昭和第一高等学校は、東京都文京区本郷に位置する、90年以上の歴史と伝統を誇る私立の共学校です。 都心にありながら落ち着いた環境で学ぶことができ、最寄り駅の水道橋駅から徒歩約3分というアクセスの良さも魅力の一つです。 生徒一人ひとりの個性を尊重し、希望する進路の実現に向けてきめ細やかな指導を行っているのが、昭和第一高等学校の大きな特長と言えるでしょう。

「明るく・強く・正しく」を校訓に掲げ、知性と人格を兼ね備えた「紳士・淑女」の育成を目指しています。 特進コースと進学コースの2つのコースを設置し、難関大学への進学から、それぞれのレベルに応じた大学進学まで、多様な目標に対応できるカリキュラムが用意されています。

この記事では、そんな昭和第一高等学校について、偏差値や難易度、学校生活の様子、部活動、進学実績などを詳しく解説していきます。中学生や保護者の方が気になるポイントを網羅していますので、ぜひ志望校選びの参考にしてください。

昭和第一高等学校の基本情報

項目 内容
正式名称 昭和第一高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒113-0033 東京都文京区本郷1-2-15
代表電話番号 03-3811-0636
公式サイト https://www.sdh.ed.jp/

昭和第一高等学校の偏差値・難易度・併願校

昭和第一高等学校の偏差値は、コースによって異なりますが、概ね46から55程度とされています。 生徒一人ひとりの目標に応じたコース設定が、この昭和第一高等学校の魅力の一つです。

  • 普通科特進コース: 55

  • 普通科進学コース: 46

同じくらいの偏差値の高校としては、都内では日本大学豊山高等学校、駒込高等学校、東洋大学京北高等学校などが挙げられます。合格に必要な内申点の目安としては、コースや推薦・一般などの入試形態によって異なりますが、5教科で20前後が一つの目安となるようです。

主な併願校としては、私立高校では豊島学院高等学校、東洋高等学校、保善高等学校などが多く選ばれる傾向にあります。都立高校を第一志望とする受験生の併願先としても人気があります。

昭和第一高等学校に設置されている学科・コース

昭和第一高等学校には、普通科の中に2つのコースが設置されており、それぞれの目標に合わせてきめ細やかな指導が行われています。

  • 特進コース

    難関大学への現役合格を目指すコースです。 2年次からは文系・理系に分かれ、受験科目に重点を置いたカリキュラムで集中的に学びます。 予備校講師による特別講座なども用意されており、高いレベルでの学習環境が整っています。

  • 進学コース

    生徒一人ひとりのレベルや希望に応じた大学進学を目指すコースです。 1年次で基礎学力を固め、2年次からは文系・理系を選択し、バランスの取れた学習を進めていきます。 幅広い進路希望に対応できるカリキュラムが特徴です。

昭和第一高等学校の特色・校風

昭和第一高等学校は、「文武両道」と「面倒見の良さ」をキーワードに、落ち着いた雰囲気の中で学校生活を送ることができると評判です。

宿題の量はコースにもよりますが、全体的には標準的という声が多いようです。校則については、頭髪や服装に関する規定があり、スマートフォンの使用には一定のルールが設けられているなど、比較的厳しいと感じる生徒もいるようです。アルバイトは原則として禁止されています。

生徒たちは真面目で落ち着いた雰囲気の生徒が多いと言われています。制服は、男子が黒を基調としたブレザー、女子はチャコールグレーのブレザーで、特に女子はスカートと同色のスラックスを選択できるなど、機能性も考慮されています。

土曜授業は特進コースで実施されており、学力向上に向けた手厚いサポート体制が整っています。

昭和第一高等学校の部活動・イベント

部活動

昭和第一高等学校では、多くの生徒が部活動に加入し、活気にあふれています。運動部、文化部ともに種類が豊富で、自分の興味や関心に合わせて活動を選ぶことができます。

特に、運動部では野球部やサッカー部、バスケットボール部などが盛んに活動しています。文化部では、吹奏楽部が定期演奏会を開催するなど、活発な活動で知られています。珍しい部活動としては、演劇部などが挙げられます。

イベント

生徒たちの手で作り上げる「昭和一高祭(文化祭)」は、毎年多くの来場者で賑わう一大イベントです。 クラスごとの模擬店や研究発表、文化部によるステージパフォーマンスなど、多彩な企画が繰り広げられます。

体育祭もクラス対抗で大いに盛り上がり、生徒たちの一体感を高める大切な行事となっています。修学旅行は、生徒たちの見聞を広め、仲間との絆を深める貴重な機会となっており、例年、充実したプログラムが組まれています。

昭和第一高等学校の進学実績

昭和第一高等学校は、生徒一人ひとりの希望進路を実現するための手厚いサポート体制が整っており、国公立大学から難関私立大学まで、幅広い進学実績を誇っています。

近年の主な進学先としては、国公立大学では千葉大学、東京都立大学などへの合格者が出ています。 私立大学では、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学といった難関大学や、GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)にも多数の合格者を輩出しています。

また、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学といった「日東駒専」レベルの大学へ進学する生徒も非常に多いのが特徴です。

これらの実績を支えているのが、特進コースを対象とした校内予備校の設置や、全学年で実施される進学講習、個別指導など、きめ細やかな進路指導です。

昭和第一高等学校の特長・アピールポイント

昭和第一高等学校には、他の高校にはない独自の魅力がたくさんあります。

  • 都心にある抜群のアクセス: 最寄りの水道橋駅から徒歩約3分という通いやすさは、都内だけでなく近県からも生徒が集まる大きな理由です。

  • 目標に合わせた2つのコース制: 難関大学を目指す「特進コース」と、多様な進路に対応する「進学コース」で、自分の目標に合った学習ができます。

  • 手厚い進学サポート体制: 予備校講師による特別講座や、長期休暇中の進学講習など、志望校合格に向けたサポートが充実しています。

  • 歴史と伝統に育まれた校風: 90年以上の歴史の中で培われた「明るく・強く・正しく」の校訓のもと、落ち着いた環境で学ぶことができます。

  • きめ細やかな生徒指導: 先生と生徒の距離が近く、学習面だけでなく生活面でも親身な指導が受けられると評判です。

  • 選択肢の広い制服: 女子の制服は、スカートに加えてスラックスも選択可能で、機能性にも配慮されています。

  • 充実した学校行事: 生徒が主体となって盛り上げる文化祭や体育祭など、高校生活を彩るイベントが豊富です。

昭和第一高等学校の口コミ・評判のまとめ

昭和第一高等学校の口コミをまとめると、様々な意見が見られます。

良い点:

  • 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」「面倒見が良い」といった、教師のサポート体制を評価する声が多く聞かれます。

  • 「水道橋駅から近く、通学がとても便利」「放課後に遊びに行く場所にも困らない」など、立地の良さを挙げる声も多数あります。

  • 「落ち着いた環境で勉強に集中できる」「真面目な生徒が多い」といった、学習環境に関するポジティブな意見が見られます。

  • 「指定校推薦の枠が充実している」という進学面でのメリットを指摘する声もあります。

気になる点:

  • 「校則が他校に比べて厳しいと感じる」という意見があり、特に頭髪やスマートフォンの使用に関するルールについて言及が見られます。

  • 「施設が少し古い部分がある」といった声も一部で見られます。

  • 「クラスによって雰囲気がかなり違う」という意見もあり、担任の先生によるところが大きいと感じる生徒もいるようです。

アクセス・通学

昭和第一高等学校は、交通の便が非常に良い場所にあります。

  • JR総武線「水道橋駅」東口より徒歩約3分

  • 都営三田線「水道橋駅」A1出口より徒歩約3分

  • 東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」より徒歩約8分

  • 都営大江戸線「春日駅」より徒歩約8分

  • 東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線「本郷三丁目駅」より徒歩約8分

複数の路線が利用できるため、東京23区内はもちろん、千葉県や埼玉県など、幅広いエリアから生徒が通学しています。

昭和第一高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

昭和第一高等学校を目指す皆さん、こんにちは!進学アドバイザーとして、皆さんにエールを送ります。昭和第一高等学校は、何よりもまず「落ち着いた環境で、自分のペースで学習を進めたい」と考えている生徒にぴったりの学校です。先生方のサポートが手厚いので、勉強で分からないことがあっても安心して質問できますし、親身に進路相談に乗ってくれます。

受験勉強においては、まずは基礎力を徹底的に固めることが大切です。特に併願優遇制度などを考えている場合は、中学校の成績、つまり内申点が非常に重要になります。日々の授業を大切にし、定期テストで確実に得点できるよう、計画的に学習を進めましょう。都心にありながら、温かい校風が魅力の昭和第一高等学校で、充実した3年間を過ごしてみませんか。皆さんの挑戦を心から応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。