和歌山県立新宮高等学校は、1901年(明治34年)に創立され、120年以上の歴史と伝統を誇る男女共学の公立高校です。 熊野地方における教育・文化の中心的な役割を担い、かつては「熊野大学」とも称されるほどの最高学府でした。 これまでに4万人以上の卒業生を社会に送り出し、学術、文化、スポーツなど、国内外の様々な分野で活躍する人材を育成してきました。
和歌山県立新宮高等学校の基本情報
和歌山県立新宮高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:52
和歌山県立新宮高等学校に設置されている学科・コース
普通科 どんなことを学ぶ場所か:基礎学力の定着を重視し、丁寧な授業で「わかった!」を実感できる学科です。 幅広い科目をバランスよく学び、それぞれの進路希望を実現するための土台を築きます。 どんな生徒におすすめか:国公立大学や私立大学への進学を目指し、まずは基礎からしっかりと学力を身につけたい生徒におすすめです。
学彩探究科 どんなことを学ぶ場所か:「もっと知りたい!」という知的好奇心を大切に、探究的な学びを積極的に取り入れる学科です。 学校設定科目「くまの学彩」などを通して、地域や社会の課題について深く探究し、解決策を考える力を養います。 どんな生徒におすすめか:特定の分野に強い興味があり、自ら課題を見つけて主体的に学ぶ意欲のある生徒や、推薦入試や総合型選抜での大学進学を視野に入れている生徒におすすめです。
和歌山県立新宮高等学校の特色・校風
校風のキーワード :質実剛健、文武両道、落ち着いた雰囲気、地域との連携宿題の量 :宿題の量は、進学校ということもあり、ある程度多いという声が見られますが、日々の学習習慣を確立するための適切な量と捉える生徒が多いようです。校則 :校則は、他の高校と比較して特別厳しいということはないようです。 定期的に服装検査があり、頭髪やピアスのチェックが行われます。 スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、校内での使用ルールは守る必要があります。生徒たちの雰囲気 :真面目で落ち着いた生徒が多い印象です。 特に、大学進学を目指すクラスでは、学習意欲の高い生徒が集まり、互いに切磋琢磨する環境があるようです。アルバイト :アルバイトは原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、許可を得て行うことが可能です。制服 :制服は伝統的なデザインの学生服とセーラー服です。制服に関する評判は様々ですが、落ち着いたデザインを好む声もあります。土曜授業 :土曜授業は基本的にありませんが、模試や特別な講座が実施されることがあります。
和歌山県立新宮高等学校の部活動・イベント
部活動
全体の様子 :運動部、文化部ともに充実しており、生徒たちはそれぞれの目標に向かって熱心に活動しています。特に、フェンシング部やボート部は全国大会に出場するなど、輝かしい実績を誇っています。注目の部活動 フェンシング部 :全国レベルの強豪校として知られ、数々の大会で優秀な成績を収めています。高いレベルで競技に打ち込みたい生徒におすすめです。ボート部 :熊野川を練習の舞台とし、インターハイなど全国の舞台で活躍しています。豊かな自然の中で、心身ともに鍛えることができます。吹奏楽部 :地域のイベントやコンクールで活躍しており、文化祭のオープニングでは全校生徒を巻き込んだパフォーマンスで会場を盛り上げます。
イベント
彩雲祭(文化祭) :毎年9月に行われる文化祭は「彩雲祭(あやぐもさい)」と呼ばれ、大変な盛り上がりを見せます。 クラスごとの展示やアトラクション、3年生による食べ物バザー、文化部のステージ発表など、多彩な企画で来場者を楽しませます。体育祭 :ブロック対抗で優勝を競う体育祭は、学校全体が一体となる一大イベントです。 綱引きや大縄跳び、リレーなどの定番種目に加え、応援合戦も見どころの一つで、生徒たちの熱気がグラウンドに満ち溢れます。熊野古道ロングハイキング :世界遺産である熊野古道を1年生全員で踏破する、新宮高校ならではの伝統行事です。 豊かな自然と歴史に触れながら、友人との絆を深める貴重な体験となります。修学旅行 :2年次に実施され、北海道や関東、九州など、行き先は様々です。 級友と共に旅をしながら見聞を広め、高校生活最高の思い出を作ります。
和歌山県立新宮高等学校の進学実績
国公立大学 :近年では、和歌山大学をはじめ、大阪公立大学、神戸大学、広島大学、岡山大学といった近畿圏や中四国の大学を中心に、毎年多くの合格者を出しています。 過去には北海道大学や筑波大学といった難関大学への合格実績もあります。難関私立大学 :関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学といった「関関同立」に毎年多数の合格者を輩出しています。 また、早稲田大学や青山学院大学などの首都圏の難関私立大学にも合格者を出しています。その他の進路 :大学進学だけでなく、看護系の専門学校や公務員、民間企業への就職など、多様な進路選択に対応しています。進学サポート :放課後や長期休暇中には補習が行われ、生徒の学力向上をサポートしています。 また、大学見学会やキャリアゼミナールといった進路指導に関する取り組みも充実しており、生徒が早期から将来について考える機会を提供しています。
和歌山県立新宮高等学校の特長・アピールポイント
120年以上の歴史と伝統
1901年の創立以来、熊野地方の教育をリードしてきた伝統校です。 多くの著名な卒業生を輩出しており、地域からの信頼も厚いです。 世界遺産「熊野古道」での探究学習
学校設定科目「くまの学彩」や、1年生全員で参加する「熊野古道ロングハイキング」など、世界遺産である熊野の自然や文化をフィールドとした独自の学習プログラムが充実しています。 グローバルな視野を育む教育
文部科学省から「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業」の拠点校に指定された実績があり、探究活動や国際交流を通じて、世界で活躍できる人材の育成に力を入れています。 充実した施設と恵まれた学習環境
広大な敷地には、約4万冊の蔵書を誇る図書館や情報処理室、宿泊可能な研修施設「彩雲館」など、県下有数の施設が整っており、生徒は恵まれた環境で学ぶことができます。 全国レベルで活躍する部活動
フェンシング部やボート部をはじめ、多くの部活動が全国大会で活躍しています。文武両道を実践し、高校生活をより充実させたい生徒にとって最高の環境です。
和歌山県立新宮高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が熱心に指導してくださり、進路相談にも親身に乗ってくれる」という声が多く見られます。 「比較的自由な校風で、のびのびと高校生活を送ることができた」という意見があります。 「熊野古道ロングハイキングなど、新宮高校ならではの行事が楽しく、良い思い出になった」という口コミが寄せられています。 「学習意欲の高い友人に囲まれて、勉強に集中できる環境だった」という卒業生の声もあります。
気になる点 「駅から少し距離があるため、アクセスが少し不便」という意見があります。 「校舎や施設が少し古い部分がある」という声も一部で見られます。 「いわゆる『自称進学校』的な側面もあり、課題が多いと感じることがある」という意見も寄せられています。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス JR紀勢本線「新宮駅」から徒歩約12〜20分 熊野交通バス「新宮高校前」バス停から徒歩約2〜3分
通学エリア
新宮市内や東牟婁郡内から通学する生徒が中心ですが、三重県の一部から通学している生徒もいます。遠方からの生徒のために、寄宿舎(寮)も完備されています。
和歌山県立新宮高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

