大分鶴崎高等学校、通称「鶴高(つるたか)」は、大分市東部に位置し、100年以上の歴史と伝統を誇る男女共学の普通科高校です。長い歴史の中で、地域社会に多くの優秀な人材を送り出してきました。「克己・友愛・創造」の校訓のもと、生徒一人ひとりが主体性を持ち、仲間と協力しながら夢に挑戦することを応援する教育が実践されています。
大分鶴崎高等学校の基本情報
大分鶴崎高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値 :普通科: 55
大分鶴崎高等学校に設置されている学科・コース
普通科 :1年次は共通のカリキュラムで学び、基礎学力の定着を図ります。2年次から、それぞれの興味や進路希望に応じて「文系」と「理系」に分かれます。 さらに3年次には、志望する大学の入試形態に合わせて、より専門的な学習を行うためのクラス編成(文系3教科重視型、文系6教科重視型、理系3教科重視型、理系5教科重視型など)が行われ、効率的に受験対策を進めることができます。
大分鶴崎高等学校の特色・校風
校風 : 文武両道、落ち着いた雰囲気、地域に根差した進学校宿題の量 : 課題は毎日出されることが多く、予習・復習も求められるため、量はやや多いと感じる生徒が多いようです。しかし、計画的に学習を進める習慣が身につくというポジティブな声もあります。校則 : 他の高校と比較して、校則は緩やかであるという口コミが多く見られます。 スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、校内では電源を切り、自己管理することが原則です。 髪型についても、染髪などでなければ比較的自由なようです。 服装は制服の着用が義務付けられており、男子は学ラン、女子はセーラー服です。 スカート丈などについても、常識の範囲内であれば厳しく指導されることは少ないという意見が見られます。生徒の雰囲気 : 真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、学校行事や部活動には活発に取り組むなど、オンとオフの切り替えが上手な生徒が多い印象です。国公立大学への進学を目指す生徒が多く、学習意欲の高い環境と言えるでしょう。アルバイト : 原則として禁止されていますが、家庭の事情など、特別な理由がある場合は許可されることもあるようです。制服 : 男子は伝統的な黒の学ラン、女子は紺色のセーラー服です。 デザインについては、昔ながらで落ち着いているという意見や、シンプルで良いという声があります。土曜授業 : 基本的に土曜授業はありませんが、模試などが実施されることはあります。
大分鶴崎高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 :特に、剣道部(男子)は県総体で団体優勝し全国大会に出場するなど、輝かしい実績を誇ります。 女子ハンドボール部や男子硬式テニス部も九州大会に出場する強豪です。 その他、サッカー部、野球部、バスケットボール部なども活発に活動しています。
文化部 :吹奏楽部は県のアンサンブルコンテストで金賞を受賞するなど、高いレベルで活動しています。 美術・写真部、ギター・マンドリン部なども各種コンテストで入賞実績があります。 珍しい部活動としては、舞台映像研究部などがあります。
イベント
鶴嶺祭(文化祭・体育祭) : 大分鶴崎高校で最も盛り上がる行事の一つが、文化祭と体育祭を合わせた「鶴嶺祭(かくれいさい)」です。文化祭では各クラスが趣向を凝らした展示やステージ発表を行い、体育祭ではクラス対抗で熱戦が繰り広げられます。準備期間から生徒が一体となって取り組み、大きな達成感を味わうことができます。クラスマッチ : 年に2回、期末考査後に行われる球技大会です。バレーボールやバスケットボールなどの種目で、クラスの名誉をかけて戦います。修学旅行 : 2年次に実施されます。行き先は年度によって異なりますが、仲間との共同生活を通して、見聞を広め、友情を深める貴重な機会となっています。
大分鶴崎高等学校の進学実績
国公立大学 :地元の 大分大学 への進学者が最も多く、毎年安定した合格実績を上げています。その他、 九州大学 、熊本大学 、広島大学 など、九州を中心とした全国の国公立大学に合格者を出しています。 令和5年度卒業生は、国公立大学に100名以上の合格者を輩出するなど、進学実績が向上している傾向にあります。
難関私立大学 :西南学院大学 、福岡大学 といった九州の主要私立大学への進学者数が多くなっています。関東のGMARCHや関西の関関同立にも合格者を出しています。
その他の進路 :大学進学だけでなく、看護・医療系の専門学校や公務員、民間企業への就職など、多様な進路選択に対応しています。
大分鶴崎高等学校の特長・アピールポイント
100年以上の歴史と伝統 : 1910年の創立以来、地域社会に貢献する多くの卒業生を輩出してきました。この歴史と伝統が、落ち着いた校風と生徒たちの誇りを育んでいます。文武両道を高いレベルで実践 : 多くの部活動が県大会上位、九州・全国大会で活躍する一方で、国公立大学へ多数の合格者を出すなど、学業と部活動の両立を学校全体でサポートする体制が整っています。きめ細やかな進路指導体制 : 生徒一人ひとりの進路希望を実現するため、習熟度別授業や少人数指導、充実した補習体制など、手厚いサポートが受けられます。2年次からの文理選択、3年次からの詳細なコース分けにより、効率的な学習が可能です。落ち着いた学習環境 : JR鶴崎駅から徒歩圏内という利便性の高い立地ながら、周辺は静かな住宅街で、学習に集中できる落ち着いた環境です。地域に根差した探究活動 : 大分市東部の地域に根差した高校として、地域の課題を探究する学習活動(総合的な探究の時間)などにも力を入れています。
大分鶴崎高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」「補習などが充実しており、学習サポートが手厚い」といった、進学指導に関するポジティブな評価が多いようです。 「校則が緩やかで、自由な雰囲気がある」「いじめなどは聞いたことがなく、生徒同士の仲が良い」など、学校生活の満足度も高い傾向にあります。 「行事がとても盛り上がる」「部活動に本気で打ち込める環境がある」といった、勉強以外の活動の充実を挙げる声も目立ちます。 「駅から近くて通いやすい」という立地の良さも評価されています。
気になる点 :「校舎や体育館などの施設が少し古い」という意見が見られます。 「毎日出される課題の量が多くて大変」と感じる生徒もいるようです。 「良くも悪くも伝統を重んじる雰囲気がある」という声もあり、変化を求める生徒には少し物足りなく感じられる部分があるかもしれません。
アクセス・通学
最寄り駅 :JR日豊本線「鶴崎駅」から徒歩約10〜15分
バス :大分バス「国宗」バス停から徒歩約3分 大分バス「西町」バス停から徒歩約4分
大分鶴崎高等学校受験生へのワンポイントアドバイス