岐阜県立多治見工業高等学校は、120年以上の歴史と伝統を誇る、ものづくりのスペシャリストを育成するための専門高校です。 地場産業である陶磁器業界を支える人材育成を目的として設立され、現在ではセラミックやデザイン、機械、電気といった幅広い分野で活躍できる技術者を育てています。 校訓「正しく、強く、明るく」のもと、生徒一人ひとりの個性を伸ばし、社会でたくましく生き抜く力を育む教育が魅力です。
多治見工業高等学校の基本情報
多治見工業高等学校の偏差値・難易度・併願校
電気システム科: 53 電子機械科: 50 産業デザイン工学科: 46〜48 セラミック工学科: 43
多治見工業高等学校に設置されている学科・コース
セラミック工学科 どんなことを学ぶ?:陶磁器はもちろん、航空宇宙分野などで使われる最先端のセラミックス材料について学びます。 どんな生徒におすすめ?:伝統的な焼き物から未来の素材まで、幅広く探求したい人におすすめです。
産業デザイン工学科 どんなことを学ぶ?:アイデアを形にするためのデザイン技術を、デジタルとアナログの両面から幅広く学びます。 どんな生徒におすすめ?:ものづくりにデザインの力で新しい価値を生み出したい人、発想力を活かしたい人におすすめです。
電子機械工学科 どんなことを学ぶ?:機械、電気電子、制御の3分野を横断的に学び、産業社会で求められるエンジニアを目指します。 どんな生徒におすすめ?:ロボットや自動車など、メカトロニクスの分野に興味がある人におすすめです。
電気工学科 どんなことを学ぶ?:発電の仕組みからプログラミング、電子回路まで、電気に関する専門知識と技術を学びます。 どんな生徒におすすめ?:社会を支える電気のスペシャリストになりたい人、国家資格の取得を目指したい人におすすめです。
多治見工業高等学校の特色・校風
宿題の量:専門教科に関する課題や実習レポートなどが出されることがありますが、量は標準的という声が多いようです。 校則:就職を目指す生徒が多いため、社会人としてのマナーを身につけることを目的とした、やや厳しめの校則があるようです。 特に頭髪指導は厳しいという口コミが見られます。 スマートフォンの使用については、校内でのルールを守って使用することが求められます。 生徒たちの雰囲気:専門分野を学びたいという目的意識を持った、真面目で落ち着いた生徒が多いようです。挨拶が盛んで、伝統を大切にする雰囲気があります。 アルバイト:原則として許可されていませんが、特別な事情がある場合は学校に相談することで許可されるケースもあるようです。 制服:ブレザータイプで、男子はグレーのチェックのスラックス、女子は緑のチェックスカートです。 女子にはスラックスの選択肢もあり、機能性も考慮されています。 ネクタイやリボンの色は学年ごとに異なり、可愛いと評判のようです。 土曜授業:基本的に土曜授業はありません。
多治見工業高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 特にボクシング部は全国レベルの実績を誇り、強豪として知られています。 硬式野球部も熱心に活動しており、夏の大会では全校応援で盛り上がるなど、学校全体で応援する雰囲気があります。 その他、バスケットボール部、バレーボール部、弓道部など、多くの部が活発に活動しています。
文化部 陶芸部は、地場産業である陶器の街、多治見ならではの部活動で、本格的な作品制作に取り組んでいます。 電気部や機械工学研究部といった工業高校らしい部活動もあり、ものづくりコンテストなどで活躍しています。 吹奏楽部は地域のイベントにも積極的に参加しており、たじみ陶器まつりなどで演奏を披露しています。
イベント
多工祭(文化祭) 毎年10月に行われる最大のイベントです。 各クラスや文化部が日頃の学習や活動の成果を発表する場で、特に専門学科の特色を活かした展示や作品販売は見応えがあります。一般公開もされ、多くの人で賑わいます。
球技大会 春と秋の年2回開催されるようです。クラス対抗で様々な競技に熱中し、クラスの団結力を高める良い機会となっています。
修学旅行 2年生の10月に関西方面へ2泊3日の日程で実施されます。 事前に計画を立ててグループで行動することで、自主性や協調性を学びます。仲間との絆を深める、高校生活の忘れられない思い出となるでしょう。
多治見工業高等学校の進学実績
国公立大学:岐阜大学、名古屋工業大学など、主に東海地方の工業系大学への進学実績があります。 私立大学:愛知工業大学、名城大学、中部大学など、工業系の学部を持つ大学への進学者が多い傾向にあります。 専門学校・就職:卒業生の多くは就職を選択しますが、より高度な技術を身につけるために専門学校へ進む生徒もいます。主な就職先としては、日本特殊陶業、TYK、リンナイといった大手企業や地元の有力企業が挙げられます。
多治見工業高等学校の特長・アピールポイント
120年以上の歴史と伝統:明治時代に設立された岐阜県陶磁器講習所を前身とし、長年にわたり日本のものづくりを支える人材を輩出してきました。 地域に根差した専門学科:焼き物の町・多治見ならではの「セラミック工学科」があり、伝統から最先端まで深く学べます。 全国でも珍しい専攻科の設置:高校卒業後、さらに2年間陶芸を専門的に学べる「陶磁科学芸術科」が設置されており、全国から学生が集まります。 高い資格取得率:在学中に様々な国家資格や検定に挑戦できる環境が整っています。特に電気工学科では、第二種電気工事士の資格を多くの生徒が取得します。 充実した実習設備:各学科に専門的な実習を行うための本格的な設備や機械が揃っており、実践的なスキルを磨くことができます。 強力な就職サポート体制:地元企業との強いパイプを活かし、高い就職率を維持しています。インターンシップや企業見学も盛んです。 文武両道を実践できる環境:部活動が非常に盛んで、全国レベルで活躍する部もあります。勉強と部活動を両立させ、充実した高校生活を送ることができます。
多治見工業高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「就職にとても強い。先生方のサポートも手厚く、多くの企業から求人が来る」という声が非常に多いです。 「専門的な知識や技術が身につき、資格も取れるので、将来の目標が明確な人には最高の環境」と評価されています。 「同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる。実習など、普通の高校ではできない経験がたくさんできるのが楽しい」といった意見もあります。 「制服が可愛いと評判。特に女子の緑のチェックスカートが人気」という声も見られます。 「部活動が盛んで、本気で打ち込める環境がある」という点も高く評価されています。
気になる点 「校則、特に頭髪指導が厳しいと感じる」という意見が一部で見られます。 「専門教科の勉強は、興味がないとついていくのが大変かもしれない」という声もあります。 「駅から少し距離があるので、アクセスが不便に感じる人もいる」という指摘があります。 「施設や設備が少し古い部分もある」という口コミも見られます。
アクセス・通学
最寄り駅 JR中央本線・太多線「多治見駅」から徒歩約25分
バス 多治見駅から東鉄バスに乗車し、「総合グランド口」または「多治見高校口」バス停で下車、徒歩約10分。 多治見市コミュニティバスを利用し、「陶元町・養正公民館」バス停で下車、徒歩約2分。
多治見工業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス