呉青山高等学校は、呉市の中心部に位置し、美術館や記念館など、緑豊かで文化的な香りに包まれた落ち着いた環境にある私立の中高一貫校です。一人ひとりの個性を尊重し、その可能性を最大限に引き出すためのきめ細やかな少人数教育を実践しているのが、この呉青山高等学校の大きな魅力と言えるでしょう。

「創意実行」という校訓のもと、生徒一人ひとりが自主性や創造性を高め、自らの夢や志を実現できる人材になることを目指しています。中高一貫校ならではのアットホームな雰囲気の中で、仲間と切磋琢磨しながら、充実した学校生活を送りたいと考えている受験生にとって、呉青山高等学校は素晴らしい選択肢の一つとなるはずです。

この記事では、そんな呉青山高等学校の具体的な情報や在校生からの評判を、様々な角度から詳しくご紹介していきます。皆さんの高校選びの参考に、ぜひ最後までじっくりと読み進めてみてください。

呉青山高等学校の基本情報

まずは、呉青山高等学校の基本的な情報を確認しておきましょう。

項目 内容
正式名称 呉青山高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒737-0023 広島県呉市青山町2-1
代表電話番号 0823-32-1721
公式サイトURL https://www.kureaoyama.ed.jp/

呉青山高等学校の偏差値・難易度・併願校

呉青山高等学校の偏差値は、コースによって異なりますが、おおよそ50〜57が一つの目安となるようです。これは広島県内の高校の中でも中堅レベルに位置し、基礎学力をしっかりと身につけた上で、応用力も問われる難易度と言えます。

同じくらいの偏差値の高校としては、広島市立沼田高等学校、広島県立可部高等学校、広島国際学院高等学校(特進コース)などが挙げられます。合格に必要な内申点の明確な基準は公表されていませんが、日頃の授業に真面目に取り組み、通知表で「3」以上を中心に、得意科目では「4」を目指すことが一つの目標となるでしょう。

私立高校である呉青山高等学校は、多くの受験生が公立高校と併願して受験する傾向があります。特に、一般入試のB方式では受験校の制限がないため、呉三津田高等学校、呉宮原高等学校、広高等学校などを第一志望とする受験生の併願先として選ばれることが多いようです。

呉青山高等学校に設置されている学科・コース

呉青山高等学校には、生徒一人ひとりの進路目標に対応できるよう、2つのコースが設置されています。

  • 特別進学コース

    • どんなことを学ぶ?:難関国公立大学への現役合格を目標に、5教科を中心に応用力を徹底的に鍛えます。月曜日から金曜日まで毎日7時間授業が行われるなど、学習時間をしっかり確保しているのが特徴です。

    • どんな生徒におすすめ?:高い目標を持ち、仲間と切磋琢磨しながら集中的に学習に取り組みたい生徒に最適です。

  • 進学コース

    • どんなことを学ぶ?:地方の国公立大学や有名私立大学への進学を目指し、主要3教科を中心に基礎から応用までバランス良く学びます。部活動や課外活動と学習を両立させやすいカリキュラムになっています。

    • どんな生徒におすすめ?:文武両道を目指し、自分のペースで着実に学力を伸ばしながら、多様な進路を考えたい生徒に向いています。

呉青山高等学校の特色・校風

呉青山高等学校の校風は、「少人数教育」「落ち着いた雰囲気」「面倒見の良さ」といったキーワードで表すことができます。中高一貫校ということもあり、生徒と先生の距離が近く、アットホームな環境で学校生活を送れるという声が多く聞かれます。

  • 宿題の量:進学校ということもあり、日々の課題や週末の課題など、宿題の量は決して少なくはないようです。特に特別進学コースでは、予習・復習が欠かせない毎日となります。

  • 校則:校則は、他の私立高校と比較して標準的か、やや緩やかという意見が見られます。ただし、服装や頭髪に関する基本的な指導は行われているようです。スマートフォンの使用については、校内でのルールを守ることが求められます。

  • 生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多いと言われています。少人数制のため、学年やコースを超えて生徒同士の仲が良く、一体感のある雰囲気が特徴です。

  • アルバイト:原則として禁止されているようです。学業に専念することが第一と考えられています。

  • 制服の評判:男子は伝統的な詰襟、女子は清楚なセーラー服で、保護者や地域からの評判は良いようです。

  • 土曜授業:コースによりますが、進学や補習のために土曜授業が実施されることがあるようです。

呉青山高等学校の部活動・イベント

部活動

呉青山高等学校は、文武両道を掲げ、部活動にも力を入れています。特に以下の部活動は目覚ましい活躍を見せています。

  • 卓球部:県内屈指の強豪として知られ、何度もインターハイに出場するなど輝かしい実績を誇っています。専用の練習場で日々厳しい練習に打ち込んでいます。

  • ドローン部:近年注目を集めている「ドローンサッカー」に取り組む、全国的にも珍しい部活動です。全日本選手権で準優勝し、世界大会に出場するなど、その活躍は目覚ましいものがあります。

運動部はソフトテニス部、バスケットボール部、陸上部などがあり、文化部も情報科学部、音楽部、書道部などが活動しています。 生徒の自主性を尊重し、限られた時間の中で集中して取り組む姿勢が根付いているようです。

イベント

呉青山高等学校の学校行事は、中高合同で実施されるものが多く、生徒たちの大きな楽しみの一つとなっています。

  • 体育祭:5月頃に開催され、学年を超えた縦割りのチームで競い合います。中学生と高校生が一体となって応援する姿は、呉青山ならではの光景です。

  • 文化祭:秋に開催される文化祭は、クラスや文化部による展示、ステージ発表などで大いに盛り上がります。生徒たちが主体となって企画・運営を行い、創造性を発揮する貴重な機会となっています。

  • その他:クラスマッチやマラソン大会、日本の伝統文化に親しむ百人一首大会など、年間を通して多彩な行事が計画されており、学校生活を豊かに彩っています。

呉青山高等学校の進学実績

呉青山高等学校は、そのきめ細やかな進路指導と充実した学習サポートにより、安定した進学実績を上げています。多くの卒業生が、国公立大学や難関私立大学への進学という夢を実現しています。

  • 国公立大学:広島大学、岡山大学、山口大学など、地元の国公立大学を中心に合格者を出しています。

  • 難関私立大学:関西の関関同立や関東のGMARCHレベルの大学にも、毎年コンスタントに合格者を輩出しているようです。

  • その他の進路:大学進学だけでなく、専門学校への進学や就職など、生徒一人ひとりの多様な進路希望にも丁寧に対応しています。

こうした進学実績は、通常の授業に加えて、放課後や長期休暇中に行われる補習や講習、個別指導といった手厚いサポート体制によって支えられています。生徒一人ひとりの学習状況を把握し、目標達成まで粘り強く支援する姿勢が呉青山高等学校の強みです。

呉青山高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、呉青山高等学校ならではの魅力的なポイントをまとめました。

  • 一人ひとりに寄り添う「少人数教育」:先生の目が行き届きやすく、質問や相談がしやすい環境で、自分のペースでじっくりと学習に取り組むことができます。

  • 呉市唯一の「中高一貫校」:高校からの入学生も、内部進学生とすぐに打ち解けられるアットホームな雰囲気が魅力です。異年齢交流を通じて社会性も育まれます。

  • 全国レベルで活躍するユニークな部活動:卓球部や全国でも珍しいドローン部など、自分の興味や特技をとことん追求できる場所があります。

  • 最新の「ICT教育環境」:全ての普通教室に電子黒板機能付きプロジェクターが設置されており、分かりやすく効率的な授業が展開されています。

  • 目標から選べる2つのコース制:難関大学を目指す「特別進学コース」と、文武両道を目指す「進学コース」で、自分に合った学び方を選択できます。

  • 落ち着いた学習環境:呉市の文教地区に位置し、静かで落ち着いた環境の中、勉強に集中することができます。

  • 資格取得への挑戦:在学中に英検や漢検に全員で挑戦する機会があり、学習意欲の向上と自信に繋げています。

呉青山高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、呉青山高等学校に対して様々な声が寄せられています。

  • 良い点:

    • 「先生方がとても熱心で、分かるまで丁寧に教えてくれる」

    • 「少人数なので、クラスの団結力が強く、すぐに友達ができた」

    • 「いじめなどもなく、落ち着いた雰囲気で学校生活が送れる」

    • 「進路相談に親身に乗ってくれて、的確なアドバイスをもらえた」

  • 気になる点:

    • 「校舎や体育館などの施設が少し古いと感じることがある」

    • 「他の大規模な高校と比べると、部活動の種類は少ないかもしれない」

    • 「駅から少し坂を上る必要があるので、夏場は少し大変」

    • 「授業の質は先生によって多少ばらつきがあるかもしれない」という意見もあります。

アクセス・通学

呉青山高等学校へのアクセス方法は以下の通りです。

  • 電車でのアクセス:JR呉線の「呉駅」が最寄り駅で、駅から徒歩約12分から15分です。

  • バスでのアクセス:広電バスの「四ツ道路」バス停で下車し、そこから徒歩約3分から5分です。

通学している生徒は、呉市内全域はもちろん、東広島市や江田島市など、近隣の市町からも多く集まっているようです。

呉青山高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

ここまで読んでいただき、呉青山高等学校の魅力は伝わりましたでしょうか。この学校は、「大規模な学校は少し苦手だけど、落ち着いた環境でじっくりと勉強に打ち込みたい」「先生に親身にサポートしてもらいながら、自分の夢や目標を見つけたい」と考えているあなたに、特におすすめしたい学校です。呉青山高等学校のアットホームな雰囲気は、きっとあなたの高校生活を温かく、充実したものにしてくれるでしょう。

呉青山高等学校の入試では、中学校での学習内容の定着度が問われます。まずは、苦手科目をなくし、どの教科もバランス良く得点できる基礎学力を身につけることが大切です。特に英語・数学・国語の主要3教科については、教科書レベルの問題を完璧に解けるように繰り返し練習しておきましょう。その上で、過去問などを活用して応用問題にもチャレンジしていくと、自信を持って本番に臨めるはずです。応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。