愛知県教育委員会が2026年10月13日に、令和9年度(2027年春入学)の愛知県公立高等学校の募集を正式に決めて発表しました。いちばん大事なのは、出願がすべてWeb出願になっていることと、全日制の一般選抜の学力検査が2027年2月24日(水)、合格発表が3月8日(月)であることです。昨年度からの変更は、調査書情報の登録項目が減る点だけです。
何が発表されたの?
ひとことで言うと、「愛知の公立高校入試の、いつ・どう受けるか」が正式に決まりました。
愛知県の公立高校(県立のほか、名古屋市立・豊橋市立も含みます)は、全日制・定時制・通信制の3つの課程に分けて生徒を募集します。全日制には「推薦選抜」「特色選抜」「一般選抜」のほか、いくつかの特別な選抜があります。
全日制は3つの入口がある
- 推薦選抜:すべての全日制の高校・学科で実施。中学校長の推薦が必要で、面接で選びます。
- 特色選抜:一部の高校・学科だけで実施。その高校ならではの教育内容への意欲や、特定の分野での実績などが条件です。定員は募集人員の20%程度までが上限です。
- 一般選抜:すべての全日制の高校・学科で実施。国語・社会・数学・理科・英語の学力検査を受ける、いちばん一般的な入試です。
推薦選抜と特色選抜は、どちらか一方しか出願できません(併願不可)。また、どちらも「1校1学科」だけです。
出願はWeb出願システムで
出願に必要な情報は、県の「Web出願システム」に自分で登録します。入学検定料(受検料のこと)の支払いも、このシステムの中で、クレジットカード・Pay-easy(ペイジー)・コンビニのどれかを選んで行います。
2026年10月23日には、Web出願システムのページに「Gmailのアドレスだとシステムにつながりにくい不具合がある」という案内が出ています。使うメールアドレスは、Gmail以外も用意しておくと安心です。
一般選抜は「群」と「グループ」で考える
一般選抜では、普通科は尾張・三河の2つの学区に分かれます。尾張学区の高校は第1群・第2群に分けられ、両方に入る「1・2群共通校」もあります。三河学区は三河群ひとつです。さらに、それぞれの群をA・Bの2グループに分けます。
志願者は、AグループとBグループのどちらか一方、または両方の高校に出願できます。ただし、異なる群に属する普通科の2校には出願できません。専門学科と総合学科は全県1学区で、県内の高校がA・Bの2グループに分かれています。
日程・数字のまとめ
全日制:推薦選抜・特色選抜
- 出願期間:2027年1月25日(月)9時〜2月1日(月)15時
- 面接・入学検査:2027年2月4日(木)(音楽科の特別検査は2月4日と5日)
- 合格発表:2027年2月8日(月)11時30分
- 入学検定料:2,200円
特色選抜では、全員に面接をします。そのほかに、作文・基礎学力検査・プレゼンテーション・特別検査(実技試験)のうち、高校長が決めたものが1つ行われます。基礎学力検査は国語・数学・英語の基礎的な内容で、英語の聞き取りはありません。
全日制:一般選抜
- 出願期間:2027年2月8日(月)9時〜2月16日(火)15時
- 志願変更:2027年2月17日(水)9時〜15時
- 学力検査:2027年2月24日(水)(国語・社会・数学・理科・英語。英語は聞き取り検査を含む)
- 面接・特別検査(実施する高校・学科のみ):Aグループは2月25日(木)、Bグループは2月26日(金)
- 合格発表:2027年3月8日(月)10時
- 入学検定料:2,200円(第2志望校に出願するときは、追加で納める必要はありません)
志願変更とは、いったん出願したあとで、出願先を変えることです。第1志望校・第2志望校のどちらか1校1学科に限ってできます。普通科どうしの変更は、同じ群の中だけです。志望順位だけを入れ替えることはできません。
その他の選抜
- 外国人生徒等選抜(一部の高校):出願は1月25日〜2月1日、検査は2月4日、合格発表は2月8日11時30分
- 全日制単位制選抜(一部の高校):出願は1月25日〜2月1日、検査は2月4日、合格発表は2月8日11時30分。中学2年・3年のどちらか、または両方で、年間の欠席日数が30日程度以上の人が対象です
- 海外帰国生徒選抜(一部の高校):出願は2月8日〜2月16日、学力検査は2月24日、面接は2月25日・26日、合格発表は3月8日10時
- 連携型中高一貫教育校の選抜(一部の高校):出願は1月18日(月)9時〜1月25日(月)15時、面接等は1月27日(水)、合格発表は1月29日(金)10時
定時制・通信制
- 定時制:出願は2027年1月28日(木)9時〜2月4日(木)15時、志願変更は2月5日(金)、入学検査は2月12日(金)、合格発表は2月18日(木)10時。入学検定料は950円です
- 通信制(旭陵高校・刈谷東高校):前期選抜は出願が1月12日〜1月19日、合格発表が1月27日。後期選抜は出願が3月11日〜3月18日、合格発表が3月24日。入学検定料は不要です
- 通信制(佐屋・武豊・豊野・御津あおば):出願は1月28日〜2月4日、合格発表は2月18日。入学検定料は不要です
去年からの変更点
ひとことで言うと、変わったのは「調査書情報の登録項目」だけです。
調査書とは、中学校が作る、成績や学校生活の記録をまとめた書類のことです。愛知県では、この調査書の情報をWeb出願システムに登録します。令和9年度からは、登録する項目から「性別」「行動の記録」「出欠の記録」が削除されました。発表資料には「主な変更点」としてこの1点だけが書かれています。
受験生・保護者が気をつけること
- 推薦・特色と一般では出願の時期がちがいます。推薦選抜・特色選抜は1月25日から、一般選抜は2月8日からです。どの選抜を受けるかで、動き出す日が2週間ほどずれます。
- 推薦選抜と特色選抜は併願できません。どちらかに決めて出願します。
- 一般選抜は、異なる群の普通科2校には出願できません。志望校の群を、早めに学校の先生と確認しておきましょう。
- 支払い方法を決めておきましょう。入学検定料はクレジットカード・ペイジー・コンビニのどれかです。クレジットカードを使う場合は、保護者のカードが必要になることがあるため、家庭で相談しておくと安心です。
- Web出願システムの動作環境を確認しましょう。受検票の印刷にはA4で白黒印刷できるプリンターが必要です(ない場合はコンビニのプリントサービスも使えます)。アップロードできる画像・書類はJPEG・PNG・PDFで、1ファイル10MBまでです。
- 募集人員は学校ごとに決まっています。志望校の募集人員は、発表資料の別表(16〜25ページ)に載っています。
よくある質問
Q. 推薦選抜と一般選抜、両方に出願できますか?
できます。推薦選抜は一般選抜に先立って行われます。ただし、推薦選抜と特色選抜を同時に出願することはできません。
Q. 一般選抜で第2志望校にも出願すると、検定料は2倍かかりますか?
かかりません。第2志望校への出願に当たって、入学検定料を新たに納める必要はないと明記されています。
Q. 一般選抜の合格発表はいつですか?
2027年3月8日(月)10時です。推薦選抜と特色選抜の発表は、2月8日(月)11時30分です。
出典:愛知県教育委員会「令和9年度愛知県公立高等学校入学者の募集について」(発表:2026年10月13日、確認:2026年10月25日)、愛知県教育委員会「愛知県公立高等学校入学者選抜Web出願システム」(更新:2026年10月23日、確認:2026年10月25日)。最新の情報は必ず教育委員会・志望校の公式発表で確認してください。
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