兵庫県立西宮高等学校、通称「県西(けんにし)」は、100年以上の歴史と伝統を誇る、西宮市が誇る公立高校です。 阪神間でも人気が高く、自由な校風の中にも落ち着きがあり、生徒一人ひとりが主体的に学校生活を送っているのが大きな魅力と言えるでしょう。勉学はもちろん、部活動や学校行事にも全力で打ち込める環境が整っています。
兵庫県立西宮高等学校の基本情報
兵庫県立西宮高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値・難易度
普通科(単位制):60 音楽科(単位制):55
主な併願校
報徳学園高等学校 仁川学院高等学校 武庫川女子大学附属高等学校 神戸龍谷高等学校 雲雀丘学園高等学校
兵庫県立西宮高等学校に設置されている学科・コース
普通科 どんなことを学ぶ場所か:基礎学力の定着を重視しつつ、2・3年次では多様な選択科目が用意されており、生徒の興味・関心や進路希望に応じた学習ができます。 少人数での授業も多く、きめ細やかな指導が受けられるのが特長です。 どんな生徒におすすめか:国公立大学や難関私立大学への進学を目指し、文武両道で充実した高校生活を送りたい生徒におすすめです。
音楽科 どんなことを学ぶ場所か:音楽に関する専門的な知識や技術を深く学べる、県内でも珍しい公立の音楽科です。 ピアノだけで50台近くあるなど、充実した設備が整っています。 どんな生徒におすすめか:音楽大学への進学など、音楽の道を本格的に目指している生徒に最適な環境です。
兵庫県立西宮高等学校の特色・校風
宿題の量 :課題は「そこそこな量」という声があり、多すぎず少なすぎず、日々の学習習慣を身につけるのに適した量のようです。校則 :以前は比較的厳しめという評判もありましたが、近年は私服での登校が許可される日を設けるなど、少しずつ緩やかになっている傾向があります。 ただし、スマートフォンは校内では使用禁止といったルールは健在のようです。 制服の着こなしや髪色については、伝統校らしく厳しい指導が行われることもあるようです。生徒たちの雰囲気 :真面目で穏やかな生徒が多いと言われています。 関西学院大学が近くにあるため、アカデミックな雰囲気が漂う環境です。アルバイト :原則として禁止されています。制服の評判 :女子のセーラー服は、紺色のスカーフが特徴的で、数十年変わらない伝統的なデザインが人気です。 令和6年度からは、標準服を着用する日以外は私服での登校も可能になる「標準服制度」が導入されました。土曜授業 :基本的に土曜授業はありません。
兵庫県立西宮高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動 吹奏楽部 :全国レベルの強豪校として知られ、数々のコンクールで優秀な成績を収めています。音楽科の生徒だけでなく、普通科の生徒も多く所属し、高いレベルで活動しています。陸上部 :オリンピック選手を輩出するなど、輝かしい実績を誇ります。 近畿大会や全国大会の常連であり、活気のある部活動です。演劇部 :強豪校として有名で、高いレベルの舞台を作り上げています。
珍しい部活動 アニメーション部 :美術室で、コピックやデジタル作画など、各自のスタイルでイラスト制作に取り組んでいます。 文化祭での作品展示や部誌の配布など、活発に活動しているようです。
全体の様子
運動部、文化部ともに充実しており、生徒の多くが部活動に加入し、熱心に取り組んでいます。ソフトテニス部は週3日と土曜午前のみの練習で、テスト1週間前は休みになるなど、勉強との両立がしやすいように配慮されている部もあるようです。
イベント
県西祭(文化祭・体育祭)
毎年6月に行われる「県西祭」は、県西最大のイベントです。 特に文化祭は、1年生は縁日、2年生は模擬店、そして3年生はクラスごとの演劇(音楽科はミュージカル)を披露するのが伝統です。 演劇は、生徒が脚本から舞台セット、衣装、照明、音響まで全てを担当し、そのクオリティの高さは圧巻です。 体育祭もクラス対抗で大変盛り上がります。 修学旅行
行き先は年によって異なりますが、生徒たちにとっては高校生活の大きな思い出の一つとなっています。 その他のイベント
1年生の4月にはオリエンテーション合宿があり、クラスメイトとの親睦を深めます。 また、冬季には文化部の発表会なども行われます。
兵庫県立西宮高等学校の進学実績
主な大学進学実績
国公立大学 :大阪大学、神戸大学、大阪公立大学、兵庫県立大学、京都工芸繊維大学、岡山大学、広島大学など、近畿圏を中心に多数の合格実績があります。難関私立大学 :関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学といった「関関同立」に多くの生徒が進学しています。特に関西学院大学への進学者が多い傾向にあります。その他 :音楽科の生徒は、京都市立芸術大学、大阪教育大学、同志社女子大学など、音楽系の大学へ進学するケースが多いです。
進学サポート
兵庫県立西宮高等学校の特長・アピールポイント
100年以上の歴史と「質実剛健」の校風
創立100年を超える伝統校であり、「質実剛健」の校訓のもと、落ち着いた学習環境が整っています。 県内有数の公立「音楽科」
専門的な音楽教育を受けられる音楽科が設置されており、充実した設備と環境で音楽の道を志すことができます。 単位制で実現する多様な学び
普通科、音楽科ともに単位制を導入しており、生徒一人ひとりの興味や進路に合わせた柔軟な科目選択が可能です。 活発な国際交流プログラム
オーストラリアの姉妹校とのオンライン交流や海外研修などを実施しており、グローバルな視野を育む機会が豊富にあります。 生徒が主役で作り上げる「県西祭」
文化祭での3年生による演劇は圧巻の一言。 生徒が主体となって企画・運営する学校行事は、一生の思い出になること間違いなしです。
兵庫県立西宮高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点
文武両道が実現できる環境 :「勉強も部活も頑張りたい人には最高の環境」「先生方のサポートが手厚い」といった、文武両道を実践できることへの評価が高いようです。真面目で落ち着いた校風 :「生徒の質が良く、いじめなども聞いたことがない」「穏やかな人が多く、過ごしやすい」など、安心して学校生活を送れるという声が多数あります。充実した学校行事 :「県西祭は本当に楽しい」「クラスの団結力が高まる」など、特に文化祭に対する満足度が非常に高いです。伝統ある制服 :特に女子のセーラー服は「可愛い」と評判で、この制服に憧れて入学する生徒もいるようです。
気になる点
坂の上の立地 :最寄り駅から学校まで坂道を10分以上歩く必要があり、「通学が大変」「夏は特にきつい」という意見は多く見られます。施設の古さ :伝統校ならではの悩みとして、「校舎が少し古い」「冬は暖房が昼までしかつかず寒い」といった施設面での不満の声も一部あります。校則 :「スマホが使えないのが不便」「頭髪指導などが少し厳しいと感じる」など、校則に対してやや窮屈さを感じる生徒もいるようです。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス 阪急今津線「甲東園」駅下車、西へ徒歩約12分 阪急今津線「仁川」駅下車、徒歩約15分 阪急バス「上甲東園」バス停下車、徒歩約2分
甲東園駅からは坂道が続くため、体力が必要という声が多いです。 自転車通学の場合、学校内に駐輪場がないため、駅周辺の駐輪場を借りる必要があります。 通学エリア
西宮市内はもちろん、宝塚市、伊丹市、尼崎市など、阪神間の広いエリアから生徒が通学しています。
兵庫県立西宮高等学校受験生へのワンポイントアドバイス