聖徳大学附属女子高等学校は、千葉県松戸市にある、長い歴史と「和」の精神を大切にする私立の女子校です。礼儀作法や美しい所作を学ぶ独自の授業がある一方で、生徒一人ひとりの進路実現に向けた手厚いサポート体制も整っています。これからご紹介する聖徳大学附属女子高等学校の様々な情報を知ることで、皆さんの高校選びの視野がぐっと広がるかもしれません。

この学校の魅力は、落ち着いた環境の中で、自分らしさを伸ばしながら、将来の夢に向かって着実にステップアップできる点にあります。勉強はもちろん、部活動や学校行事にも真剣に取り組む生徒が多く、充実した3年間を送ることができるでしょう。

この記事では、聖徳大学附属女子高等学校がどんな学校なのか、偏差値やコース、学校生活の様子まで、受験生の皆さんが本当に知りたい情報を詳しく解説していきます。ぜひ、最後まで読んで、あなたの志望校選びの参考にしてください。

聖徳大学附属女子高等学校の基本情報

項目 内容
正式名称 聖徳大学附属女子中学校・高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 女子校
所在地 〒270-2223 千葉県松戸市秋山600
代表電話番号 047-392-8111
公式サイトURL http://www.seitoku.jp/highschool/

聖徳大学附属女子高等学校の偏差値・難易度・併願校

聖徳大学附属女子高等学校の偏差値はコースによって異なり、特進コースが58、進学コースが49、音楽科が50程度となっています。 特進コースは千葉県内の私立高校の中でも上位に位置づけられる難易度と言えるでしょう。

同じくらいの偏差値の高校としては、特進コースであれば和洋国府台女子高等学校の特進コースや千葉敬愛高等学校の特進選抜コースなどが挙げられます。進学コースの場合は、千葉商科大学付属高等学校や東京学館浦安高等学校などが視野に入ってきます。合格に必要な内申点の目安としては、コースにもよりますが、5教科で17以上、9教科で31以上が一つの基準となるようです。

聖徳大学附属女子高等学校を第一志望とする受験生は、併願校として江戸川女子高等学校、和洋国府台女子高等学校、国府台女子学院高等部などを選ぶ傾向があります。

聖徳大学附属女子高等学校に設置されている学科・コース

聖徳大学附属女子高等学校では、生徒一人ひとりの興味や進路希望に合わせた多様な学びが用意されています。それぞれのコースで特色あるカリキュラムが組まれており、自分の夢に近づくための専門的な知識やスキルを身につけることができます。

  • 普通科 特進コース

    国公立大学や難関私立大学への現役合格を目指すコースです。応用力を養うためのゼミなど、大学受験に特化したカリキュラムで学力を徹底的に鍛えます。

  • 普通科 進学コース

    幅広い進路に対応できる学力を育むコースです。2年次からは、さらに多様な進路希望に対応するため、進学、児童保育、看護医療などのコースに分かれて専門性を高めていきます。

  • 音楽科

    音楽大学への進学や音楽のプロフェッショナルを目指す人のための専門コースです。ピアノや声楽、管弦打楽器などの専門実技レッスンを深く学びます。

聖徳大学附属女子高等学校の特色・校風

聖徳大学附属女子高等学校の校風は、「落ち着いた雰囲気」「礼節を重んじる」といったキーワードで表現できます。建学の精神である「和」を大切にし、礼儀作法を学ぶ「小笠原流礼法」の授業が週に1時間設けられているのが大きな特徴です。 この授業を通して、相手を思いやる心や美しい所作を身につけることができます。

  • 宿題の量

    コースや学年によりますが、日々の学習習慣を確立するために適切な量の課題が出されるようです。特に特進コースでは、大学受験を見据えた課題が多くなる傾向があります。

  • 校則

    校則は、私立の女子校として標準的な厳しさという声が多いようです。特に服装や頭髪に関する指導はきちんと行われています。スマートフォンについては、校内での使用ルールが定められており、節度ある利用が求められます。

  • 生徒たちの雰囲気

    真面目で落ち着いた雰囲気の生徒が多いと言われています。女子校ならではのびのびとした環境で、何事にも積極的に取り組む生徒が多いようです。

  • アルバイト

    原則として禁止されていますが、特別な事情がある場合は学校に申請し、許可を得る必要があるようです。

  • 制服の評判

    ネイビーを基調とした伝統的なセーラー服とブレザーで、上品で可愛らしいと評判です。 オプションのセーターやコートも充実しており、季節に合わせた着こなしが楽しめます。

  • 土曜授業

    土曜授業は実施されており、学力向上や進路実現に向けたサポートが行われています。

聖徳大学附属女子高等学校の部活動・イベント

部活動

聖徳大学附属女子高等学校は、部活動も非常に盛んで、多くの部が全国レベルで活躍しています。

  • 吹奏楽部

    全国大会の常連校として知られ、数々の輝かしい実績を誇ります。東関東吹奏楽コンクールでの金賞受賞など、その実力は折り紙付きです。専用の練習施設も充実しており、高いレベルで音楽に打ち込みたい生徒におすすめです。

  • 書道部

    全国高等学校総合文化祭で最優秀作品に選ばれるなど、こちらも全国トップレベルの実力です。 集中して作品と向き合うことで、感性や表現力を磨くことができます。

  • その他の部活動

    運動部では陸上部やテニス部、文化部では箏曲部やマーチングバンド部などが活発に活動しています。 多種多様な部活動があり、きっと自分に合った場所が見つかるでしょう。

イベント

学校生活を彩るイベントも、聖徳大学附属女子高等学校の大きな魅力の一つです。生徒が主体となって作り上げる行事は、毎年大変な盛り上がりを見せます。

  • 聖徳祭(文化祭)

    毎年秋に開催される文化祭は、各クラスや部活動が趣向を凝らした発表や模擬店を出店し、多くの来場者で賑わいます。

  • 体育祭

    クラス対抗で様々な競技に挑みます。特にクラス全員で跳ぶ大縄跳びや選抜リレーは、練習から熱が入り、クラスの絆が深まる一大イベントです。

  • 修学旅行

    高校生活の思い出となる修学旅行では、オーストラリアなどを訪れ、異文化に触れる貴重な体験をします。

聖徳大学附属女子高等学校の進学実績

聖徳大学附属女子高等学校は、生徒一人ひとりの希望進路を実現するための手厚いサポート体制が整っており、高い進学実績を誇っています。内部進学だけでなく、多くの生徒が国公立大学や難関私立大学へと進学しています。

  • 国公立大学

    お茶の水女子大学、筑波大学など、毎年安定して合格者を輩出しています。

  • 難関私立大学

    GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)や、東京女子大学、日本女子大学といった有名女子大学への進学者も多数います。

  • 聖徳大学への内部進学

    附属校の強みとして、聖徳大学・聖徳大学短期大学部への内部推薦制度も充実しています。保育や教育、看護、音楽などの分野に進みたい生徒にとっては、大きな魅力となっています。

進学実績を支える取り組みとして、放課後の補習や長期休暇中の講習、学習合宿などが充実しています。また、東大生を学習コーチとして招いたゼミなど、生徒の学習意欲を高めるためのユニークなプログラムも用意されています。

聖徳大学附属女子高等学校の特長・アピールポイント

聖徳大学附属女子高等学校には、他の高校にはないユニークで魅力的な取り組みがたくさんあります。

  • 小笠原流礼法を学ぶ授業

    週に1時間、全学年で礼儀作法を学ぶ授業があります。 相手を思いやる心や美しい所作を身につけることができ、社会に出てからも役立つと卒業生から高い評価を得ています。

  • 充実した女子教育

    男子生徒の目を気にすることなく、のびのびと自分らしさを発揮できる環境です。 体育祭の応援団長や文化祭の実行委員など、様々な場面でリーダーシップを発揮する機会が与えられ、生徒の自主性や協調性を育みます。

  • 「女性キャリア」という独自の進路教育

    女子の特性を生かし、将来のキャリアプランを考えるための授業が全学年で設けられています。 社会で活躍する女性から話を聞く機会などもあり、自分の将来像を具体的に描くことができます。

  • 全国レベルで活躍する部活動

    吹奏楽部や書道部をはじめ、多くの部活動が全国規模の大会で優秀な成績を収めています。 高いレベルで部活動に打ち込みたい生徒にとって、最高の環境が整っています。

  • きめ細やかな進路指導

    生徒一人ひとりの希望に合わせた手厚いサポート体制が魅力です。 附属大学への内部進学から、国公立・難関私立大学への一般受験まで、幅広い進路選択が可能です。

  • 落ち着いた学習環境

    緑豊かなキャンパスに、礼法室やCALL教室、食堂など、充実した施設が整っています。 落ち着いた環境で、日々の学習に集中することができます。

聖徳大学附属女子高等学校の口コミ・評判のまとめ

ここでは、在校生や卒業生から寄せられた聖徳大学附属女子高等学校の口コミや評判を、良い点と気になる点に分けてご紹介します。

  • 良い点

    • 「礼法の授業を通して、人としてのマナーや立ち居振る舞いが身についた」という声が非常に多く聞かれます。

    • 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれ、手厚いサポートのおかげで希望の大学に合格できた」といった、進路指導への満足度が高いようです。

    • 「女子校なので、いじめもなく、皆仲が良い。安心して学校生活を送ることができる」という意見も多く見られます。

    • 「行事がとても盛り上がり、クラスの団結力が強い。最高の思い出が作れた」と、学校行事を楽しんでいる生徒が多いようです。

  • 気になる点

    • 「校則が少し厳しいと感じることがある」という声が一部で見られます。特に服装やスマートフォンの使用に関するルールについては、入学前に確認しておくと良いでしょう。

    • 「駅から少し歩くので、アクセスが少し不便に感じる」という意見もあります。

    • 「施設が少し古い部分がある」という口コミも見受けられますが、学習に必要な設備は整っています。

アクセス・通学

聖徳大学附属女子高等学校へのアクセス方法は以下の通りです。

  • 最寄り駅

    • 北総線「秋山駅」より徒歩10分

    • 北総線「北国分駅」より徒歩10分

    • JR常磐線「松戸駅」より京成バスで約15分、「聖徳学園」下車

松戸市内からの通学者が多いですが、市川市、船橋市、柏市などの近隣市や、東京都内、茨城県から通っている生徒もいます。

聖徳大学附属女子高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

聖徳大学附属女子高等学校は、礼儀作法を重んじる落ち着いた環境で、しっかりと勉強に集中したい人、そして女子だけの環境でのびのびと学校生活を楽しみたい人に特におすすめの学校です。特に、将来、保育士や教員、看護師、音楽家などを目指している人にとっては、附属大学と連携した専門的な学びができるという大きなメリットがあります。

受験勉強では、まず基礎を固めることが大切です。特に特進コースを目指す場合は、中学校の学習内容を完璧に理解した上で、応用問題にも対応できる力をつけておく必要があります。過去問を繰り返し解き、出題傾向を掴んでおきましょう。

聖徳大学附属女子高等学校は、あなたの「なりたい自分」を全力で応援してくれる学校です。目標に向かって最後まで諦めずに、頑張ってください。応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。