東京都立豊島高等学校は、80年以上の歴史と伝統を誇る、落ち着いた雰囲気の都立高校です。「至誠」という校是のもと、何事にも誠心誠意取り組む生徒の育成を目指しています。都心からのアクセスも良く、緑豊かな環境で充実した高校生活を送りたいと考えている受験生にとって、豊島高等学校は非常に魅力的な選択肢の一つと言えるでしょう。
東京都立豊島高等学校の基本情報
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東京都立豊島高等学校の偏差値・難易度・併願校
東京都立豊島高等学校に設置されている学科・コース
普通科 : 1年生では、全員が共通の科目を履修し、文系・理系にとらわれない幅広い知識の土台を築きます。2年生からは緩やかな文理選択が始まり、国公立大学の二次試験にも対応できるような学習を進めます。そして3年生になると、各自の志望校や目標に合わせた多様な選択科目が用意されており、夢の実現に向けた最後の追い込みをかけることができます。特別進学クラス : 2年生と3年生には、難関大学への進学を目指す生徒を対象とした「特別進学クラス」が1クラスずつ設置されます。このクラスでは、より高いレベルの授業が展開され、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨しながら学力を伸ばしていくことができます。
東京都立豊島高等学校の特色・校風
宿題の量 : 宿題の量は、他の進学校と比較して標準的か、やや少なめという声が多いようです。ただし、毎朝10分間の朝学習や英検の全員受験など、日々の学習習慣を大切にする取り組みが行われています。校則 : 校則は比較的緩やかで、生徒の自主性が重んじられているという口コミが多く見られます。スマートフォンの持ち込みは許可されており、服装に関しても過度な指導は少ないようです。生徒たちは、自由な環境の中で、自分たちで考えて行動することが求められます。生徒たちの雰囲気 : 真面目で心優しい生徒が多いと言われています。普段は落ち着いていますが、文化祭や体育祭などの行事になると、クラスや学年を越えて団結し、大いに盛り上がる行動力も持ち合わせています。アルバイト : アルバイトは原則として禁止されていますが、家庭の事情などにより許可される場合もあるようです。制服の評判 : 2020年度から新しいデザインの制服が導入されました。上品でスタイリッシュなデザインは、受験生や在校生から高い評価を得ているようです。スクールカラーである「えんじ色」の細い糸が織り込まれているのが特徴です。土曜授業 : 土曜授業は実施されていません。その分、平日の授業や放課後の時間を有効活用し、勉強や部活動に集中できる環境です。
東京都立豊島高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 :女子バスケットボール部 : 都大会ベスト32に進出するなど、安定した実績を残しています。文化・スポーツ特別推薦も実施しており、高いレベルでバスケットボールに取り組みたい生徒におすすめです。軟式野球部 : 過去には都大会ベスト4に進出した実績もある強豪です。近隣の中学校のグラウンドなどを借りながら、熱心に練習に励んでいます。陸上競技部 : 区民駅伝での優勝や、リレーマラソンでの優勝など、様々な大会で活躍しています。グラウンドだけでなく、近隣の公園なども練習場所として活用しています。
文化部 :吹奏楽部 : コンクールでの実績はもちろん、地域のイベントなどでも演奏を披露する機会が多い、人気の部活動です。進路探究部 : 大学合格という実績を掲げるユニークな部活動です。平日だけでなく土曜日も活動し、仲間と情報交換をしながら第一志望合格を目指します。
イベント
豊島祭(文化祭) : 毎年9月に行われる学校最大のイベントで、「文化祭」「弁論大会」「舞台祭」が同時に開催されます。特に「舞台祭」は、有志の生徒が演劇や音楽、ダンスなどを披露する豊島高校ならではの行事で、毎年大きな盛り上がりを見せます。体育祭 : 6月に行われます。全校生徒が赤・青・黄の3つの団に分かれて競い合うため、学年やクラスの垣根を越えた交流が生まれます。クラスごとにデザインしたオリジナルTシャツを着て参加するのも伝統です。歩こう会 : 5月に行われる名物行事です。1、2年生は奥武蔵の山道を30km以上、3年生も16kmの道のりを一日かけて歩ききります。豊かな自然の中で友人との絆を深めながら、心身を鍛える貴重な体験となります。修学旅行 : 2年生の1月に沖縄へ行きます。美しい自然や文化に触れるだけでなく、平和学習などを通して多くを学ぶ機会となっています。
東京都立豊島高等学校の進学実績
各種講習会・ガイダンス : 夏休みなどを利用した勉強合宿「進路探究合宿」や、国公立大学を目指す生徒のためのガイダンスなど、年間を通して様々な進路イベントが開催されています。特進クラスの設置 : 2・3年生には、難関大学合格を目指す「特別進学クラス」が設置されており、高いレベルの授業と手厚いサポートを受けることができます。探究活動 : 1年次から3年次まで、総合的な探究の時間を通して、自ら問いを立て、調べ、発表する力を養います。この経験は、大学入試の小論文や面接対策にも直結します。
東京都立豊島高等学校の特長・アピールポイント
生徒の主体性を育む多彩な学校行事 : 奥武蔵の山道を一日かけて歩く「歩こう会」や、文化祭・弁論大会・舞台祭を同時に行う「豊島祭」など、生徒が中心となって企画・運営する伝統行事が豊富です。手厚い進路指導と「一段高い進路希望の実現」 : 「特別進学クラス」の設置や希望制の勉強合宿など、生徒一人ひとりの目標達成を全力でサポートする体制が整っており、GMARCHなどの難関私立大学への進学実績が大きく伸びています。科学への興味を育む独自のプログラム : 都内や近県の科学博物館を見学する「サイエンスミュージアム探究」や、東日本大震災の被災地を訪れる「福島ホープツーリズム」など、知的好奇心を刺激するユニークな体験学習の機会が用意されています。海外学校間交流推進校としての国際理解教育 : 海外学校間交流推進校に指定されており、中国の姉妹校との交流や、希望者向けのオーストラリアスタディツアーなどが企画されています。新しくモダンな校舎と充実した設備 : 2021年に完成した新校舎は、木材がふんだんに使われた温かみのあるデザインで、生徒からも好評です。広々としたグラウンドやテニスコート、図書館など、施設も充実しています。伝統ある名誉な校歌 : 校歌は、世界的に有名な作曲家・山田耕筰氏が作曲、歌人・佐々木信綱氏が作詞を手がけた、創立以来変わらない伝統あるものです。落ち着いた文教地区という立地 : 池袋から電車で10分圏内という利便性の高い場所にありながら、周辺は穏やかな住宅街が広がっており、安心して学習に集中できる環境です。
東京都立豊島高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」「行事が本当に楽しく、クラスの団結力が強い」といった、手厚いサポートや学校行事の充実を評価する声が多く見られます。 「校則が緩やかで、自由な雰囲気なのが良い」「新校舎が綺麗で快適に過ごせる」など、生徒の自主性を尊重する校風や学習環境の良さも好評です。 「真面目で優しい人が多いので、落ち着いた高校生活を送りたい人にはぴったり」という意見もあり、穏やかな校風が生徒たちに支持されているようです。
気になる点 :「駅から少し歩くのが大変」「坂道が多い」といった、アクセスに関する意見がいくつか見られます。 「部活動によっては、練習場所の確保が大変なことがある」という声も聞かれます。 「土曜授業がない分、平日の授業の進度は少し早いかもしれない」と感じる生徒もいるようです。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス :東京メトロ有楽町線・副都心線 「小竹向原駅」4番出口から徒歩約8分 東京メトロ有楽町線・副都心線 「千川駅」1番出口から徒歩約8分 西武池袋線 「江古田駅」北口から徒歩約12分
通学エリアの傾向 :
豊島区内から通学する生徒はもちろんですが、練馬区、板橋区、北区など、近隣の区から通う生徒も多いようです。東京メトロや西武線が利用できるため、幅広いエリアからアクセスしやすいのが特徴です。
東京都立豊島高等学校受験生へのワンポイントアドバイス