盈進高等学校は、広島県福山市にキャンパスを構える、1904年創立の歴史と伝統を誇る私立の中高一貫校です。「実学の体得」を建学の精神に掲げ、社会に貢献できる人材の育成を目指しています。生徒一人ひとりが主役となる「盈進共育」を教育の柱とし、仲間と共に学び合い、高め合う環境がここにはあります。
盈進高等学校の基本情報
盈進高等学校の偏差値・難易度・併願校
盈進高等学校に設置されている学科・コース
中高一貫コース: 6年間を2年ごとの3ステージに分け、基礎から応用、総合へと段階的に学力を伸ばします。 内部進学生が対象で、計画的なカリキュキュラムで難関大学を目指す生徒におすすめです。 特別進学コース: 国公立大学や難関私立大学への現役合格を目指すコースです。高いレベルの授業と手厚い進路指導で、目標達成を強力にサポートします。 進学コース: 幅広い進路希望に対応し、大学・短期大学・専門学校への進学や就職など、多様な未来を実現するためのコースです。基礎学力の定着を重視し、一人ひとりの可能性を広げます。
盈進高等学校の特色・校風
宿題の量: コースにもよりますが、日々の課題や週末課題など、宿題はやや多めという声が見られます。特に特別進学コースでは、予習・復習が欠かせないようです。 校則: 全体的に見ると、校則はやや厳しめという意見が多いようです。特に頭髪や服装に関する指導は、定期的に行われるとのことです。スマートフォンの校内での使用は、基本的には許可されていないようですが、ルールを守って使用している生徒もいるという声もあります。 生徒たちの雰囲気: 真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、学校行事や部活動には積極的に参加する活発な生徒も多く、バランスが取れているようです。いじめはほとんど聞いたことがないという口コミもあり、生徒同士の仲が良いことがうかがえます。 アルバイト: 原則として禁止されているようです。 制服の評判: 制服については、伝統的で品があるというポジティブな意見がある一方で、もう少し現代的なデザインが良いという声も聞かれます。最近、女子生徒のスラックスが導入されたようです。 土曜授業: 土曜日には、SF講座と呼ばれる自主選択制の補習や、部活動、自主学習などが行われ、多くの生徒が有意義に活用しています。
盈進高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部: 特に硬式野球部は、過去に夏の甲子園出場経験があり、近年も広島県大会で上位の成績を収めるなど、県内屈指の強豪として知られています。その他、サッカー部、柔道部、剣道部、フェンシング部なども活発に活動しています。 文化部: 文化部も多種多様です。ユニークなものとしては、人権と平和に関する調査研究やボランティア活動を行う「ヒューマンライツ部」や、近年復活し、学園の様々な活動を盛り上げる「応援部」などがあります。音楽部や書道部、美術部などもコンクールなどで実績を残しています。
イベント
盈進大運動会: 5月に行われる体育祭は、中高合同で開催され、学年を超えた交流が生まれます。全校生徒が一堂に会して競い合う様子は圧巻です。 盈進感謝祭: 10月に行われる文化祭は「感謝祭」と呼ばれ、地域の方々への感謝を伝えることをコンセプトにしています。ステージ発表や展示、模擬店など、生徒たちの創意工夫が詰まった企画で、毎年多くの来場者で賑わいます。 修学旅行: 高校2年生の時に行われます。沖縄での平和学習など、事前学習にも力を入れた充実したプログラムが特徴です。その他、1年生のサマーキャンプや、希望者制のロサンゼルス夏期語学研修など、多彩な宿泊行事が用意されています。
盈進高等学校の進学実績
国公立大学: 広島大学、岡山大学、香川大学、愛媛大学、九州大学、神戸大学など、中国・四国地方を中心に多数の合格者を出しています。 難関私立大学: 早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学や、GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)、関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)など、全国の有名私立大学にも多くの合格実績があります。 その他: 地元の広島工業大学や福山大学、福山平成大学などへの進学者も多く見られます。また、短期大学や専門学校への進学、就職など、生徒の多様な進路希望に対応しています。
盈進高等学校の特長・アピールポイント
「実学の体得」を掲げる人間教育: 創立以来の建学の精神に基づき、社会で活躍できる実践的な力を養うことを目指した教育が行われています。 「盈進共育」という生徒主体の学び: 教師と生徒が共に学校を創り上げていく「共育」をテーマに、生徒の主体性を育む活動が数多くあります。 読書を通じた「生き方」の探究: 読書活動を重視し、本を通じて物事を深く考え、自分自身の生き方を見つめる機会を豊富に提供しています。 地域に根差した感謝祭: 文化祭は「感謝祭」と名付けられ、日頃お世話になっている地域の方々をおもてなしし、感謝の気持ちを伝える大切な行事となっています。 ユニークで社会性の高い部活動: 反戦や反差別を訴え、ボランティア活動を行う「ヒューマンライツ部」など、社会貢献を意識した特色ある部活動があります。 充実した学習サポート体制: 通常授業に加え、放課後のSF講座(自主選択制補習)や長期休暇中の講習など、生徒の学力向上を支える仕組みが整っています。 自然豊かで広大なキャンパス: 福山市街を一望できる小高い丘の上にあり、四季折々の自然を感じながらのびのびと学校生活を送ることができます。
盈進高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「先生方が熱心で、質問にも親身になって対応してくれる」という声が多く、サポートの手厚さが評価されています。 「運動会や感謝祭などの行事がとても盛り上がり、クラスの団結力が強まる」といった、学校行事の充実度を挙げる声も多数あります。 「いじめの話は聞いたことがなく、友人関係で悩むことは少なかった」という意見もあり、安心して学校生活を送れる環境のようです。 「部活動が盛んで、勉強と両立しながら打ち込める環境がある」と、文武両道を実践できる点を魅力に感じる生徒も多いです。
気になる点: 「校則が他校に比べて厳しいと感じる」という声が一定数あります。特に、頭髪や服装、スマートフォンの使用に関するルールについて、もう少し緩やかであってほしいという意見が見られます。 「山の上にあるため、坂道での通学が大変」という口コミがあります。特にJR横尾駅から徒歩で通う場合は、急な坂を上る必要があるようです。 「進学コースの中でもクラスによって学力差が大きいと感じる」という指摘もあります。 「私立なので仕方ないが、生徒の意見が通りにくいと感じることがある」という声も一部で見られました。
アクセス・通学
最寄り駅: JR福塩線「横尾駅」から徒歩約10〜15分です。ただし、駅から学校までは急な坂道になっています。 バス: JR「福山駅」から路線バス(中国バスまたは井笠バスカンパニー)を利用し、「千田入口」バス停で下車、そこから徒歩約10〜15分です。 スクールバス: 府中、井原、福山南東、福山東部など、各方面へスクールバスが運行されており、遠方から通学する生徒も多くいます。
盈進高等学校受験生へのワンポイントアドバイス