広島県呉市に位置する広島県立広高等学校は、長い歴史と伝統を誇る進学校です。1942年設立の旧制中学校などを前身とし、「敬虔・自律・友愛」の校訓のもと、多くの卒業生を社会に送り出してきました。現在は「新しい文武両道」を掲げ、生徒一人ひとりが学習にも部活動にも主体的に挑戦できる環境が整っています。
広高等学校の基本情報
広高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:61
広高等学校に設置されている学科・コース
普通科
2年生から文系・理系の類型に分かれます。自分の興味や将来の進路に合わせて、専門的な科目を重点的に学ぶことができます。大学進学を目指す生徒が、それぞれの目標を達成するためのカリキュラムが組まれています。
広高等学校の特色・校風
校風のキーワード :文武両道、自主自律、落ち着いた雰囲気宿題の量 :口コミでは「多い」と感じる生徒もいるようですが、日々の学習習慣を確立するための適切な量と捉える声もあります。特に進学を目指す生徒にとっては、必要な課題だと考えられています。校則 :他の高校と比較して、特に厳しいという声は少ないようです。ただし、服装に関する規定は細かく定められており、靴は華美でないもの、ベルトは黒か茶色など、高校生らしい身だしなみは求められます。化粧や装飾品は禁止されています。生徒たちの雰囲気 :真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、行事や部活動には全力で取り組む活発さも持ち合わせているようです。穏やかで自由な雰囲気の中で、生徒たちはのびのびと学校生活を送っています。アルバイト :原則として禁止されているようです。学業に専念することが求められます。制服の評判 :冬服はブレザーで、男女ともにネクタイを着用します。落ち着いたデザインで、生徒からの評判は良いようです。土曜授業 :土曜授業が実施されることがあります。
広高等学校の部活動・イベント
部活動
特に実績豊富な部活動 剣道部 :全国大会の常連であり、男女ともに県内トップレベルの実力を誇ります。「成長目標」を掲げ、厳しい稽古を通して心と体を鍛えています。ハンドボール部 :男女ともに県大会で常に上位入賞を果たしており、中国大会でも活躍しています。初心者から始める生徒も多く、チーム一丸となって練習に励んでいます。男子バスケットボール部 :県大会で上位の成績を収めています。チームワークを大切にし、全力で活動しています。
イベント
体育祭 :クラス対抗で様々な競技に臨み、学年を超えて団結力が高まる一日です。文化祭 :各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表、ステージパフォーマンスを披露します。一般公開もされ、多くの来場者で賑わいます。修学旅行 :関東方面を訪れ、大学見学や芸術鑑賞などを通して進路意識を高め、豊かな感性を養います。
広高等学校の進学実績
国公立大学
近年の実績として、広島大学に10名前後、県立広島大学、広島市立大学、愛媛大学、山口大学など、中国・四国地方の主要な国公立大学に多くの合格者を出しています。九州大学などの難関大学への合格者も輩出しています。 難関私立大学
関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)などに合格するなど、難関私立大学にも多くの生徒が進学しています。 その他
広島修道大学、安田女子大学、近畿大学など、地元の私立大学や近畿圏の大学への進学者も多数います。また、看護系の専門学校など、専門分野への進学を選ぶ生徒もいます。
広高等学校の特長・アピールポイント
質の高い「文武両道」の実践 :部活動の強豪校として名を馳せながら、国公立大学への高い進学実績も維持しており、勉強と部活動を両立させたい生徒に最適な環境です。探究活動「おおいなる夢」 :総合的な探究の時間として、生徒が主体的に課題を設定し、探究していくプログラムがあります。キャリア教育の視点を取り入れ、将来の夢を見つけるきっかけとなります。海外姉妹校との交流 :ニュージーランドのバーンサイド高校と姉妹校提携を結んでおり、希望者は短期留学を経験することができます。国際的な視野を広げる貴重な機会です。「広高生の品格」を育む教育 :学校生活全体を通して、新しい時代に必要となる資質を身につけ、未来を切り拓く人材の育成を目指しています。充実した学習サポート体制 :生徒の進路希望に応じて、発展的な内容の科目を開講したり、補習や講習を実施したりと、手厚いサポートが受けられます。
広高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「文武両道を掲げているだけあって、勉強も部活も本気で取り組める環境がある」。 「先生方が熱心に指導してくださり、質問にも丁寧に対応してくれる」。 「穏やかで真面目な生徒が多く、落ち着いた雰囲気で学校生活が送れる」。 「行事がとても盛り上がり、クラスの団結力が深まるのが楽しい」。
気になる点 「典型的な自称進学校だという意見がある」。無理に難関大学を目指させようとする傾向があると感じる生徒もいるようです。 「校舎などの施設が少し古いのが残念」という声が見られます。 「駅から少し歩くので、アクセスが少し不便に感じる」という意見もあります。
アクセス・通学
最寄り駅 :JR呉線「広駅」から徒歩約11分広駅からはバスの便もあり、通学しやすい立地です。呉市内やその周辺地域から、多くの生徒が電車やバス、自転車を利用して通学しています。
広高等学校受験生へのワンポイントアドバイス