岐阜県加茂郡に佇む八百津高等学校は、豊かな自然に囲まれた環境の中で、一人ひとりの生徒が主役になれるアットホームな学校です。「自立・実践・創造」を校訓に掲げ、地域社会との深いつながりを活かしたユニークな教育活動を展開しています。八百津高等学校では、基礎学力の定着はもちろんのこと、社会で生きる力を育むための多彩なプログラムが用意されており、生徒たちは日々多くの発見と成長を経験しています。
八百津高等学校の基本情報
八百津高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値・内申点の目安
普通科:38〜41
主な併願校
中京高等学校(ビジネス・体育) 美濃加茂高等学校(総合ビジネス)
八百津高等学校に設置されている学科・コース
普通科 概要 : 中学校までの学習内容を基礎からしっかりと学び直し、社会で必要とされる幅広い知識と教養を身につける学科です。少人数での授業が多く、一人ひとりの理解度に合わせた丁寧な指導が受けられます。こんな生徒におすすめ : 高校で自分のやりたいことをじっくり見つけたい人、基礎学力を確実に身につけたい人、大学進学から就職まで幅広い進路を考えている人。
八百津高等学校の特色・校風
校風を表すキーワード : 地域連携、アットホーム、面倒見が良い、実践重視宿題の量 : 宿題の量は、他の高校と比較して標準的か、やや少なめという声が多いようです。ただし、放課後に勉強会が開催されるなど、学習サポートは手厚く、自主的に学ぶ意欲のある生徒を応援する体制が整っています。校則 : 校則は、他の高校と比べて標準的と言えるでしょう。頭髪については、染色やパーマは禁止されています。スマートフォンの使用は昼休みのみ許可されています。アルバイトは、1年生の1学期終了後から可能ですが、学校への届け出が必要です。生徒たちの雰囲気 : 生徒たちは、明るく和気あいあいとした雰囲気です。少人数制のため、学年を越えて生徒同士の仲が良いのも特徴です。真面目に学習に取り組む生徒もいれば、部活動に熱中する生徒もおり、それぞれの個性を尊重し合う風土があります。制服 : 制服は、男子が黒の学ラン、女子が紺のブレザーです。デザインについては、特に目立つものではなく、落ち着いた印象という評判が多いようです。土曜授業 : 現在、土曜授業は基本的に実施されていないようです。
八百津高等学校の部活動・イベント
部活動
ローイング部(ボート部)・カヌー部 : 全国レベルで活躍する強豪部として知られています。東海大会やインターハイの常連であり、全国の舞台で入賞する選手も輩出しています。豊かな自然環境を活かして、日々練習に励んでいます。硬式野球部 : 部員数は多くありませんが、「全員野球」をモットーに、明るく元気に活動しています。近年は部員不足から合同チームで活動していましたが、新入生を迎え単独チームとして大会に出場できる喜びを胸に、日々の練習に打ち込んでいます。文化部 : 自然科学班、音楽班、美術班、ワープロ班などがあり、それぞれの興味や関心に合わせて活動しています。地域のお祭りやイベントに参加することもあり、文化的な活動を通して地域貢献にも取り組んでいます。
イベント
八高祭(文化祭) : 毎年秋に開催される文化祭は、クラスごとの展示やステージ発表、有志によるパフォーマンスなどで大変盛り上がります。地域住民の方々も多く訪れ、学校全体が活気に包まれる一大イベントです。体育祭 : クラス対抗で様々な競技に挑む体育祭は、生徒たちの団結力が一層深まる行事です。応援合戦なども見どころの一つで、毎年熱い戦いが繰り広げられます。修学旅行 : 近年では、沖縄などへ訪れることが多いようです。仲間との共同生活や現地の文化に触れる体験を通して、忘れられない思い出を作ることができます。高山研修(1年次) : 1年生の時に行われる研修で、飛騨高山の歴史や文化に触れ、集団行動の基礎を学びます。
八百津高等学校の進学実績
主な進学先
四年制大学 : 朝日大学、中部学院大学、東海学院大学、名古屋学院大学、名古屋産業大学など、地元の東海地方を中心とした私立大学への進学者が多い傾向にあります。短期大学・専門学校 : 高山自動車短期大学や、看護・医療、福祉、調理、美容など、様々な分野の専門学校へ進学する生徒も多数います。就職 : 地元企業への就職に強いのも八百津高校の大きな特徴です。デュアルシステムなどを通じて築かれた企業との信頼関係により、毎年多くの生徒が希望の就職先に内定しています。
進路サポート
進路ガイダンス : 1年生の時から計画的に進路ガイダンスを実施し、職業観や学習意欲を育みます。学力養成セミナー : 夏休みなどを利用して、基礎学力の定着と応用力の育成を目指すセミナーが開かれています。面接指導 : 就職試験や大学の推薦入試に向けて、教員がマンツーマンで丁寧に面接指導を行います。
八百津高等学校の特長・アピールポイント
デュアルシステムによる本格的な職業体験 : 2年生の希望者が、1年間を通して週に1度、地域の企業で実習を行う「デュアルシステム」は、本校最大の特長です。学校と企業が連携して生徒を育てるこの制度により、実践的なスキルと高い職業意識を身につけることができます。地域との深いつながりを活かした「ふるさと教育」 : 杉原千畝氏の人道精神を学ぶ学習や、地域の産業文化祭への参加、ボランティア活動など、学校が所在する八百津町をフィールドにした学びが豊富です。地域を知り、地域に貢献する活動を通して、社会の一員としての自覚を育みます。連携型中高一貫教育 : 八百津中学校、八百津東部中学校との連携により、中学生のうちから高校の授業を体験したり、高校生と交流したりする機会が設けられています。これにより、スムーズな高校生活のスタートを切ることができます。一人ひとりに寄り添う手厚いサポート体制 : 少人数制のメリットを活かし、先生方が生徒一人ひとりの個性や学習状況をしっかりと把握しています。勉強で分からないことがあれば気軽に質問でき、進路や学校生活の悩みも親身に相談に乗ってくれる環境です。豊かな自然に囲まれた学習環境 : 学校は緑豊かな山々に囲まれた場所にあり、落ち着いた環境で学習に集中できます。特に、ローイング部やカヌー部にとっては、近くを流れる川が最高の練習場所となっています。
八百津高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点
「先生と生徒の距離が近く、相談しやすい」 : 最も多く見られるのが、先生方のサポートの手厚さに関するポジティブな口コミです。親身になって話を聞いてくれる先生が多く、安心して学校生活を送れるという声が多数あります。「就職に強い。サポートが手厚い」 : デュアルシステムをはじめとするキャリア教育が充実しており、就職希望者へのサポートが手厚い点が高く評価されています。「アットホームで友達ができやすい」 : 全校生徒の数が比較的少ないため、学年を越えて生徒同士の仲が良く、和気あいあいとした雰囲気だという意見が多く見られます。「自然が豊かで落ち着いて過ごせる」 : 静かな環境で勉強に集中したい生徒にとっては、最高のロケーションだという声があります。
気になる点
「交通の便が良くない」 : 最寄り駅から距離があり、バスの本数も限られているため、通学が少し大変だという意見が見られます。多くの生徒が自転車や、家族による送迎で通学しているようです。「校舎までの坂道や階段が大変」 : 学校が山の上にあるため、駐輪場やバス停から校舎まで長い階段を上る必要があることを、少し大変だと感じる生徒もいるようです。「大学進学、特に難関大学を目指すには努力が必要」 : 就職に強い反面、大学進学、特に国公立大学や難関私立大学を目指す場合は、学校の授業だけでなく、自分自身での学習が重要になるという声もあります。
アクセス・通学
電車とバスを利用する場合 :JR可児駅または名鉄新可児駅から名鉄広見線に乗車し、「明智駅」で下車。 明智駅からYAOバス「八百津ファミリーセンター行き」に乗車し、「塩口」バス停で下車後、徒歩約20分。 平日の朝には、明智駅から学校への直行バスも運行されています。
通学エリア :
学校が所在する八百津町のほか、近隣の可児市、美濃加茂市、御嵩町などから通学している生徒が多いようです。
八百津高等学校受験生へのワンポイントアドバイス