神戸市立神港橘高等学校は、長い歴史を持つ2つの市立高校が統合し、2016年に「みらい商学科」という新しい学びの形とともに誕生した、活気あふれる専門高校です。神戸の未来を支える「人財」を育てることを目標に掲げ、地域社会と連携したユニークなキャリア教育を実践しています。単に資格取得や就職を目指すだけでなく、社会で本当に役立つ実践的なスキルと、豊かな人間性を育むことに力を入れているのが、この神港橘高等学校の大きな魅力です。
神港橘高等学校の基本情報
神港橘高等学校の偏差値・難易度・併願校
みらい商学科:46
神港橘高等学校に設置されている学科・コース
みらい商学科 概要 : 商業の枠を超え、地域社会と連携しながら課題解決能力やコミュニケーション能力を育む学科です。1年次では商業の基礎を幅広く学び、自分の興味や適性を見極めます。2年次からの類型 :会計類型 : 企業の経営に不可欠な簿記や会計を中心に学びます。数字に強く、将来は企業の経理や事務、または税理士などの専門職を目指したい人におすすめです。情報類型 : プログラミングやシステム開発、データ分析など、ICTスキルを専門的に学びます。IT業界で活躍したい人や、情報技術を駆使して新しいサービスを生み出したい人に最適です。
神港橘高等学校の特色・校風
宿題の量 : 専門的な内容を学ぶため、課題やレポートは少なくないようですが、「多すぎて大変」というよりは、資格取得やスキルアップに直結するため、やりがいを感じている生徒が多いようです。校則 : 校則については、「やや厳しい」と感じる声と、「社会に出るためのマナーとして妥当」という声の両方があります。特に頭髪や服装に関する指導は、他の高校と比較して厳しいと感じる生徒もいるようです。 スマートフォンの校内での使用は原則禁止されており、休み時間も使えない点に不便さを感じる意見が見られます。生徒たちの雰囲気 : 明るく活発な生徒が多い一方で、資格取得や進路実現に向けて真面目に学習に取り組む雰囲気が共存しています。商業科という特性上、コミュニケーション能力の高い生徒が多い傾向があるようです。アルバイト : アルバイトは原則として許可されていませんが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、学校に申請し許可を得ることで可能になる場合があります。制服の評判 : 制服は、落ち着いたデザインのブレザースタイルで、生徒からは「可愛い」「かっこいい」と評判が良いようです。土曜授業 : 現在、土曜授業は実施されていません。
神港橘高等学校の部活動・イベント
部活動
龍獅團(りゅうしだん) : 他の高校では見られない、非常に珍しく、そして華やかな部活動です。 中国の伝統芸能である龍舞や獅子舞を本格的に学び、地域のイベントや南京町の春節祭などで見事な演舞を披露しています。そのパフォーマンスは圧巻で、学校の象徴的な存在となっています。女子バレーボール部 : 伝統的に強豪として知られ、県大会でも常に上位の成績を収めています。高いレベルでバレーボールに打ち込みたい生徒にとっては、非常に魅力的な環境です。商業系の部活動(OA部、情報研究部など) : ワープロやコンピュータのスキルを競う大会で、全国大会に出場するなど輝かしい実績を誇ります。授業で学んだ専門知識をさらに高め、実践的なスキルを磨くことができます。
イベント
みらい祭(文化祭) : 毎年秋に開催される文化祭は、最大のイベントの一つです。 各クラスが趣向を凝らした模擬店や展示、ステージ発表を行い、大変な盛り上がりを見せます。特に、龍獅團やダンス部、吹奏楽部などのパフォーマンスは必見です。スポーツ大会 : 5月頃に開催され、クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げます。クラスの団結力を高める絶好の機会となっています。修学旅行 : 2年生の秋に実施され、行き先は年によって異なりますが、生徒たちにとっては高校生活一番の思い出となるイベントです。課題研究発表会 : 3年生が一年間かけて取り組んだ研究の成果を発表する場です。企業と連携した商品開発や地域の課題解決など、高校生とは思えないレベルの高い発表が行われ、神港橘ならではの学びの集大成と言えるイベントです。
神港橘高等学校の進学実績
国公立大学 : 兵庫県立大学などへの合格実績があります。難関私立大学(関関同立・産近甲龍など) : 関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学といった難関私立大学や、京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学などにも毎年合格者を出しています。その他 : 大阪経済大学や神戸学院大学など、商業・経済系の学部を持つ大学への進学者が多い傾向にあります。 また、専門学校へ進学し、より専門的なスキルを身につける生徒や、高校で取得した資格を活かして優良企業へ就職する生徒も多数います。
神港橘高等学校の特長・アピールポイント
地域と連携した実践的な「みらい商学科」 : 商業の枠にとらわれず、神戸の街をキャンパスに、企業や地域と連携したプロジェクト学習を数多く実践。社会で即戦力となる課題解決能力が身につきます。答えのない問いに挑む「モラルジレンマ学習」 : 1年次に行われる独自のプログラムで、多様な価値観に触れながら、論理的思考力や対話力を養います。学校のシンボル「龍獅團」の存在 : 中国の伝統芸能である龍舞・獅子舞に本格的に取り組む部活動があり、南京町のイベントなどで活躍。他校では絶対に経験できない貴重な体験ができます。最新のICT環境と美しい校舎 : 2016年開校の新しい学校で、施設・設備が非常に充実しています。 7つものコンピューター室や最新のICT機器が揃い、快適な環境で専門的な学習に集中できます。手厚いキャリアサポート体制 : 「みらいサポートセンター」を中心に、生徒一人ひとりの進路実現を徹底的にサポート。 3年次には通年型のインターンシップもあり、実践を通して将来の夢を見つけられます。高い資格取得実績 : 簿記や情報処理など、将来に役立つ専門的な資格の取得を強力にバックアップ。多くの生徒が難易度の高い資格にチャレンジし、合格を勝ち取っています。活気あふれる学校行事 : 生徒が主体となって創り上げる「みらい祭(文化祭)」やスポーツ大会など、学校全体が一体となって盛り上がるイベントが豊富です。
神港橘高等学校の口コミ・評判のまとめ
施設が新しく綺麗 : 「校舎が新しく、毎日気持ちよく過ごせる」「トイレや体育館など、どこも綺麗で設備が整っている」という声が非常に多いです。 学習環境を重視する人にとっては大きな魅力と言えるでしょう。資格取得に強い : 「先生方のサポートが手厚く、たくさんの資格が取れた」「将来役立つ実践的なスキルが身につく」など、専門的な学びに対する満足度は高いようです。先生が親身 : 「進路相談に熱心に乗ってくれる」「分からないところを丁寧に教えてくれる」といった、生徒に寄り添う先生の姿勢を評価する声が多く見られます。イベントが楽しい : 「文化祭はクラス一丸となって盛り上がる」「龍獅團のパフォーマンスがすごい」など、学校行事を楽しんでいる様子がうかがえます。
校則が厳しい : 「スマホが使えないのが不便」「頭髪や服装のチェックが厳しい」といった声が一定数あります。 自由な校風を求める人にとっては、少し窮屈に感じる場面があるかもしれません。専門科目の勉強が大変 : 「商業科目の授業についていくのが大変」「検定前の勉強は忙しい」など、専門的な学習内容に苦労する生徒もいるようです。しかし、これは高い専門性を身につけるための裏返しとも言えます。生徒の雰囲気 : 一部の口コミでは、「生徒の学習意欲に差がある」といった指摘も見られます。しかし、これは多くの高校に共通して言えることであり、自分自身の目標をしっかり持つことが大切です。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス :神戸市営地下鉄西神・山手線「上沢駅」より徒歩約3〜5分 神戸高速鉄道「大開駅」より徒歩約8分 JR神戸線「兵庫駅」より徒歩約15〜18分 神戸電鉄「長田駅」より徒歩約15分
神港橘高等学校受験生へのワンポイントアドバイス