岐阜県にある可児高等学校は、1980年に設立された歴史ある進学校です。かつては「可児高の奇跡」と呼ばれるほどの高い進学実績で知られ、勉強に力を入れているイメージが強いかもしれません。しかし、近年の可児高等学校は、生徒の自主性を尊重し、勉強だけでなく学校行事や部活動にも全力で打ち込める「青春を楽しめる学校」へと進化を遂げています。
可児高等学校の基本情報
可児高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:61
帝京大学可児高等学校(特進Ⅰ類・Ⅱ類コース) 美濃加茂高等学校(蛍雪・アドバンスコース) 多治見西高等学校(蛍雪・特進コース)
可児高等学校に設置されている学科・コース
普通科 : 国公立大学や難関私立大学への進学を目指す生徒が多く在籍しています。基礎学力の定着を重視しつつ、2年生からは文系・理系に分かれ、それぞれの進路に合わせた専門的な学習を深めていきます。特に、岐阜県教育委員会から「グローカル探究実践事業」の指定を受け、地域課題の解決などをテーマにした探究活動「Kani-Glocal」に力を入れているのが特徴です。将来、幅広い分野で活躍したい、自分の興味関心を深く探究したいという生徒におすすめです。
可児高等学校の特色・校風
宿題の量 : 週末課題や毎日の小テストなど、学習習慣を身につけるための課題はありますが、口コミを見ると「昔に比べて減った」「3時間程度で終わる」といった声もあり、部活動などと両立できないほどの量ではないようです。校則 : 他の高校と比較して、特別に厳しいという意見は少ないようです。ただし、交通ルールに関しては厳しい指導が行われることがあります。特に自転車通学のヘルメット着用は必須となっているようです。生徒の雰囲気 : 真面目に学習に取り組む生徒が多い一方で、学校行事などでは非常に活発で、クラスの団結力が強いという評判です。仲間と切磋琢磨しながら高校生活を送りたい生徒には良い環境と言えるでしょう。スマホの扱い : 持ち込みは可能ですが、授業中の使用など、ルールを守ることが求められます。アルバイト : 原則として禁止されているようですが、長期休暇中など条件によっては許可される場合もあるようです。事前に学校への確認が必要です。制服 : 男女ともにブレザースタイルです。落ち着いたデザインで、特に大きな不満の声は聞かれません。土曜授業 : 希望者向けの土曜講座が開講されており、進学に向けた学力向上をサポートしています。
可児高等学校の部活動・イベント
部活動
特に実績豊富な部活動 :ウエイトリフティング部 : 全国大会の常連であり、過去にはインターハイで入賞者を輩出するなど輝かしい実績を誇ります。弓道部 : 東海大会や全国大会への出場経験が豊富で、集中力と精神力を鍛えたい生徒に人気です。ホッケー部 : 男女ともに県内では強豪として知られています。アーチェリー部、バドミントン部、陸上競技部 などもインターハイ出場経験があります。
文化部 :吹奏楽部、ESS、美術部、書道部、茶道部など、多様な文化部が活動しています。囲碁・将棋部は全国大会に出場した実績もあります。
イベント
体育祭(6月) : クラス対抗で様々な競技に臨みます。応援合戦なども見どころの一つで、学年を超えて学校全体が一体となります。文化祭(9月) : 各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表、ステージパフォーマンスを繰り広げます。準備期間から生徒たちの熱気にあふれ、大変な盛り上がりを見せます。球技大会(10月) : バレーボール、ドッジボール、卓球などの種目でクラスの絆を深めます。修学旅行(2年生、10月) : 近年では沖縄などを訪れ、平和学習や文化体験を通じて見聞を広めます。
可児高等学校の進学実績
国公立大学 :京都大学 1名 旧帝大+一工 5名 岐阜大学、名古屋大学、三重大学、静岡大学など東海地方の国公立大学を中心に多数の合格者を出しています。
難関私立大学 :早慶上理ICU 4名 GMARCH 4名 関関同立 31名
その他 :南山大学や名城大学など、東海地方の主要私立大学にも多くの合格者を輩出しています。また、看護系の専門学校へ進学する生徒もいます。
可児高等学校の特長・アピールポイント
グローバルな視点を養う探究活動「Kani-Glocal」 : 岐阜県から「グローカル探究実践事業」の指定を受け、地域や世界の課題について探究する独自のプログラムを実践しています。主体的に学ぶ力を養い、大学入試にも繋がる力を育成します。手厚い学習サポート体制 : 毎朝の小テストや週末課題で基礎学力を徹底的に固めます。また、放課後補習や土曜講座も充実しており、生徒一人ひとりの学習をきめ細かくサポートします。活発な部活動 : ウエイトリフティング部や弓道部などが全国レベルで活躍するなど、部活動が非常に盛んです。限られた時間の中で効率よく練習し、文武両道を実践する生徒が多いのが特徴です。生徒が主役で盛り上がる学校行事 : 体育祭、文化祭、球技大会の「三大祭」は生徒が主体となって企画・運営し、学校全体が大きな熱気に包まれます。礼儀と品位を重んじる人間教育 : 「礼儀正しい品位のある高校生を育成すること」を教育の柱の一つとしており、挨拶やマナーの指導にも力を入れています。面倒見の良い校風 : 先生方が親身になって生徒の相談に乗ってくれるという口コミが多く、アットホームな雰囲気の中で学校生活を送ることができます。落ち着いた学習環境 : 可児市唯一の普通科高校として、地域の期待を担っており、生徒は落ち着いた環境で学習に集中することができます。
可児高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「先生方が熱心で、質問にも丁寧に対応してくれる」 「小テストや課題が多くて大変だけど、そのおかげで学習習慣が身についた」 「体育祭や文化祭などの行事が本当に楽しく、クラスの団結力が強まる」 「部活動が盛んで、高いレベルを目指せる環境がある」 「真面目な生徒が多く、お互いに高め合える雰囲気がある」
気になる点 :「駅から少し遠く、坂道が多いので自転車通学は体力が必要」 「校舎や体育館などの施設が少し古いと感じる部分がある」 「交通ルール、特に自転車のヘルメット着用に関しては厳しい」 「課題が多いと感じる人もいるかもしれない」
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス :JR太多線「可児駅」より徒歩約30分 名鉄広見線「新可児駅」より徒歩約30分 名鉄広見線「可児川駅」より徒歩約25分
バスでのアクセス :東鉄バス「可児高校前」バス停から徒歩約2〜3分
可児高等学校受験生へのワンポイントアドバイス