岐阜県多治見市に校舎を構える多治見高等学校は、1923年の創立から100年以上の歴史と伝統を誇る、地域に根ざした進学校です。通称「多高(たこう)」として親しまれ、多くの生徒が文武両道を目指して充実した学校生活を送っています。
多治見高等学校の基本情報
多治見高等学校の偏差値・難易度・併願校
多治見高等学校に設置されている学科・コース
普通科(単位制) – 1年生では全員が共通の科目を学び、基礎学力を固めます。2年生からは、それぞれの興味や進路希望に応じて、文系・理系に分かれて学習を進めます。さらに2年時からは難関大学を目指す特進クラスも設置され、より高いレベルでの学習が可能です。単位制のメリットを活かし、一人ひとりの進路目標に合わせた柔軟な科目選択ができるのが大きな特徴です。将来やりたいことが決まっている人はもちろん、高校生活を通して自分の道を見つけたい人にもおすすめです。
多治見高等学校の特色・校風
校風のキーワード:文武両道、地域との連携、落ち着いた雰囲気 宿題の量:口コミを見ると、「宿題が多い」という声が多く見られます。特に週末課題や長期休暇中の課題はかなりの量になることがあるようです。しかし、これは裏を返せば、学校側がしっかりと学習習慣をつけさせようとしている証拠とも言えます。課題をきちんとこなすことで、自然と学力が身についていくでしょう。 校則:校則については、「やや厳しい」と感じる生徒が多いようです。特に服装や頭髪に関する指導は、定期的に行われることがあります。スマートフォンの使用については、校内でのルールを守ることが求められます。アルバイトは原則として禁止されているようです。 生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、学校行事などでは非常に盛り上がるなど、オンとオフの切り替えが上手な生徒が多い印象です。様々なタイプの生徒がいるため、誰にとっても居心地の良い環境が見つかりやすいかもしれません。 制服:制服は男女ともにブレザーです。夏服はポロシャツが採用されています。口コミでは、「スカート丈の規定が厳しい」「ネクタイがパッチン式で少し残念」といった声も見られますが、全体的には標準的で落ち着いたデザインと言えるでしょう。 土曜授業:土曜日には補習などが積極的に実施されており、学習サポートが手厚い環境です。
多治見高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部:硬式野球部は県大会でも上位に進出する実力があり、熱心に活動しています。その他にも、サッカー部、陸上競技部、テニス部、バスケットボール部、ハンドボール部など、多くの運動部が日々の練習に励んでいます。 文化部:文化部も盛んで、吹奏楽部や美術部、書道部などが地域のイベントで発表を行うなど、活発に活動しています。岐阜県内の高校では最大規模となる約5万5千冊の蔵書数を誇る図書室もあり、文化的な活動に打ち込める環境が整っています。
イベント
桔梗祭(文化祭):毎年7月に行われる文化祭は「桔梗祭(ききょうさい)」と呼ばれ、校章のモチーフである桔梗の花にちなんで名付けられています。クラスごとの展示や演劇、有志によるステージ発表など、2日間にわたって盛大に開催され、生徒たちの団結力が深まる一大イベントです。 スポーツ交流大会・球技大会:5月に行われる「スポーツ交流大会」や、年に2回開催される球技大会では、クラス対抗で様々な競技に熱中します。特にスポーツ交流大会は、入学して間もない1年生がクラスの仲間と絆を深める絶好の機会となっています。 修学旅行:修学旅行では、平和学習や文化体験などを通して、視野を広げ、仲間との思い出を作ります。以前は北海道でしたが、近年は沖縄に変更になったようです。
多治見高等学校の進学実績
国公立大学:名古屋大学や岐阜大学といった地元の難関大学をはじめ、静岡大学、愛知県立大学など、毎年多くの生徒が国公立大学に合格しています。 難関私立大学:明治大学、同志社大学、立命館大学といった全国の有名私立大学にも合格者を出しています。 その他の進路:愛知淑徳大学、南山大学、名城大学など、東海地方の主要な私立大学への進学者が多い傾向にあります。また、専門学校への進学や就職など、多様な進路選択にも対応しています。
多治見高等学校の特長・アピールポイント
「進学重視型」単位制:平成30年度から導入された単位制により、生徒一人ひとりの興味や進路希望に合わせた柔軟なカリキュラムが組めます。 探究学習プログラム「Have a Dream Project」:1年生から3年生までを通して、主体的に課題を見つけ、解決する力を養う探究活動に力を入れています。 県内最大級の図書室:約5万5千冊という圧倒的な蔵書数を誇る図書室は、生徒の知的好奇心を満たす最高の環境です。電動式の書架など設備も充実しています。 熱心な進路指導:先生と生徒の距離が近く、一人ひとりの進路実現に向けて手厚いサポートが受けられると評判です。 活気あふれる学校行事:「桔梗祭」やスポーツ交流大会など、生徒が主体となって作り上げる行事は非常に盛り上がり、高校生活の大きな思い出になります。 100年を超える歴史と伝統:1923年の創立以来、地域社会に多くの人材を輩出してきた伝統校としての誇りと実績があります。 文武両道を体現できる環境:勉強と部活動の両方に全力で打ち込める環境が整っており、充実した3年間を送ることができます。
多治見高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が熱心で、質問にも丁寧に対応してくれる」 「文武両道を目指せる環境で、部活動にも勉強にも集中できた」 「桔梗祭などの学校行事が本当に楽しく、クラスの絆が深まった」 「課題は多いけれど、そのおかげで学習習慣が身についた」 「落ち着いた雰囲気で、過ごしやすい」という声があるようです。
気になる点 「校則、特に服装に関する指導が厳しいと感じることがある」 「いわゆる“自称進学校”で、課題の量が多すぎる」という意見もあります。 「最寄り駅から少し距離があるのが不便」 「制服のデザインがもう少し現代的だと嬉しい」という声も聞かれます。
アクセス・通学
JR中央本線・太多線「多治見駅」から徒歩で約25〜27分。 多治見駅南口バスターミナルから東鉄バス(市内線)に乗車し、「多治見高校口」バス停で下車、徒歩約3分。
多治見高等学校受験生へのワンポイントアドバイス