金光学園高等学校は、岡山県浅口市にあり、130年以上の歴史を持つ中高一貫の私立学校です。明治27年の創立以来、「学・徳・体」一本の全人教育を掲げ、生徒一人ひとりの個性を大切にする教育を続けています。「人をたいせつに、自分をたいせつに、物をたいせつに」という合言葉が日々の学校生活に根付いており、温かい校風の中で伸び伸びと成長できる環境が整っています。
金光学園高等学校の基本情報
金光学園高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値:58 程度
金光学園高等学校に設置されている学科・コース
特別進学クラス
難関国公立大学への進学を目指すコースです。ハイレベルな授業展開と豊富な演習を通じて、応用力と実践力を徹底的に鍛えます。高い目標を持つ仲間と切磋琢磨したい生徒におすすめです。 総合進学クラス
国公立大学や有名私立大学への進学を目指しつつ、部活動や学校行事にも積極的に取り組むことで、総合的な人間力を育むコースです。勉強と課外活動を両立させ、充実した高校生活を送りたい生徒に適しています。
金光学園高等学校の特色・校風
宿題の量 :コースや学年によりますが、「宿題の量は多め」という声が多いようです。特に特別進学クラスでは、日々の予習・復習が欠かせません。しかし、計画的に取り組む習慣がつくというポジティブな意見も見られます。校則 :他の私立高校と比較すると、校則は「比較的緩やか」という評判です。生徒の自主性を尊重する校風の表れと言えるでしょう。ただし、スマートフォンの使用については、校内でのルールが定められており、節度ある利用が求められます。服装や頭髪に関する指導はありますが、厳しすぎるということはないようです。生徒たちの雰囲気 :真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、行事や部活動には活発に取り組むなど、オンとオフの切り替えが上手な生徒が多い印象です。全体的に穏やかで、いじめなども少ないという口コミが多く見られます。アルバイト :原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、許可を得て行うことが可能なようです。制服の評判 :伝統的で品のあるデザインが好評です。特に女子のセーラー服は可愛いと人気があるようです。土曜授業 :週6日制を導入しており、土曜日も4時限の授業があります。これにより、授業時間を十分に確保し、じっくりと学習に取り組むことができます。
金光学園高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動 男子バレーボール部 :春高バレーの常連校として全国的に有名で、数多くの実績を誇ります。高いレベルでバレーボールに打ち込みたい生徒にとっては、最高の環境です。野球部 :過去には甲子園出場経験もあり、県内では常に上位に進出する強豪校です。専用のグラウンドなど練習環境も整っています。吹奏楽部 :コンクールでの金賞受賞など、高い演奏技術で知られています。地域のイベントなどでも演奏を披露する機会が多くあります。
全体の様子
運動部ではサッカー部、陸上競技部、柔道部なども県大会で活躍しています。文化部では、天文部が本格的な天文台を使って活動しているのが特徴的です。書道部や美術部、放送部なども活発に活動しています。部活動への加入率は高く、多くの生徒が勉強と両立させながら、仲間と共に目標に向かって汗を流しています。
イベント
ほつま祭(文化祭)
毎年9月に行われる最大のイベントです。クラスごとの展示やステージ発表、部活動の発表、有志によるパフォーマンスなど、多彩な企画で盛り上がります。準備期間から生徒たちの熱気にあふれ、クラスの団結力が深まる機会となっています。 体育会
ほつま祭と並ぶ大きな行事で、学年やクラス対抗で様々な競技に臨みます。応援合戦なども見どころの一つで、学校全体が一体感に包まれます。 修学旅行
2年生の時に実施されます。近年では、平和学習を目的とした沖縄や、異文化に触れる海外(イギリスなど)を訪れることが多いようです。仲間との絆を深める、高校生活最高の思い出の一つとなっています。
金光学園高等学校の進学実績
国公立大学
地元の岡山大学、広島大学をはじめ、大阪大学、神戸大学といった難関大学にも毎年合格者を出しています。過去には東京大学や京都大学への合格実績もあります。国公立大学医学部医学科への合格者も輩出しており、理系の進学にも強いことがうかがえます。 難関私立大学
早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学といった首都圏の難関大学や、関西の同志社大学、立命館大学、関西学院大学、関西大学(関関同立)にも多数の合格者を出しています。指定校推薦の枠も豊富にあるようです。 進学サポート
進学実績を支える取り組みとして、放課後や夏休み・冬休みなどの長期休暇中に、希望者対象の補習や講習が数多く開かれています。また、独自の「探究活動」の授業を通じて、大学での学びに繋がる思考力や表現力を養うことにも力を入れています。
金光学園高等学校の特長・アピールポイント
「心の教育」を土台にした人間教育
創立以来の伝統である、金光教の教えに基づいた「心の教育」が学校生活の根幹にあります。「人をたいせつに」という精神が、思いやりのある温かい校風を育んでいます。 文武両道を高いレベルで実現できる環境
勉強だけでなく部活動にも本気で打ち込める環境が整っており、全国レベルで活躍しながら難関大学を目指すことも可能です。 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校
文部科学省からSSHに指定されており、大学や研究機関と連携した先進的な理数系教育を受けることができます。科学的な探究能力を伸ばしたい生徒に最適です。 独自の「探究活動」で思考力を育成
学年や教科の枠を超えて、生徒が自ら課題を設定し、探究していく授業があります。プレゼンテーション能力や論理的思考力が身につき、大学入試やその先の学びにも繋がります。 充実したグローバル教育プログラム
オーストラリアや韓国の姉妹校との交換留学や、イギリスへの短期語学研修など、海外に触れる機会が豊富に用意されています。国際感覚を養い、世界で活躍したい生徒を力強くサポートします。 本格的な天文台をはじめとする充実した施設
屋上に設置されたコンピュータ制御の天文台は、学校のシンボルの一つです。他にも、明治時代に建てられた総ヒノキ造りの記念講堂や、本格的な茶室など、歴史と最新設備が共存する学習環境が魅力です。 遠方からの生徒も安心の学生寮を完備
県内各地や県外からも生徒が集まるため、冷暖房完備の食事付き男子学生寮が用意されており、安心して学業に専念できます。
金光学園高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方がとても親身で、質問や相談に熱心に対応してくれる」 「自由な校風で、生徒の自主性を尊重してくれるので、のびのびと学校生活が送れる」 「ほつま祭(文化祭)や体育会などの行事がとても盛り上がり、クラスの団結力が強まる」 「施設が綺麗で充実している。特に図書館や体育館は素晴らしい」 「部活動が盛んで、高い目標を持って打ち込める仲間がいる」 「探究活動など、普通の授業とは違う学びの機会が多くて面白い」
気になる点 「JR金光駅から徒歩圏内だが、坂道があるので少し大変」 「宗教(金光教)がベースにある学校なので、その点に馴染めるかどうかは人によるかもしれない」 「コースによっては課題の量が多く、勉強は楽ではない」 「土曜日も授業があるので、週末の休みが少ないと感じることがある」
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス JR山陽本線「金光駅」から徒歩約8〜10分
通学エリア
JR金光駅が最寄りのため、鉄道を利用して通学する生徒が非常に多いです。地元の浅口市、倉敷市、岡山市の生徒はもちろんですが、福山市など広島県東部から通学する生徒も少なくありません。学生寮も完備されているため、さらに広範囲からの生徒を受け入れています。
金光学園高等学校受験生へのワンポイントアドバイス