茨城県立古河第三高等学校、通称「古河三高(こがさんこう)」。古河市にあるこの学校は、地域でも有数の進学校として知られています。高校生活は、勉強はもちろん、部活動や学校行事など、たくさんの思い出ができる大切な3年間です。だからこそ、どんな学校なのか、自分に合っているのか、しっかり知った上で志望校を決めたいですよね。
茨城県立古河第三高等学校の基本情報
茨城県立古河第三高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:57
昌平高等学校 佐野日本大学高等学校 國學院大學栃木高等学校 白鷗大学足利高等学校
茨城県立古河第三高等学校に設置されている学科・コース
普通科 2年次より文系・理系コースに分かれる 文系コース : 国語、地理歴史、公民、英語などの文系科目を重点的に学びます。法学部、経済学部、文学部、教育学部などへの進学を目指す生徒におすすめです。理系コース : 数学、理科、英語などの理系科目を重点的に学びます。理学部、工学部、医学部、薬学部、農学部などへの進学を目指す生徒におすすめです。
3年次にはさらに細分化 3年生になると、さらに進路希望に応じて文系Ⅰ類(私立文系)、文系Ⅱ類(国公立文系)、理系Ⅰ類(看護・農学系)、理系Ⅱ類(理工・医薬系)といったように、より志望大学に特化したクラス編成になるのが、この古河第三高等学校の大きな特徴です。
茨城県立古河第三高等学校の特色・校風
宿題の量 : 進学校ということもあり、日々の課題や週末課題など、宿題の量はやや多いと感じる生徒が多いようです。特に長期休暇中は、まとまった量の課題が出される傾向があります。校則 : 他の高校と比較すると、校則は比較的緩やかだという声が多く聞かれます。 スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、授業中の使用はもちろん禁止です。服装に関しても、定期的に頭髪や制服の着こなしについて指導が入ることがあるようです。生徒たちの雰囲気 : 全体的に真面目で落ち着いた生徒が多い印象です。 周りの生徒も大学進学を目指しているため、互いに切磋琢磨しながら学習に取り組む雰囲気が自然と生まれています。休み時間には友達と楽しく話す姿も見られ、真面目な中にも和やかな空気が流れています。アルバイト : 原則として禁止されています。 家庭の事情など、やむを得ない場合に限り、許可制で認められることもあるようですが、基本的には学業に専念することが求められます。制服 : 男子は伝統的な黒の詰襟学生服、女子は紺色のブレザーにリボンと、清楚で落ち着いたデザインです。口コミでは「可愛い」「格好いい」という声と、「少し地味」という声の両方があるようです。土曜授業 : 土曜日に模擬試験や課外授業が行われることが多く、大学受験に向けたサポート体制が整っていると言えます。
茨城県立古河第三高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 : 野球部、サッカー部、ソフトテニス部、陸上部、水泳部などが県大会で活躍しています。 特に、野球部は地域の期待も高く、活気のある練習風景が見られます。文化部 : 吹奏楽部、美術部、写真部などが有名です。 特に美術部や写真部は、全国高等学校総合文化祭に出展するなど、全国レベルの実績を誇ります。 珍しい部活動としては、弓道部や茶道部などがあり、日本の伝統文化に触れることもできます。
イベント
文化祭「三高祭」 : 毎年大変な盛り上がりを見せる一大イベントです。クラスごとの模擬店やステージ発表、文化部の展示など、多彩な企画で彩られます。有志によるバンド演奏やダンスパフォーマンスもあり、生徒たちのエネルギーが爆発します。体育祭 : クラス対抗で様々な競技に挑みます。長縄跳びやリレーなど、定番の種目はもちろん、応援合戦も見どころの一つです。クラスTシャツを揃え、一丸となって優勝を目指す姿は、まさに青春そのものです。球技会 : 年に2回開催され、バスケットボール、バレーボール、サッカー、ドッジボールなどの種目でクラスのプライドをかけて戦います。修学旅行 : 2年生の秋に実施され、行き先は関西方面が定番のようです。古都の歴史や文化に触れ、仲間との絆を深める貴重な機会となっています。
茨城県立古河第三高等学校の進学実績
国公立大学 : 21名合格主な合格大学: 宇都宮大学(10名)、埼玉大学(3名)、茨城大学、福島大学、群馬大学など
難関私立大学 :GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)や東京理科大学などに合格者を出しています。
その他 :東洋大学(26名)、日本大学(11名)、獨協大学(19名)、文教大学(26名)、帝京大学(28名)など、多くの生徒が首都圏の有名私立大学に進学しています。 専門学校への進学や就職を選ぶ生徒もおり、多様な進路に対応しています。
茨城県立古河第三高等学校の特長・アピールポイント
徹底した進路指導 : 1年次から計画的な進路指導が行われます。2年次、3年次と進むにつれて、文理選択や志望校別のクラス編成が行われ、生徒一人ひとりの目標に合わせたきめ細やかなサポートが受けられます。「ブライトホール」という名の自習室 : 校内には「ブライトホール」と呼ばれる専用の自習棟があり、静かな環境で集中して学習に取り組むことができます。 多くの生徒が放課後や休日に利用し、受験勉強に励んでいます。充実の課外授業 : 平常授業以外にも、土曜日や長期休暇中に多くの課外授業(補習)が設定されており、大学受験に向けた学力向上を強力にバックアップしています。伝統ある落ち着いた校風 : 創立から50年以上の歴史を持つ伝統校であり、落ち着いた学習環境が整っています。真面目に勉強したい生徒にとっては最適な環境と言えるでしょう。活発な部活動 : 文武両道を掲げ、多くの部活動が県大会以上のレベルで活躍しています。勉強と部活動を両立させ、充実した高校生活を送りたい生徒にぴったりです。スクールバスの運行 : JR古河駅や栗橋駅からスクールバスやシャトルバスが運行されており、遠方からの通学もサポートされています。
茨城県立古河第三高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「先生方が熱心で、質問にも丁寧に対応してくれる」という声が多く、学習サポートの手厚さが評価されています。 「周りの生徒の学習意欲が高く、自然と勉強する習慣が身についた」といった、学習環境の良さを挙げる声が目立ちます。 「ブライトホール(自習室)があり、集中して勉強できる環境がありがたい」という意見も多数見られます。 「最初は大変だと感じたが、充実した高校生活を送れた」「入学前の評判よりも良い学校だった」という、満足度の高い口コミも寄せられています。
気になる点 :「進学校なので、課題や小テストが多くて大変」という声は一定数あります。 「大学進学、特に国公立大学への進学を強く勧められる雰囲気がある」と感じる生徒もいるようです。 「駅から遠く、アクセスがあまり良くない」という点は、多くの生徒が指摘するデメリットです。 「イベントは楽しいが、勉強中心の学校生活なので、いわゆる『キラキラした高校生活』をイメージしているとギャップがあるかもしれない」という意見も見られます。
アクセス・通学
最寄り駅 :JR東北本線「古河駅」または「栗橋駅」
駅からのアクセス :古河駅、栗橋駅ともに駅からは距離があり、徒歩では50分〜60分ほどかかります。 多くの生徒は自転車を利用しており、駅から約20分ほどです。 古河駅西口からシャトルバスが運行されています(乗車約10分)。 古河市のコミュニティバス「ぐるりん号」の「古河三高」または「けやき平公園前」バス停で下車する方法もあります。
茨城県立古河第三高等学校受験生へのワンポイントアドバイス