倉敷古城池高等学校は、倉敷市南部の水島地区に位置する、地域に根ざした活気あふれる県立高校です。1980年に開校して以来、「進取の気風」「自律の行動」「真理の探究」「情操の涵養」を教育目標に掲げ、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出す教育を実践しています。岡山県で初めて普通科単位制を導入した学校としても知られ、生徒の自主性を尊重した柔軟なカリキュラムが大きな魅力です。
倉敷古城池高等学校の基本情報
倉敷古城池高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科[単位制]:56
倉敷翠松高等学校 作陽学園高等学校 明誠学院高等学校 就実高等学校
倉敷古城池高等学校に設置されている学科・コース
普通科(単位制) 幅広い進路希望に対応できるカリキュラムが組まれています。2年次から文系・理系の選択があり、さらに多様な選択科目の中から自分の進路に必要な科目を選んで学ぶことができます。国公立大学進学から私立大学、専門学校まで、様々な夢の実現をサポートする学科です。
倉敷古城池高等学校の特色・校風
校風を一言で表すと? 文武両道、地域密着、落ち着いた雰囲気
宿題の量 「自称進学校」という声もあり、日々の課題や週末課題など、宿題の量はやや多めという意見が多いようです。特に、大学進学を意識した課題が出されることがあり、計画的に学習を進める習慣が求められます。
校則(スマホ、服装など) 校則は、他の公立高校と比較すると標準的か、やや厳しめと感じる生徒もいるようです。頭髪や服装については、定期的に検査が行われることがあります。 スマートフォンの校内での使用については、ルールが定められており、授業中の使用は禁止されています。休み時間などの使用は許可されていることが多いですが、マナーを守ることが求められます。
生徒たちの雰囲気 真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、学校行事や部活動には全力で取り組む活発さも持ち合わせています。ほとんどの生徒が部活動に参加しており、クラスの団結力も強いと言われています。
アルバイト 原則として禁止されていますが、家庭の事情など、特別な理由がある場合は許可されることもあるようです。
制服の評判 制服は男女ともにブレザータイプで、落ち着いたデザインが好評です。特に女子の制服は可愛いという声も聞かれます。令和2年度からは、女子用スラックスも導入されました。
土曜授業 土曜講座が開かれており、平常授業の復習や問題演習を中心に、基礎学力の定着や苦手科目の克服を目指します。
倉敷古城池高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動 囲碁・将棋部、文芸部、水泳競技 :これらの部は、毎年のように全国大会出場の実績を誇る強豪です。ハンドボール部、ソフトテニス部、陸上競技部 :中国大会への出場経験も豊富で、高いレベルで活動しています。吹奏楽部 :地域のイベントでの演奏や定期演奏会「藤花コンサート」を開催するなど、活発に活動しています。書道部 :書道パフォーマンスなど、文化祭などで見事なパフォーマンスを披露します。
イベント
藤花祭(とうかさい) 毎年9月に行われる文化祭と体育祭を合わせた学校最大のイベントです。 文化の部では、各クラスが工夫を凝らした展示やステージ発表を行い、文化部の成果発表の場ともなっています。体育の部では、学年を超えたチームで競い合い、特に3年生による集団パフォーマンスは圧巻で、藤花祭の目玉となっています。
修学旅行 行き先は年度によって異なりますが、生徒たちが楽しみにしている大きな行事の一つです。スキー&スノーボード実習など、特色あるプログラムが組まれることもあります。
球技大会 年に数回開催され、クラス対抗で様々な球技を競います。クラスの団結力を高める絶好の機会です。
倉敷古城池高等学校の進学実績
国公立大学 地元の岡山大学や香川大学をはじめ、広島大学など、中国・四国地方の大学への進学者が多い傾向にあります。 2024年度には、国立大学(旧帝大を除く)に57名が合格しています。
難関私立大学 関西の「関関同立」には27名、東京の「GMARCH」には2名が合格するなど、難関私立大学にも実績を残しています(2024年度)。
その他 岡山理科大学、川崎医療福祉大学、就実大学、ノートルダム清心女子大学など、県内の私立大学へも多くの生徒が進学しています。
倉敷古城池高等学校の特長・アピールポイント
地域を学ぶ探究活動「古城池タイム(KT)」 総合的な探究の時間を利用し、自己の在り方や生き方、進路について深く考える時間です。 特に、水島地区唯一の高校という立地を活かし、水島コンビナートの企業訪問や地域課題の解決に取り組むなど、地域と連携した実践的な学びができます。
生徒の主体性を育む有志団体「ワッショイ!とーかーず」 「地域を盛り上げたい」という生徒たちが集まった有志の活動です。 子ども食堂の運営サポートや、地域の魅力をまとめたマップの作成など、生徒が主体的に企画・運営しています。
きめ細やかな進路指導を実現する「二人担任制」 1クラス約40人を2人の教員が担任する制度です。 生徒一人ひとりと向き合う時間を十分に確保でき、進路や学校生活についてじっくり相談できる環境が整っています。
充実したICT環境 全ホームルームにプロジェクターが完備されるなど、ICT機器を活用した授業が積極的に行われています。 これからの時代に求められる情報活用能力を養います。
グローバルな視野を広げるオーストラリア研修 希望者対象でオーストラリアへの海外研修を実施しています。異文化に触れ、国際感覚を養う貴重な機会となっています。
進学を強力にバックアップする多様な講習 土曜講座や長期休暇中の講座、岡山大学受験に特化した「岡大特講」など、生徒の進路希望に応じた手厚いサポート体制が整っています。
倉敷古城池高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」「文武両道で、勉強も部活も頑張れる環境がある」といった声が多く見られます。 「藤花祭などの学校行事がとても楽しく、クラスの団結が深まる」という意見も多数あります。 「友人関係に恵まれた」「明るく優しい人が多い」など、学校全体の雰囲気の良さを評価する声も目立ちます。 進路実現に向けたサポートが手厚い点を評価する意見もあります。
気になる点 「自称進学校で、課題が多い」「国公立大学への進学を強く勧められる傾向がある」と感じる生徒もいるようです。 「校則が少し厳しいと感じることがある」という声も一部で見られます。 「駅から少し距離がある」という立地に関する意見もあります。
アクセス・通学
最寄りバス停 両備バス・下電バス「二福小・古城池高前」バス停から徒歩約3〜5分
最寄り駅 水島臨海鉄道「弥生駅」から徒歩約15分 JR倉敷駅やJR児島駅からは、バスを利用するのが一般的です。
倉敷古城池高等学校受験生へのワンポイントアドバイス