学習塾の最新データや学校の公式説明会で確認することをおすすめします

学業奨学生の基準も学力の目安になる

  • 学校が公表している「学業奨学生」の出願基準は、中学1〜3年生の9教科の評定平均3.3以上(9教科の評定の合計が90以上)とされています
  • これは偏差値そのものではありませんが、内申点(調査書点)の面でどのくらいの成績が目安になるのかを知る手がかりになります

偏差値を見るときの心構え

  • 偏差値はあくまで模試の結果から算出された目安であり、絶対的な合格ラインではありません
  • 内申点や面接なども合否に関わってくるため、偏差値だけで一喜一憂しすぎないようにしましょう

東日本国際大学附属昌平高校のコース制度と入試のポイント(2027年度入試向け)

キャリアコースの特徴

  • 「探究×個別最適教育」をテーマに、生徒一人ひとりの強みや進路希望に合わせた指導を行うコースです
  • 豊富な選択科目と自由度の高いカリキュラムを組めることが特徴で、自分だけの時間割をデザインしながら進路に合わせた学びを進めていきます
  • 大学進学に向けたきめ細やかな学習サポートがあり、東日本国際大学・いわき短期大学への推薦進学だけでなく、他大学への進学希望にも対応しています
  • 令和8年度から特別進学コースという区分がなくなったため、国公立大学や難関私立大学を目指したい生徒も、現在はキャリアコースの中で学ぶ形になっています

アスリートコースの特徴

  • 「スポーツ×学び」を掲げ、競技力の向上と学業の両立を目指すコースです
  • 全国レベルの指導者のもとで専門的な指導を受けながら、学業とスポーツを両立できるカリキュラムが組まれています
  • 硬式野球部、柔道部、バスケットボール部、サッカー部など、実績のある部活動に所属しながら学べる環境が整っています
  • 野球部の生徒の中には寮生活を送っている生徒もおり、集団生活を通じて自立心や協調性を育む機会にもなっています
  • 卒業後は体育系大学への進学や、スポーツ指導者・教員などを目指す生徒にも対応したカリキュラムです
  • どの部活動に所属できるかなど、コース内の細かい仕組みは年度によって変わる可能性があるため、詳しくは学校説明会などで確認することをおすすめします

主な入試区分(自己推薦入試と一般入試)

  • 高校入試では、大きく分けて「自己推薦入試」と「一般入試」の2つの区分が設けられています
  • 自己推薦入試の中には、成績を評価する「学業奨学生選抜」や、部活動での実績を評価する「アスリート奨学生選抜」など、複数の選抜方法が用意されています
  • アスリート奨学生選抜を希望する場合は、出願前に学校の部活動担当者から推薦を受け、校長の承認を得たうえで出願する仕組みになっています
  • 一般入試では、自己推薦入試で一定の奨学生(B種)として認定された生徒が、学業奨学生選抜(一般入試の筆記試験と同時実施)を受けることで、より上位の奨学生種別(SS種〜A種)にステップアップできる仕組みも用意されています
  • 出願はWEB出願で行われており、学校の公式サイトから手続きを進める仕組みになっています

東日本国際大学附属昌平高校の学費と奨学金制度

2026年度から学費の仕組みが大きく変わりました

  • 学校の公式サイトによると、2026年度からは国の就学支援金制度の拡充にあわせて学費体系が新しくなっています
  • 従来(2025年度まで)の年間納付額は、授業料396,000円と施設費・教育充実費74,400円の合計470,400円から、就学支援金が差し引かれる仕組みでした。就学支援金の額は世帯の所得によって異なり、公式サイトの例では118,800円が差し引かれ、実質351,600円が目安として示されていました
  • 2026年度からは、授業料455,000円が所得にかかわらず就学支援金として全額補助される見込みとなり、保護者が実際に納める金額は施設費・教育充実費の30,000円のみになるとされています
  • そのほか、入学金120,000円と、保護者会費・生徒会費・教育後援会費などの諸会費は別途必要になる点も確認しておきましょう
  • これらの金額は制度の見直しなどによって変更される可能性があるため、2027年度入試に向けては学校の最新の学納金案内で必ず確認してください

返済不要の給付型奨学金制度

  • 学校独自の給付型奨学金制度があり、卒業後の返済は不要です
  • 奨学生にはSS種・S種・A種・B種の4つの種別があり、SS種は1年間30万円(3年間で最大90万円)、S種は1年間20万円(3年間で最大60万円)、A種は1年間10万円(3年間で最大30万円)、B種は1年間5万円(3年間で最大15万円)が給付されます
  • 認定は原則3年間継続されるため、入学時に認定された種別に応じて、在学中まとまった経済的サポートを受けられる仕組みです

奨学生の種類(学業、文化活動、アスリートの3分野)

  • 「学業奨学生」は、中学1〜3年生の9教科の評定平均が3.3以上(評定合計90以上)であれば自己推薦入試に出願でき、合格するとB種の奨学生として認定されます
  • そのB種奨学生が一般入試の際にあわせて実施される「学業奨学生選抜」で優秀な成績を収めると、SS種〜A種へのステップアップも可能です
  • 「文化活動奨学生」は、特技や趣味、ボランティア活動などの実績をもとに、自己推薦入試での成績に応じてSS種〜A種として認定される仕組みです
  • 「アスリート奨学生」は、部活動での競技実績が評価される制度で、事前に部活動担当者の推薦と校長の承認を受けたうえで、実績に応じた種別の認定を目指して出願する形になります

東日本国際大学附属昌平高校の併願校の例

実際に選ばれている併願校の例

  • 進研ゼミ高校入試情報サイトが集計した実際の先輩の併願実績によると、磐城高校(普通科・単位制)や磐城緑蔭高校(普通科)が併願校として挙げられています
  • 磐城高校はいわき市内にある県立(公立)の高校で、普通科・単位制です。福島県内でも上位に位置づけられる進学校として知られています
  • 磐城緑蔭高校は同じくいわき市内にある私立の高校で、普通科を設置しています
  • どちらもいわき市内の高校で、東日本国際大学附属昌平高校を受験する生徒が併願先として選んでいる例です。特に磐城高校のように学力レベルが高い学校を第一志望とする生徒が、通学しやすい私立高校を安全校として併願するケースもみられます
  • 併願校の傾向は年度によって変わることがあるため、最新の実績は情報サイトや通っている塾でも確認するとより安心です

併願校を選ぶときのポイント

  • 公立高校が第一志望の場合、私立高校を「もし公立に不合格だった場合の受け皿」として併願するケースが一般的です
  • 併願校を選ぶ際は、通学のしやすさ・コースの学力レベル・学びたい内容が自分に合っているかを総合的に考えることが大切です
  • 東日本国際大学附属昌平高校のように大学附属校を併願先に選ぶと、内部進学という選択肢が広がるメリットもあります
  • 2026年度からの学費見直しにより、私立高校を併願する際の経済的なハードルが以前より下がっている点も、併願校を検討するうえで知っておきたいポイントです

専願と併願の考え方

  • 「合格したら必ず入学する」という約束のもとで受験するのが専願(単願)、公立高校などの結果を待ってから入学を決められるのが併願というのが一般的な仕組みです
  • どちらを選ぶかによって、受験勉強の計画や併願校の組み方も変わってくるため、早めに家庭や学校の先生と方針を相談しておくと安心です

東日本国際大学附属昌平高校への交通アクセス

最寄り駅

  • 最寄り駅はJR常磐線・磐越東線の「いわき駅」です
  • いわき駅からは公共交通機関を利用しての通学が基本になります

バスでのアクセス

  • いわき駅から新常磐交通バスを利用すると、学校までは約15分です
  • バス停「昌平中高前」で下車してすぐの立地です
  • このほか、小名浜方面(鹿島街道経由・郷ヶ丘経由など)を発着するバス路線も複数のコースで運行しています
  • 登下校時に利用できるバスは、朝はいわき駅発・小名浜車庫発、帰りは学校発いわき駅行き・小名浜車庫行きなどのコースが設定されています
  • なお、これらのバスは土日は運行していないため、休日に学校を訪れる場合は別の交通手段を考えておく必要があります

タクシー利用

  • JRいわき駅にはタクシー乗り場があり、新常磐交通タクシーなどを利用して通学・来校することも可能です
  • オープンスクールや説明会に参加する際、時間が限られている場合はタクシーを利用すると移動がスムーズです

通学エリアの広さ

  • いわき駅からのバス便数が充実していることもあり、いわき市内を中心に近隣の市町村からも通いやすい立地です
  • 一方で、駅からバスに乗り換える必要があるため、通学にやや時間がかかると感じている生徒もいるようです。実際の通学時間は、自宅からのルートで事前にシミュレーションしておくと安心です

東日本国際大学附属昌平高校の学校生活や部活動、進学実績

部活動の特色

  • 硬式野球部は2026年の第108回全国高等学校野球選手権福島大会で優勝し、夏の甲子園への初出場を決めています
  • そのほか、バスケットボール部、サッカー部、柔道部、剣道部、弓道部、体操競技部、水泳競技部、ソフトテニス部、卓球部、バドミントン部、陸上競技部など、多彩な運動部が活動しています
  • 文化系の部活動としては、英会話部、JRC部、詩吟部、吹奏楽部、パソコン部、美術部、文芸部などがあります
  • 学校では、部活動で培われる集中力や時間管理能力、精神力が学業成績の向上にもつながるという考え方を大切にしています

学校行事

  • 文化祭のほか、6月頃の球技大会・体育大会、校外学習など、年間を通じてさまざまな行事が行われています
  • 修学旅行は広島・岡山方面などをめぐる日程(5日間)で実施されてきました
  • マイベストブックコンテスト、スペリングコンテスト、漢字コンクール、芸術鑑賞会といった行事も行われています
  • 東日本国際大学の大学祭に仮装行列などで参加する行事もあり、大学附属校ならではの体験ができます
  • 希望者を対象に、ブリティッシュヒルズでの語学研修など、英語力を伸ばす体験プログラムも用意されています

進学実績と附属大学への進学

  • 併設されている東日本国際大学への内部進学の実績が多いことが特徴です
  • 2025年度の進学先としては、東日本国際大学25人、大正大学5人、関東学院大学5人などが紹介されています
  • 中高一貫教育の成果として、東北大学をはじめとする国公立大学への合格実績も出ています
  • 卒業生の中には、福島県立医科大学や岩手大学など国公立大学に進学している先輩もいます
  • 附属大学(東日本国際大学・いわき短期大学)への内部進学のルートがあることも、進路選択の幅を広げるポイントです

口コミで見る評判

  • 授業や進路相談で先生が親身に対応してくれるという、面倒見の良さを評価する意見が目立ちます
  • 部活動に打ち込みやすい環境や、学校行事を通じてクラスの結束が深まる点を評価する声もあります
  • 一方で、最寄り駅からバスに乗り換える必要があり通学にやや時間がかかる点や、コースによっては課題の量が多いと感じている生徒もいるようです。良い面と大変な面の両方を知ったうえで検討するのがおすすめです

まとめ|東日本国際大学附属昌平高校の偏差値・併願校・アクセス(2026-2027)

  • 東日本国際大学附属昌平高校は福島県いわき市にある私立の中高一貫校で、建学の精神は儒学に由来する「克己復礼為仁」、教育目標には「五常の徳」を掲げています
  • 埼玉県にある「昌平高校」とは運営法人が異なる、まったく別の学校です
  • 偏差値の目安は40〜54程度とされていますが、これはコース再編前の情報も含まれるため参考程度にとらえましょう
  • 令和8年度(2026年度)入試から、全日制は「キャリアコース」と「アスリートコース」の2コース制に再編され、従来の特別進学コースという区分はなくなっています
  • キャリアコースは進学重視、アスリートコースはスポーツと学業の両立を目指すコースです
  • 入試区分は自己推薦入試(学業奨学生選抜・アスリート奨学生選抜など)と一般入試があり、WEB出願で手続きを行います
  • 2026年度から学費体系が刷新され、就学支援金の拡充により保護者の実質負担が大きく下がる見込みとなっています
  • 返済不要の給付型奨学金(SS種〜B種、最大3年間90万円)も用意されています
  • 併願校としては、県立の磐城高校(普通科・単位制)や私立の磐城緑蔭高校(普通科)などが実際に選ばれた例として紹介されています
  • 最寄り駅はJRいわき駅で、駅から新常磐交通バスで約15分、専用のバス路線やタクシーも利用できます
  • 硬式野球部が2026年に夏の甲子園初出場を決めるなど、部活動も活発に行われています
  • 入試日程・学費・進学実績などの最新情報は、必ず学校の公式サイトや募集要項で確認するようにしましょう