山口県下関市に佇む豊浦高等学校は、120年以上の長い歴史と豊かな伝統を誇る、地域を代表する進学校です。長府毛利藩の藩校「敬業館」を源流とし、歴史ある城下町の落ち着いた環境の中で、生徒たちは日々勉学と部活動に励んでいます。勉学はもちろん、部活動や学校行事にも全力で打ち込む「文武両道」を掲げ、心身ともに大きく成長できる環境が豊浦高等学校にはあります。
豊浦高等学校の基本情報
豊浦高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値
普通科:59
難易度・内申点の目安
主な併願校
下関短期大学付属高等学校 梅光学院高等学校 慶進高等学校 早鞆高等学校
豊浦高等学校に設置されている学科・コース
普通科 どんなことを学ぶ場所か? :1年次では全員が同じ科目を履修し、基礎学力を徹底的に固めます。2年次からは文系と理系に分かれ、それぞれの希望進路に応じた専門的な科目を選択して学習を深めていきます。どんな生徒におすすめか? :国公立大学や難関私立大学への進学を目標に、幅広く学力を高めたい生徒におすすめです。文系・理系どちらの道に進むかまだ迷っている人でも、1年間の学習を通して自分の適性を見極めることができます。
豊浦高等学校の特色・校風
宿題の量 :進学校ということもあり、日々の予習・復習が前提となるため、宿題は多いと感じる生徒が多いようです。特に長期休暇中の課題はかなりの量が出されるという声もあります。校則 :他の高校と比較すると、校則はやや厳しいという評判です。特に男子の頭髪や、男女ともに服装に関する指導は厳しい傾向にあるようです。スマートフォンの校内での使用は電源を切ることが原則となっています。生徒たちの雰囲気 :真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、部活動や学校行事には全力で取り組む活発な生徒も多く、メリハリのある学校生活を送っているようです。元々は男子校だった歴史もあり、体育会系の活気ある雰囲気も残っています。アルバイト :原則として禁止されています。特別な事情がある場合は学校の許可が必要です。制服の評判 :伝統的なスタイルで、男子は黒の詰襟、女子は紺のブレザーです。特に女子の夏服は青いチェックのスカートで、可愛いと評判のようです。土曜授業 :土曜授業は基本的にありませんが、模試などが実施されることはあります。
豊浦高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 :特に体操競技部、剣道部、レスリング部などは県内トップクラスの実力を誇り、全国大会の常連です。バスケットボール部も伝統的に強豪として知られています。広大な敷地にはグラウンドや武道場、体操練習場などが整備されており、充実した環境で練習に打ち込むことができます。文化部 :文化部も活発に活動しています。吹奏楽部や美術部のほか、総合文化部には科学班、郷土研究班、英会話班、JRC班などがあり、興味関心に応じて多様な活動に参加できます。
イベント
豊高祭(文化祭) :毎年6月頃に開催される文化祭は、一般公開もされ、多くの人で賑わいます。1年生は合唱、2年生は展示やゲーム、3年生は食品販売と、学年ごとに特色ある出し物を行います。ステージ発表や吹奏楽部の演奏などもあり、学校全体が一体となる一大イベントです。体育大会 :秋に開催される体育大会は、クラス対抗で熱い戦いが繰り広げられます。元男子校の伝統を引き継ぐ応援合戦は見ごたえがあり、生徒たちの団結力が一層深まります。耐寒訓練・長距離走大会 :冬には耐寒訓練として長距離走大会が実施されるなど、心身を鍛える伝統的な行事も大切にされています。修学旅行 :以前は修学旅行がありませんでしたが、近年は実施されており、2年生の秋頃に行われることが多いようです。
豊浦高等学校の進学実績
国公立大学 :地元の山口大学、九州大学をはじめ、広島大学、岡山大学など、中国・九州地方の主要な国公立大学に毎年多くの合格者を出しています。難関とされる旧帝国大学にも合格者を輩出しています。難関私立大学 :早稲田大学、立命館大学、関西大学、同志社大学といった、いわゆる難関私立大学にも合格実績があります。その他 :大学進学だけでなく、専門学校への進学や公務員・一般企業への就職など、多様な進路に対応しています。
豊浦高等学校の特長・アピールポイント
120年以上の歴史と伝統 :長府藩の藩校「敬業館」を源流に持ち、卒業生は各界で活躍しています。脈々と受け継がれてきた「質実剛健」「文武両道」の精神が校風の基盤となっています。「文武一徳」の人づくり :勉強だけでなく、部活動や学校行事を通して知性・体力・徳性をバランス良く備えた、社会のリーダーとなる人材の育成を目指しています。充実した学習・進路サポート :日々の授業はもちろん、長期休暇中の補習や進路講演会、学習時間の記録など、生徒一人ひとりの夢の実現に向けたきめ細やかなサポート体制が整っています。歴史と自然に恵まれた学習環境 :長府の城下町という落ち着いた環境にあり、県内でも有数の広大な敷地を誇ります。歴史的な遺構も残る緑豊かなキャンパスで、伸び伸びと学校生活を送ることができます。活気あふれる学校行事 :「豊高祭」や「体育大会」など、生徒が主体となって作り上げる行事は非常に盛り上がり、仲間との強い絆を育むことができます。挨拶や礼儀の徹底 :社会に出てから役立つ礼儀作法を重んじており、校内では生徒たちの気持ちの良い挨拶が交わされています。地域との強いつながり :同窓会やPTA、地域住民との連携が強く、学校全体が温かく見守られています。ボランティア活動などを通して地域に貢献する機会も多くあります。
豊浦高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「文武両道を実践したい生徒には最高の環境。勉強も部活も本気で取り組める」 「先生方が熱心で、分からないところは丁寧に教えてくれる。進路相談にも親身に乗ってくれる」 「学校行事が本当に楽しくて、一生の思い出になる。クラスや学年の団結力が強い」 「歴史と伝統のある学校なので、卒業生であることに誇りを持てる」 「挨拶や礼儀が身につく。社会に出てから役立つことを学べた」
気になる点 「校則が他の高校に比べて厳しいと感じることがある。特に頭髪や服装は厳しい」 「課題や小テストが多く、勉強はかなり大変。自主的に学習する習慣がないとついていくのが難しい」 「体育の授業や伝統行事が体力的にきついと感じる人もいるかもしれない」 「最寄り駅から少し距離があり、バスを利用する生徒が多い」 「施設は歴史がある分、少し古いと感じる部分もある」
アクセス・通学
最寄り駅 :JR山陽本線「長府駅」アクセス方法 :長府駅からサンデン交通バスで約10分、「松原」バス停下車、徒歩約1分 長府駅から徒歩の場合は約42分かかります。
通学エリア :下関市内から通学する生徒が中心ですが、市外からスクールバスや公共交通機関を利用して通学している生徒もいます。
豊浦高等学校受験生へのワンポイントアドバイス