湘南工科大学附属高等学校は、湘南の明るい日差しが降り注ぐ藤沢市にキャンパスを構える、活気あふれる共学の私立高校です。一人ひとりの夢と個性を大切にし、「社会に貢献できる人間」を育てることを目指しています。緑豊かなキャンパスには最新の設備が整い、生徒たちは日々の学習や部活動にのびのびと打ち込んでいます。

この学校の大きな魅力は、目標に応じて選べる多彩なコース設定です。大学進学を目指すコースから、専門技術を学ぶコース、そして全国レベルで活躍する部活動に打ち込めるコースまで、あなたの「なりたい未来」を力強くサポートする環境が湘南工科大学附属高等学校にはあります。

この記事では、そんな湘南工科大学附属高等学校の気になる偏差値やコースの詳細、学校生活の様子、部活動、進学実績などを、進学アドバイザーの視点から詳しく解説していきます。あなたの高校選びの参考に、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

湘南工科大学附属高等学校の基本情報

まずは、学校の基本的な情報を確認しましょう。

項目 内容
正式名称 湘南工科大学附属高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒251-0046 神奈川県藤沢市辻堂西海岸一丁目1番25号
代表電話番号 0466-34-4114
公式サイトURL https://www.sh.shonan-it.ac.jp/

湘南工科大学附属高等学校の偏差値・難易度・併願校

湘南工科大学附属高等学校の魅力の一つは、自分の学力や目標に合わせてコースを選択できる点です。ここでは最新の偏差値と、合格に必要な内申点の目安、そして多くの受験生が併願する学校について見ていきましょう。

学科・コースごとの偏差値は以下のようになっています。

  • 普通科進学特化コース: 59

  • 普通科アドバインスコース: 54

  • 普通科スタンダードコース: 49

  • 普通科技術コース: 45

合格に必要な内申点の目安としては、例えば推薦入試の場合、進学特化コースで「中学2年と3年の5科の成績(3年次を2倍)が75点満点中68点」、アドバンスコースで「56点」などが基準となっているようです。 もちろん、これはあくまで目安であり、詳細な基準は年度によって変わる可能性があるため、必ず学校説明会などで確認してください。

同じくらいの偏差値の高校としては、公立では藤沢西高校、茅ケ崎西浜高校、私立では向上高校、アレセイア湘南高校などが挙げられます。

多くの受験生が併願校として選ぶのは、鎌倉学園高校、平塚学園高校、相洋高校などが多いようです。

湘南工科大学附属高等学校に設置されている学科・コース

湘南工科大学附属高等学校には、生徒一人ひとりの多様な興味や進路希望に応えるための多彩なコースが設置されています。 それぞれのコースでどんなことが学べるのか、どんな人におすすめかを見ていきましょう。

  • 進学特化コース

    • どんなことを学ぶ?:国公立大学や難関私立大学への現役合格を目指し、ハイレベルな授業や演習を重点的に行います。

    • どんな生徒におすすめ?:高い目標を持ち、仲間と切磋琢磨しながら難関大学合格を目指したい人。

  • アドバンスコース

    • どんなことを学ぶ?:GMARCHなどの難関私立大学や、多様な学部への進学を目指し、基礎から応用まで着実に学力を伸ばします。

    • どんな生徒におすすめ?:部活動と勉強を両立させながら、希望する大学への進学を叶えたい人。

  • スタンダードコース

    • どんなことを学ぶ?:幅広い進路に対応できるよう、基礎学力を固めることを重視。一人ひとりのペースに合わせた丁寧な指導が特徴です。

    • どんな生徒におすすめ?:高校生活を楽しみながら、自分の興味や関心を見つけ、じっくりと将来の進路を考えたい人。

  • 技術コース

    • どんなことを学ぶ?:系列の湘南工科大学との連携を活かし、情報技術や工学の基礎を実践的に学びます。

    • どんな生徒におすすめ?:プログラミングやものづくりに興味があり、将来はエンジニアや技術者として活躍したい人。

  • 体育コース

    • どんなことを学ぶ?:全国レベルで活躍する運動部に所属し、専門的な指導のもとで競技力向上を目指しながら、学習との両立を図ります。

    • どんな生徒におすすめ?:特定のスポーツで高い目標を持ち、高校生活を部活動に打ち込みたい人。

湘南工科大学附属高等学校の特色・校風

湘南工科大学附属高等学校は、「文武両道」「自由闊達」といった言葉が似合う、明るくエネルギッシュな校風が特徴です。湘南の海に近い開放的なキャンパスで、生徒たちはのびのびと学校生活を送っています。

  • 宿題の量:コースによって差はありますが、特に進学系のコースでは毎日コツコツ取り組むべき課題が出されることが多いようです。計画的に学習する習慣が身につくでしょう。

  • 校則:他の私立高校と比較すると、比較的自由な雰囲気があるという声が多いです。ただし、頭髪や服装については一定の指導があるようです。スマートフォンの校内での使用は、ルールを守れば認められている傾向にあります。

  • 生徒たちの雰囲気:活発で元気な生徒が多い印象です。 部活動が非常に盛んなため、クラスや部活での一体感が強く、学校行事も大いに盛り上がります。

  • アルバイト:原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、許可制で認められることがあるようです。

  • 制服:男子は詰襟、女子はブレザーとスカートまたはスラックスです。シンプルで品のあるデザインが評判で、特に女子の夏服は爽やかで人気があるようです。

  • 土曜授業:土曜日は基本的に休みのようですが、コースによっては講習や模試などが行われることがあります。

湘南工科大学附属高等学校の部活動・イベント

部活動

湘南工科大学附属高等学校の大きな魅力の一つが、活発な部活動です。 特に体育コースを持つ運動部は全国レベルで活躍しており、数々の輝かしい実績を誇ります。

  • 運動部

    • 水泳部:全国大会の常連で、過去にはオリンピック選手も輩出しています。男女ともにインターハイで総合優勝を経験するなど、輝かしい実績を誇ります。

    • サッカー部:神奈川県内でも強豪として知られ、専用の人工芝グラウンドで日々練習に励んでいます。

    • 硬式テニス部:男女ともに全国選抜大会やインターハイに多数出場しており、高いレベルでの活躍が目立ちます。

    • そのほか、男子バスケットボール部や卓球部なども関東大会や全国大会で活躍しています。

  • 文化部

    • 吹奏楽部:地域のイベントにも積極的に参加し、コンクールでの入賞経験も豊富です。

    • 鉄道研究部:全国高等学校鉄道模型コンテストで高い評価を受けるなど、本格的な活動を行っています。

    • ものづくりや科学技術に触れられる部活動が充実しているのも、湘南工科大学附属ならではの特色です。

イベント

仲間との絆を深める学校行事も、湘南工科大学附属高等学校の魅力です。

  • 湘工祭(文化祭):毎年秋に開催される文化祭は、地域の人々も訪れるほどの大規模なイベントです。クラスや文化部による展示・発表、有志によるステージパフォーマンスなど、キャンパス全体が熱気に包まれます。

  • 体育祭:6つの色に分かれて競い合う体育祭は、非常に盛り上がります。 生徒たちの団結力とエネルギーが爆発する一日です。

  • 修学旅行:コースごとに目的地が異なるのが特徴です。 例えば、進学コースは北海道、技術コースはハワイ、体育コースはサイパンなど、それぞれの学びに合わせた研修が行われます。

  • その他:新入生を対象とした合宿、芸術鑑賞会、マラソン大会など、年間を通して多彩なイベントが企画されています。

湘南工科大学附属高等学校の進学実績

湘南工科大学附属高等学校は、多彩なコース設定を活かし、生徒一人ひとりの希望進路の実現を力強くサポートしています。近年、大学進学実績も大きく向上しており、国公立大学や難関私立大学への合格者を多数輩出しています。

2024年度の主な大学進学実績は以下の通りです。

  • 国公立大学:横浜国立大学、東京都立大学など 6名

  • 難関私立大学(早慶上理ICU):早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学など 20名

  • 難関私立大学(GMARCH):明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、学習院大学など 37名

その他、系列の湘南工科大学への進学はもちろん、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学といった大学にも多くの生徒が進学しています。進路指導が手厚く、夏期・冬期講習や放課後講習、土曜講習などが充実しており、生徒の学力向上をしっかりとバックアップする体制が整っています。

湘南工科大学附属高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、湘南工科大学附属高等学校ならではの強みやユニークな取り組みをまとめました。

  • 目標に合わせた多彩な5つのコース:難関大学進学から専門技術の習得、トップアスリートを目指すことまで、自分の「やりたい」が見つかるコース設定が最大の魅力です。

  • 湘南工科大学との高大連携:技術コースでは大学の施設を利用した授業や、大学教授による指導を受ける機会があり、専門的な学びを一足先に体験できます。

  • 全国レベルで活躍する強力な部活動:水泳部やサッカー部をはじめ、多くの部活動が全国の舞台で活躍。高いレベルでスポーツに打ち込める環境が整っています。

  • 活気あふれる学校行事:生徒が主体となって創り上げる文化祭「湘工祭」や体育祭は、学校全体が一体となる一大イベントです。

  • 湘南の自然に恵まれた開放的なキャンパス:海の近くという絶好のロケーション。広々とした敷地には人工芝グラウンドや屋内プールなど、充実した施設が揃っています。

  • コース別に行き先が異なる修学旅行:進学コースは北海道、技術コースはハワイ、体育コースはサイパンなど、学びの目的に合わせたユニークな研修旅行が用意されています。

  • 手厚い進路サポート体制:各コースの目標達成に向けた補習や講習が充実しており、一人ひとりの進路実現をきめ細かくサポートします。

湘南工科大学附属高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、学校生活の様々な側面について多くの声が寄せられています。ここでは、ポジティブな口コミとネガティブな口コミ(注意点)を公平にご紹介します。

  • 良い点:

    • 「部活動がとても盛んで、目標を持って打ち込める環境がある」

    • 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれるので心強い」

    • 「体育祭や文化祭などの行事が本当に楽しく、クラスの団結力が強まる」

    • 「施設が綺麗で充実している。特に人工芝のグラウンドは素晴らしい」

    • 「コースがたくさんあるので、自分に合った環境で勉強できる」

    • 「明るく元気な生徒が多く、毎日が楽しい」

  • 気になる点:

    • 「駅から少し距離があるので、バスか自転車を利用する人が多い」

    • 「コースによって生徒の雰囲気や勉強への意識がかなり違うように感じる」

    • 「校則は厳しくないが、服装や頭髪については時々指導が入る」

    • 「食堂が混雑することがある」

アクセス・通学

湘南の海にほど近い、開放的な環境に湘南工科大学附属高等学校はあります。

  • 最寄り駅からのアクセス

    • JR東海道本線「辻堂駅」南口から徒歩約17〜22分

    • JR「辻堂駅」南口からバスで約5〜7分、「高砂小学校前」または「南海岸」下車

    • JR「藤沢駅」北口からバスで約15分、「南海岸」下車

通学している生徒は、地元の藤沢市や茅ヶ崎市、平塚市、鎌倉市など、湘南エリア全域から集まっています。また、横浜市や県央地区から通う生徒も少なくありません。

湘南工科大学附属高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

湘南工科大学附属高等学校を目指す君へ。この学校は、何か一つでも「これを頑張りたい!」という熱い想いを持っている人にぴったりの場所です。勉強でトップを目指したい、部活動で全国の舞台に立ちたい、専門的な技術を身につけたい。どんな目標でも、湘南工科大学附属高等学校は全力で応援してくれます。

受験勉強では、まず自分の入りたいコースの偏差値と内申点の基準をしっかりと確認しましょう。そして、その基準をクリアすることを目標に、日々の学習計画を立ててください。特に私立高校の入試では、中学校の成績(内申点)が非常に重要になります。定期テスト対策をしっかり行い、授業態度や提出物にも真剣に取り組むことが合格への近道です。

湘南工科大学附属高等学校は、君の「挑戦したい」という気持ちを待っています。充実した高校生活を送りたいなら、ぜひ一度、学校説明会に足を運んでみてください。

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。