埼玉県立岩槻高等学校は、さいたま市岩槻区に位置し、70年以上の歴史と伝統を誇る男女共学の公立高校です。長い歴史の中で地域に根差し、多くの卒業生を社会に送り出してきました。「文武両道」を掲げ、生徒たちは学習活動と部活動、学校行事に全力で取り組んでいます。
岩槻高等学校の基本情報
岩槻高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:50〜52 国際文化科:48〜51
岩槻高等学校に設置されている学科・コース
普通科
基礎基本を重視し、幅広い進路に対応できるカリキュラムが組まれています。2年次から文系・理系を意識した科目選択が始まり、3年次にはそれぞれの進路希望に合わせて本格的に分かれます。将来の夢がまだ具体的に決まっていない人や、幅広い分野からじっくりと進路を選びたい人におすすめです。 国際文化科
県立高校では唯一設置されている、語学力と国際感覚を磨くことに特化した学科です。ALT(外国語指導助手)を活用した少人数制の授業や、オールイングリッシュで行われる授業などを通じて、実践的なコミュニケーション能力を養います。異文化理解を深める行事も豊富で、「毎日が国際交流」を合言葉に、留学生との交流も盛んです。将来、海外で活躍したい人や、語学をとことん学びたいという強い意欲のある生徒に最適な環境です。
※2026年度より「国際教養科」へ変更予定です。
岩槻高等学校の特色・校風
宿題・課題の量
課題の量は「やや多い」と感じる生徒が多いようです。特に長期休暇中の課題は計画的に進める必要がありますが、着実にこなすことで学力向上につながります。 校則
校則は「標準的」または「やや厳しい」という声が見られます。特に頭髪や服装に関する指導は定期的に行われるようです。スマートフォンの使用は、授業中はもちろん禁止ですが、休み時間などでは使用できる場面もあるようです。アルバイトは原則として禁止されていますが、家庭の事情などにより許可される場合もあります。 生徒たちの雰囲気
真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、学校行事や部活動では一体となって盛り上がる活発さも持ち合わせているようです。国際文化科がある影響か、多様な価値観を受け入れるオープンな雰囲気があるとの声もあります。 制服
2026年度から制服がリニューアルされる予定です。新しい制服は、現代的でスタイリッシュなデザインが予定されており、受験生からの注目も集まっています。 土曜授業
基本的に土曜授業はありません。
岩槻高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部
テニス部、陸上部などが関東大会への出場経験があり、強豪として知られています。その他、野球部、サッカー部、バスケットボール部など、多くの部が熱心に活動しています。 文化部
吹奏楽部はコンクールで西関東大会に出場するなど高いレベルで活動しています。また、書道部は全国高等学校総合文化祭へ出品するなどの実績があります。珍しい部活動としては、競技かるた部や、国際文化交流同好会などがあり、多様な興味に応える環境が整っています。
イベント
体育祭(5月)
全学年が縦割りの8つの団に分かれて競い合います。特に、各団が趣向を凝らす応援合戦は大変な盛り上がりを見せ、学年を超えた強い絆が生まれるイベントです。 文化祭「槻の木祭」(9月)
クラスごとの企画や文化部の発表、有志によるステージなど、多彩な催し物で賑わいます。毎年多くの来場者があり、地域でも親しまれている人気のイベントです。 修学旅行(10月)
近年は沖縄などを訪れているようです。平和学習やマリンスポーツ体験など、高校生活の忘れられない思い出となる充実したプログラムが用意されています。 国際交流イベント
国際文化科を中心に、イングリッシュサマーキャンプやオーストラリアへの海外授業体験学習(希望者)など、国際感覚を養うための独自のイベントが豊富に用意されています。
岩槻高等学校の進学実績
国公立大学
埼玉大学などへ合格者を輩出しています。 難関私立大学(GMARCHなど)
GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)へも合格実績があります。 その他進学者が多い大学
日東駒専(日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学)や、大東文化大学、獨協大学、東京電機大学などへの進学者が安定して多い傾向があります。
岩槻高等学校の特長・アピールポイント
県内唯一の「国際文化科」と充実の国際交流
最大の特長は、グローバル人材の育成を目指す「国際文化科」(2026年度から「国際教養科」)の存在です。オーストラリアでの海外授業体験学習やイングリッシュサマーキャンプなど、実践的なプログラムを通して生きた語学力と異文化理解を深めることができます。 2026年度からのリニューアルで進化する学習環境
岩槻北陵高校との統合に伴い、2025年度から校舎の大規模改修が始まります。自習室やセミナー室が増設されるなど、より快適で学習に集中できる環境が整えられます。制服も一新され、新たな歴史を刻む「新生・岩槻高校」として大きな期待が寄せられています。 活気あふれる部活動と学校行事
「文武両道」を体現するように、部活動や学校行事が非常に盛んです。特に体育祭の応援合戦や文化祭「槻の木祭」は、学校全体が一体となって盛り上がる名物イベント。高校生活を全力で楽しみたい生徒にとって最高の舞台が用意されています。 一人ひとりに寄り添う丁寧な進路指導
1年生から始まる計画的な進路指導で、生徒一人ひとりの夢の実現をサポートします。大学進学だけでなく、専門学校や就職など多様な進路に対応できるきめ細やかな指導体制が強みです。 ICTを活用した先進的な授業
全教室にプロジェクターなどが完備され、生徒は1人1台のiPadを活用して授業に参加します。ICTを効果的に用いることで、主体的で対話的な深い学びを実践しています。
岩槻高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が熱心で、進路相談にも親身になってくれる」という声が多く聞かれます。 「体育祭や文化祭などの行事が本当に楽しく、クラスや団の絆が深まる」といった、イベントへの満足度が非常に高いようです。 「国際文化科があり、留学生と話す機会が多くて刺激になる」など、国際交流が盛んな点を評価する声もあります。 「部活動の種類が豊富で、本気で打ち込める環境がある」という意見も多く見られます。
気になる点 「校舎や施設が全体的に古い」という意見は以前から多く聞かれましたが、こちらは2025年度からの大規模改修で大きく改善される見込みです。 「校則が少し厳しいと感じることがある」特に服装や頭髪に関する指導について、一部の生徒からそのような声が上がっています。 「駅から少し歩くのが大変」という意見もあります。多くの生徒は自転車を利用したり、バスをうまく活用したりして通学しているようです。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス 東武アーバンパークライン(野田線)「岩槻駅」東口から徒歩約15〜20分
バスを利用する場合 岩槻駅東口から国際興業バスまたは朝日バスに乗車し、「岩槻高校入口」バス停で下車、徒歩約1〜3分。 JR武蔵野線「東川口駅」北口から「岩槻駅」ゆきの国際興業バスに乗車し、「岩槻高校入口」バス停で下車。 東武スカイツリーライン「越谷駅」西口から「岩槻駅東口」ゆきの朝日バスに乗車し、「岩槻高校入口」バス停で下車。
岩槻高等学校受験生へのワンポイントアドバイス