鹿児島県立川内高等学校は、120年以上の長い歴史と輝かしい伝統を誇る、地域を代表する進学校です。 これまで多くの卒業生が、国内外の様々な分野で活躍しており、その名声は広く知られています。勉学と部活動の両立、いわゆる「文武両道」を校是とし、生徒一人ひとりが持つ無限の可能性を最大限に引き出す教育が実践されています。
川内高等学校の基本情報
川内高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:60
川内高等学校に設置されている学科・コース
普通科 : 1年次では、文系・理系どちらの進路にも対応できるよう、幅広い科目をバランス良く学習します。2年次から文系・理系に分かれ、それぞれの進路目標に合わせた専門的な学びを深めていきます。 国公立大学や難関私立大学への進学を目指す生徒が多く、高いレベルの授業が展開されます。
川内高等学校の特色・校風
宿題の量 : 進学校ということもあり、日々の予習・復習が欠かせず、課外授業も多いため、宿題の量は多いと感じる生徒が多いようです。 しかし、これは志望大学合格に向けた手厚いサポートの表れとも言えます。校則 : 他の公立高校と比較して、特に厳しいということはないようですが、頭髪の染色やパーマは禁止されています。 スマートフォンの持ち込みは許可制ですが、校内での使用は電源を切る必要があり、使用した場合は指導の対象となります。 アルバイトは原則として禁止されています。生徒たちの雰囲気 : 真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、学校行事や部活動には積極的に参加し、非常に盛り上がるようです。生徒同士の仲も良く、お互いに高め合える環境だという声が多く聞かれます。制服 : 伝統的なデザインで、男子は詰襟、女子はセーラー服です(新しいブレザータイプの制服も導入されています)。 落ち着いたデザインは保護者からの評判も良いようです。土曜授業 : 土曜授業も実施されており、学力向上に向けた取り組みが積極的に行われています。
川内高等学校の部活動・イベント
部活動
漕艇部(ボート部) : 全国大会常連の強豪として知られています。 川内川という絶好の練習環境を活かし、日々厳しいトレーニングに励んでいます。バスケットボール部 : 県内トップクラスの実力を誇り、バスケットボールをするために川内高校へ入学する生徒もいるほどです。陸上部・野球部・弓道部 : これらの部活動も県内では強豪として知られており、高いレベルで文武両道を目指すことができます。
イベント
体育祭 : 全校生徒が一体となって応援や競技に熱中する、川内高校の一大イベントです。特に応援団の演舞は圧巻で、見る人を魅了します。文化祭 : 各クラスや文化部が趣向を凝らした展示やステージ発表を行います。 準備期間から生徒たちの熱気にあふれ、クラスの団結力が一層深まります。川内大綱引 : 地域の伝統行事である川内大綱引に、1年生がボランティアとして参加します。 地域社会との繋がりを肌で感じることができる貴重な体験です。
川内高等学校の進学実績
国公立大学 : 令和5年度の卒業生は、国公立大学に111名が合格しました。 主な合格先としては、地元の鹿児島大学(44名)をはじめ、九州大学(2名)、熊本大学(5名)、九州工業大学(6名)といった九州内の難関大学や、さらには京都大学(1名)、広島大学(2名)といった全国の有名大学にも合格者を出しています。難関私立大学 : 上智大学、同志社大学、立命館大学、西南学院大学、福岡大学など、全国の主要な私立大学にも多数の合格者を輩出しています。その他の進路 : 大学進学だけでなく、公務員(国税局、鹿児島県警、消防局など)や、京セラ株式会社などの地元優良企業への就職実績もあります。
川内高等学校の特長・アピールポイント
「可愛山(えのやま)プロジェクト」 : 学校独自の探究活動プログラムです。 ディスカッションや地域課題探究、個人課題探究などを通じて、学力だけでは測れない思考力や表現力を3年間かけて段階的に養います。「DXハイスクール」認定 : 2024年から、文部科学省の「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」に認定されています。 これにより、ICTを活用した文理横断的な学びが強化され、デジタル社会で活躍できる人材の育成に力を入れています。充実したキャリア教育 : 地域で活躍する社会人や大学教授を招いての講演会などを実施し、生徒が早い段階から将来の夢や目標について考える機会を豊富に提供しています。伝統の「文武両道」 : 勉強と部活動の両方に全力で打ち込める環境が整っています。 多くの部活動が全国レベルで活躍しており、高い目標を持って学校生活を送ることができます。地域との強い連携 : 地域の伝統行事「川内大綱引」への参加などを通じて、地域社会に貢献し、学ぶ機会を大切にしています。歴史と伝統 : 創立120年以上の歴史の中で、約4万人の卒業生を社会に送り出しており、そのネットワークは生徒たちの大きな財産となっています。
川内高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「先生方が熱心で、進路について親身に相談に乗ってくれる」という声が非常に多いようです。 「文武両道が実践できる環境。部活動に打ち込みながら、勉強もしっかり頑張れる雰囲気が良い」 「生徒の自主性を重んじる校風で、行事などを通じて生徒が大きく成長できる」 「高い目標を持つ仲間が多く、互いに刺激し合いながら勉強できる」
気になる点 :「進学校なので、授業の進度が速く、課題も多いので、予習・復習は必須」 「校則については、スマートフォンの使用制限などを少し厳しく感じる生徒もいるようです」 「駅から少し距離があるため、通学が少し大変だという意見もあります」
アクセス・通学
最寄り駅 : 肥薩おれんじ鉄道「上川内駅」、JR九州「川内駅」アクセス方法 :「川内高校前」バス停下車、徒歩約1分 JR「川内駅」からバスで約10分 肥薩おれんじ鉄道「上川内駅」から徒歩約20分
川内高等学校受験生へのワンポイントアドバイス