昭和第一学園高等学校は、東京都立川市に位置し、80年以上の歴史と伝統を誇る私立の共学の高等学校です。近年、その人気はますます高まっており、多くの受験生が注目しています。多様なコース設定と充実した教育環境の中で、生徒一人ひとりの夢の実現を力強くサポートしてくれるのが、昭和第一学園高等学校の大きな魅力です。

この学校では、「確かな学力と豊かな人間性に支えられた人間力の育成」を教育目標に掲げています。単に学力を伸ばすだけでなく、部活動や学校行事を通じて、社会で活躍するための豊かな人間性を育むことにも力を入れています。自分の可能性を最大限に引き出し、充実した3年間を送りたいと考える中学生にとって、非常に魅力的な選択肢の一つと言えるでしょう。

この記事では、そんな昭和第一学園高等学校について、偏差値やコースの特色、学校生活の様子、進学実績など、受験生や保護者の皆さんが本当に知りたい情報を、分かりやすく具体的にお伝えしていきます。ぜひ、あなたの高校選びの参考にしてください。

昭和第一学園高等学校の基本情報

昭和第一学園高等学校の基本的な情報を表にまとめました。

項目 内容
正式名称 昭和第一学園高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒190-0003 東京都立川市栄町2-45-8
代表電話番号 042-536-1611
公式サイト https://www.sdg.ed.jp/

昭和第一学園高等学校の偏差値・難易度・併願校

昭和第一学園高等学校は、コースによって偏差値が異なり、自分の学力や目標に合わせた受験が可能です。近年人気が上昇しており、しっかりとした準備が必要な学校の一つです。

学科・コースごとの最新の偏差値の目安は以下の通りです。

  • 特別選抜コース:60

  • 選抜進学コース:56

  • 総合進学コース(文理進学・探究):51

  • デザインコース:46

同じくらいの偏差値の高校としては、特別選抜コースでは都立南平高校や東大和南高校、私立では明法高校や武蔵野大学高校などが挙げられます。選抜進学コースや総合進学コースでは、都立松が谷高校や富士森高校、私立では八王子実践高校や大成高校などが比較対象となることが多いようです。

合格に必要な内申点の目安については、コースによって異なりますが、例えば選抜進学コースの併願優遇では、9教科の素内申が30以上、3教科(国数英)が11以上といった基準が設けられているようです。ただし、これらの基準は年度によって変動する可能性があるため、必ず学校説明会などで最新の情報を確認するようにしてください。

主な併願校としては、挑戦校として都立南平高校や小平南高校、私立では明星高校や八王子実践高校などがよく選ばれています。 また、最適校としては都立東大和高校や日野高校、私立では東海大学菅生高校や日本学園高校などが挙げられます。 昭和第一学園高等学校を第一志望とする生徒だけでなく、都立高校との併願で受験する生徒も多いのが特徴です。

昭和第一学園高等学校に設置されている学科・コース

昭和第一学園高等学校には、生徒一人ひとりの興味や進路希望に応えるための多彩なコースが設置されています。それぞれのコースで特色ある学びを展開しており、自分の目標に合った環境で高校生活を送ることができます。

  • 特別選抜コース

    難関私立大学への現役合格を目指すコースです。 ターム留学が必修となっており、グローバルな視点を養いたい、高いレベルで学習に取り組みたい生徒におすすめです。

  • 選抜進学コース

    学習と部活動などを両立させながら、GMARCHをはじめとする大学への進学を目指すコースです。 文武両道を高いレベルで実現したい生徒に適しています。

  • 総合進学コース

    基礎学力を定着させ、日本大学や東洋大学、駒澤大学、専修大学などの四年制大学をはじめ、短期大学、専門学校、就職まで、多様な進路希望に対応するコースです。 幅広い選択肢の中から自分の未来を考えたい生徒におすすめです。

  • デザインコース

    東京藝術大学や多摩美術大学、武蔵野美術大学といった美術大学への進学を目指し、デッサンや色彩構成など、デザインの基礎から専門的なスキルまでを学びます。 将来デザイナーやクリエイターになりたいという夢を持つ生徒にぴったりのコースです。

昭和第一学園高等学校の特色・校風

昭和第一学園高等学校は、「文武両道」や「面倒見が良い」といったキーワードで表現されることが多い学校です。約2,000名の生徒が在籍する大規模校でありながら、教職員が生徒一人ひとりにしっかりと向き合う教育を実践しています。

  • 宿題の量

    宿題の量はコースによって差があるようですが、特に選抜進学コースや特別選抜コースでは、日々の予習・復習が欠かせない程度の課題が出されることが多いようです。総合進学コースは、比較的自分のペースで学習を進めやすいという声があります。

  • 校則

    校則は、私立高校としては標準的か、やや厳しめと感じる生徒もいるようです。特に頭髪や服装に関する指導は、きちんとしているという評判です。スマートフォンの使用については、校内での使用は原則禁止されているものの、ルールを守って使用している生徒が多いようです。

  • 生徒たちの雰囲気

    生徒は明るく活発な生徒が多いと言われています。大規模校なので様々な個性を持つ生徒が集まっていますが、全体的に落ち着いた雰囲気で、いじめなども少ないという口コミが見られます。

  • アルバイト

    アルバイトは原則として禁止されていますが、家庭の事情などにより届け出をすれば許可される場合もあるようです。

  • 制服

    制服は、男女ともにブレザースタイルで、シンプルで品があると評判です。特に女子のスカートのチェック柄が可愛いという声が多く聞かれます。

  • 土曜授業

    土曜授業は実施されており、授業時間の確保や、放課後の部活動の活性化に繋がっています。

昭和第一学園高等学校の部活動・イベント

部活動

昭和第一学園高等学校は、部活動が非常に盛んで、運動部、文化部合わせて多くの部・同好会が活発に活動しています。

特に全国レベルでの実績を持つ自転車競技部をはじめ、空手道部、ダンス部などが有名です。 ダンス部は地域のイベントや野球応援にも参加し、学校を盛り上げる存在となっています。 また、自動車研究部では、省エネカーレースやソーラーカーレースに参加するためのマシン製作を行うなど、ユニークな活動をしています。 吹奏楽部もコンクールで金賞を受賞するなど、高いレベルで活動しています。

運動部、文化部ともに充実しており、多くの生徒が部活動に参加し、高校生活を謳歌しています。初心者から始められる部活も多く、新しいことに挑戦したい生徒にも門戸が開かれています。

イベント

昭和第一学園高等学校では、生徒たちの心に残る多彩な学校行事が一年を通して開催されます。

最大のイベントは「菊葉祭(きくようさい)」と呼ばれる文化祭と体育祭です。 文化祭では、各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表、模擬店などを行い、大変な盛り上がりを見せます。体育祭では、クラス対抗で様々な競技に熱中し、団結力を深めます。

修学旅行は、行き先を選択できるのが特徴です。 これまでの例では、沖縄やオーストラリアなどから選ぶことができ、生徒にとって忘れられない思い出となっています。この他にも、芸術鑑賞会や、希望者対象のカナダ語学研修など、豊かな人間性を育むための様々な行事が用意されています。

昭和第一学園高等学校の進学実績

昭和第一学園高等学校は、生徒一人ひとりの進路希望を実現するための手厚いサポート体制が整っており、国公立大学から難関私立大学、専門学校、就職まで幅広い進路実績を誇ります。

最新の大学進学実績を見ると、以下のような大学に合格者を出しています。

  • 国公立大学:東京都立大学、横浜市立大学、千葉大学、茨城大学など

  • 難関私立大学(GMARCHなど):早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、学習院大学など、合計で毎年多くの合格者を輩出しています。

  • その他、進学者が多い大学:日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学といった「日東駒専」や、帝京大学、明星大学などにも多数の合格実績があります。

こうした高い進学実績を支えているのが、学校独自の学習システム「進学支援センター」です。 放課後に利用できる学習スペースで、常駐する教員や現役大学生のチューターから個別の学習指導を受けることができます。 生徒一人ひとりの学習計画に基づいたプログラムが組まれ、日々の学習習慣の確立から志望校合格までをきめ細かくサポートしています。

昭和第一学園高等学校の特長・アピールポイント

昭和第一学園高等学校には、他の高校にはない独自の魅力がたくさんあります。ここでは、その特長やアピールポイントをいくつかご紹介します。

  • 多彩な4つのコース設定

    難関大学を目指すコースから、デザインを専門的に学べるコースまで、自分の目標や興味に合わせて最適な学習環境を選ぶことができます。

  • 充実の学習サポート施設「進学支援センター」

    校内に設けられた学習スペースで、教員や大学生チューターによる個別指導が受けられます。 自習環境が整っているだけでなく、個別の学習プログラムを作成してくれるなど、第一志望校合格を強力にバックアップします。

  • グローバル教育の機会

    特別選抜コースではターム留学が必修となっているほか、希望者向けのカナダ語学研修も用意されており、国際感覚を養う機会が豊富です。

  • 全国レベルで活躍する部活動

    自転車競技部やダンス部をはじめ、多くの部活動が全国大会などで優秀な成績を収めています。 本気で部活動に打ち込みたい生徒にとって、最高の環境が整っています。

  • ユニークな部活動の存在

    自動車研究部やライフセービング部、創作デザイン部など、珍しい部活動があるのも魅力の一つです。 自分の「好き」をとことん追求することができます。

  • 大規模校ならではの多様性

    全校生徒数が約2,000名と多く、様々な個性や価値観に触れることができます。 多くの仲間と出会い、刺激し合いながら成長できる環境です。

  • 立川という利便性の高い立地

    多摩地区の中心地である立川にあり、交通の便が良いことも魅力です。 周辺には商業施設も多く、学校帰りに友達と過ごす場所にも困りません。

昭和第一学園高等学校の口コミ・評判のまとめ

昭和第一学園高等学校は、多くの在校生や卒業生から様々な声が寄せられています。ここでは、ポジティブな口コミと、注意点として挙げられることのあるネガティブな口コミを公平にご紹介します。

  • 良い点:

    • 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」「進学支援センターのサポートが手厚い」など、面倒見の良さを評価する声が非常に多いようです。

    • 「部活動が盛んで、充実した高校生活が送れる」「菊葉祭などの行事がとても楽しく、クラスの団結が深まる」といった、学校生活の楽しさに関する口コミも目立ちます。

    • 「コースが細かく分かれているので、自分の目標に合った勉強ができる」という、多様なコース設定を評価する声もあります。

    • 「施設が綺麗で整っている」「人工芝のグラウンドが素晴らしい」など、学習環境の良さについての評判も高いです。

  • 気になる点:

    • 「校則が少し厳しいと感じることがある」「スマートフォンの使用制限が不便」といった、校則に関する意見が見られます。

    • 「生徒数が多いため、先生に覚えてもらうのが大変なこともある」という、大規模校ならではの側面を指摘する声もあります。

    • 「駅から少し歩く」「バスが混むことがある」など、通学の利便性に関する口コミも一部で見られます。

    • 「コースによって生徒の雰囲気が少し違う」と感じる生徒もいるようです。

アクセス・通学

昭和第一学園高等学校へのアクセスは、複数の駅やバス路線が利用でき、様々なエリアから通学しやすい環境です。

  • JR中央線・南武線・青梅線「立川駅」北口より、西武バスまたは立川バスで約8分、「昭和第一学園」下車。

  • 多摩モノレール「立飛駅」より徒歩約12分。

  • 多摩モノレール「泉体育館駅」より徒歩約13分。

  • 西武拝島線「東大和市駅」より西武バスで約12分、「昭和第一学園」下車。

立川市、八王子市、日野市、国分寺市、小平市などをはじめ、JR中央線や南武線、西武線、多摩モノレールの沿線など、多摩地域を中心に幅広いエリアから生徒が通学しています。

昭和第一学園高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

昭和第一学園高等学校を目指す皆さん、こんにちは!進学アドバイザーとして、皆さんの挑戦を心から応援しています。この学校は、「自分の夢や目標に向かって、仲間と一緒に成長したい」と強く願う君にこそ、ぴったりの場所です。文武両道を掲げ、勉強にも部活動にも本気で取り組める環境が、昭和第一学園高等学校にはあります。

受験勉強においては、まず基礎学力をしっかりと固めることが何よりも大切です。特に、併願優遇制度などを活用する場合は、中学校の成績(内申点)が非常に重要になります。日々の授業を大切にし、定期テストで確実に点数を取ること、そして提出物をきちんと出すことを心がけましょう。その上で、過去問題などを活用して、出題傾向に慣れておくことをお勧めします。

昭和第一学園高等学校は、君の「やりたい!」という気持ちを全力でサポートしてくれる学校です。自分の可能性を信じて、最後まで諦めずに頑張ってください。応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。