長野県立箕輪進修高等学校は、南信地区で唯一の「多部制単位制」というユニークなシステムを持つ高校です。 全日制や定時制、通信制とは異なり、自分のライフスタイルや学びたいペースに合わせて、午前・午後・夜間の3つの時間帯から授業を選べるのが大きな特徴。 この柔軟な学び方こそ、箕輪進修高等学校が多くの生徒から選ばれている理由の一つです。
長野県立箕輪進修高等学校の基本情報
長野県立箕輪進修高等学校の偏差値・難易度・併願校
長野県立箕輪進修高等学校に設置されている学科・コース
I部（午前部）普通科 どんなことを学ぶ場所か：午前中の時間を中心に、国語や数学、英語などの普通教科をバランス良く学びます。基礎学力の定着を目指し、少人数での授業が多いのが特徴です。 どんな生徒におすすめか：規則正しい生活リズムで学びたい人や、午後の時間をアルバイトや趣味、資格の勉強などに有効活用したい人におすすめです。
I部（午前部）クリエイト工学科 どんなことを学ぶ場所か：機械や電気に関する基礎的な知識と技術を、実習を通して実践的に学びます。様々な資格取得にも挑戦できます。 どんな生徒におすすめか：ものづくりに興味がある人や、将来、技術者として活躍したいと考えている人、専門的なスキルを身につけて就職したい人におすすめです。
II部（午後部）普通科 どんなことを学ぶ場所か：午後の時間を中心に授業が組まれており、普通教科を自分のペースで学べます。 どんな生徒におすすめか：朝が苦手な人や、午前中にやりたいことがある人、ゆとりのある学校生活を送りたい人に向いています。
III部（夜間部）普通科 どんなことを学ぶ場所か：夕方から夜にかけて授業が行われ、働きながらでも高校卒業資格の取得を目指せます。 どんな生徒におすすめか：日中は仕事をしている社会人や、様々な理由で一度高校を離れたけれど、もう一度学び直したいと考えている人におすすめです。
長野県立箕輪進修高等学校の特色・校風
校風のキーワード ：自主自律、マイペース、多様性、アットホーム宿題の量 ：単位制のため、選択する科目によって異なりますが、自分で計画的に学習を進めることが求められます。一般的な全日制高校と比較すると、毎日大量の宿題に追われるというよりは、レポート提出などが中心になることが多いようです。校則 ：他の高校に比べると、校則は比較的緩やかな傾向があるようです。 服装は私服での通学が認められています。頭髪やピアスなどに関しても、厳しい指導は少ないとの声がありますが、社会人としてふさわしい身だしなみは求められます。スマートフォンの持ち込みも可能ですが、授業中の使用は当然禁止です。生徒たちの雰囲気 ：10代の生徒から社会人経験のある生徒まで、幅広い年齢層の人が共に学んでいるため、落ち着いた雰囲気があります。 真面目に学習に取り組む生徒がいる一方で、様々な個性を持つ生徒が集まるため、お互いの価値観を認め合う姿勢が大切になります。アルバイト ：多くの生徒がアルバイトをしています。特にII部（午後部）やIII部（夜間部）の生徒にとっては、学業と両立しやすい環境です。制服 ：制服はなく、私服での通学となります。式典などでは標準服を着用することもありますが、日々の服装は自由度が高いです。土曜授業 ：基本的に土曜授業はありません。
長野県立箕輪進修高等学校の部活動・イベント
部活動
ウェイトリフティング部 ：全国大会の常連であり、数々の選手を育ててきた強豪部です。充実した設備の中で、専門的な指導のもと、記録の向上を目指せます。軟式野球部 ：定時制通信制の全国大会で優勝経験もあるなど、輝かしい実績を誇ります。経験者はもちろん、高校から野球を始めたいという初心者も歓迎しています。その他 ：バスケットボール部、バドミントン部、卓球部などの運動部のほか、美術部、書道部、軽音楽部といった文化部も活発に活動しています。自分の興味やペースに合わせて活動できる部が見つかるでしょう。
イベント
進修祭（文化祭） ：毎年秋に開催される学校最大のイベントです。 クラスや文化部による展示、有志によるステージ発表、PTAによる模擬店など、多彩な催しで盛り上がります。生徒が主体となって企画・運営を行い、地域住民も訪れるなど、開かれた雰囲気の中で行われます。体育的行事 ：春には球技大会などが行われ、クラス対抗で熱戦が繰り広げられます。学年や部の垣根を越えて、スポーツを通して交流を深める良い機会となっています。修学旅行 ：行き先は年度によって異なりますが、関西方面や沖縄などを訪れることが多いようです。仲間との共同生活を通して、忘れられない思い出を作ることができます。
長野県立箕輪進修高等学校の進学実績
大学進学 ：国公立大学や難関私立大学への進学実績もありますが、多くは地元の私立大学や、全国の中堅私立大学へ進学しています。指定校推薦の枠も活用しながら、一人ひとりの学力や目標に合った大学選びをサポートしています。専門学校 ：工業科で身につけた専門知識を活かして工業系の専門学校に進む生徒や、普通科から看護、福祉、調理、美容など、様々な分野の専門学校へ進学する生徒が多い傾向にあります。就職 ：地元企業への就職に強いのが箕輪進修高等学校の大きな強みです。 在学中にインターンシップ（職業体験）に参加する機会もあり、地域企業との連携を活かした手厚い就職支援が行われています。 毎年、高い就職率を維持しています。
長野県立箕輪進修高等学校の特長・アピールポイント
自分だけの時間割を作れる「多部制単位制」 ：午前・午後・夜間から自分の生活スタイルに合わせて授業時間を選べます。 卒業に必要な単位を修得すれば良いため、3年間で卒業することも、4年間かけてじっくり学ぶことも可能です。普通科と工業科の併設 ：文系・理系の進学希望に応える普通科と、ものづくりの専門技術を学べるクリエイト工学科が同じキャンパスにあります。 幅広い選択科目の中から、自分の興味関心に合わせて学ぶことができます。少人数教育による丁寧な指導 ：多くの授業が20人程度の少人数で行われるため、先生に質問しやすく、一人ひとりがきめ細やかな指導を受けられます。多様な生徒との出会い ：年齢や経験も様々な生徒が共に学んでいます。多様な価値観に触れることで、視野が広がり、人間的に大きく成長できる環境です。地域との強いつながり ：地元企業でのインターンシップや、地域イベントへのボランティア参加など、学校外での学びの機会が豊富にあります。 箕輪町や地域と連携した教育活動に力を入れています。資格取得への手厚いサポート ：クリエイト工学科では、危険物取扱者や計算技術検定など、就職に有利な様々な資格取得を学校が全面的にバックアップしています。学び直しを応援する環境 ：様々な理由で高校を中退した人や、中学校時代に不登校を経験した人なども積極的に受け入れています。自分のペースで再スタートを切りたい生徒を温かく迎える校風があります。
長野県立箕輪進修高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「自分のペースで勉強できるのが一番の魅力。アルバイトや趣味と両立しやすい」という声が非常に多いです。 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる。進路についても丁寧にサポートしてもらえた」といった、教員のサポートの手厚さを評価する意見が見られます。 「色々な年齢の人がいて面白い。全日制の高校とは違う人間関係が築ける」など、多様な生徒が集まる環境をポジティブに捉える声があります。 「校則が厳しくなく、私服で通えるので自由で過ごしやすい」という口コミも多く見られます。 「就職希望者へのサポートが手厚く、地元の良い企業を紹介してもらえた」という卒業生の声もあります。
気になる点 「単位制なので、自分でしっかり計画を立てないと卒業が大変になる」という注意喚起の声があります。自主性が求められる環境とも言えます。 「施設の所々が古いと感じることがある」といった意見も一部で見られます。 「自分から積極的に動かないと友達ができにくいかもしれない」という声もあります。時間帯によって生徒が入れ替わるため、友人関係の築き方に工夫が必要な場合があるようです。 「一部に学習意欲が高くない生徒もいる」という指摘もありますが、これは多くの高校に共通して聞かれる意見でもあります。
アクセス・通学
最寄り駅 JR飯田線「木ノ下駅」から徒歩約12分 JR飯田線「伊那松島駅」から徒歩約16分
長野県立箕輪進修高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
