青森県教育委員会は2026年10月21日、2027年春(令和9年度)に入学する県立高校の募集人員を発表しました。募集人員とは「その学校が入学させる予定の人数」のことです。全日制(昼間に通う課程)は6,745人で、前の年より310人少なくなります。あわせて、青森市と下北地区で高校の統合校が新しくスタートします。
何が発表されたの?
ひとことで言うと:中学生の数が減るのにあわせて、県立高校の「入口の数」も減ります。統合校もできるので、志望校の名前や学科が変わっていないか、まず確認しましょう。
中学校を卒業する人は229人減る
2027年3月に中学校を卒業する予定の人は9,159人です。2026年3月と比べて229人少なくなります。人数が減るため、全日制の募集人員も310人減らす形になりました。
課程ごとの募集人員
高校には、昼間に通う全日制のほかに、定時制(朝・昼・夜などの時間帯に通う課程)と通信制(自宅などで学び、決められた日に登校する課程)があります。
- 全日制:6,745人(2026年度より310人減)
- 定時制:480人(2026年度と同じ)
- 通信制:500人(2026年度と同じ)
- 八戸水産高校の専攻科:20人(漁業科10人、機関科10人。2026年度と同じ)
- 県立中学校(三本木高校附属中学校):66人(2026年度と同じ)
減るのは全日制だけで、定時制と通信制は変わりません。
統合校って何?どこにできるの?
ひとことで言うと:2つの高校を1つにまとめた新しい学校が、青森市周辺と下北地区に生まれます。
資料の「増減」欄から読み取れる内容は次のとおりです。
- 青森西ヶ丘高校(東青地区統合校):普通科240人を募集します。青森西高校(普通科240人減)と浪岡高校(普通科70人減)は募集停止です。
- むつ大湊高校(下北地区統合校):機械科35人、電気・エネルギー科35人、総合学科105人、合わせて175人を募集します。大湊高校とむつ工業高校は募集停止です。
募集停止とは、新しく入学する生徒を受け入れなくなることです。いま在校している生徒の学びが急になくなるという意味ではありません。
ほかの学校でも変わったところ
資料では、木造高校の総合学科が120人(40人減)、三沢高校の普通科が200人(40人減)などと示されています。学校・学科ごとの人数は、県教育委員会の資料(下の出典)で志望校の行を必ず確認してください。
日程・数字のまとめ
- 発表日:2026年10月21日
- 中学校卒業予定者数(2027年3月):9,159人(229人減)
- 全日制の募集人員:6,745人(310人減)
- 定時制:480人/通信制:500人/専攻科:20人/県立中学校:66人
- 東青地区統合校(青森西ヶ丘高校):普通科240人
- 下北地区統合校(むつ大湊高校):175人
- 出願・検査・合格発表の日程:今回確認した募集人員の資料には書かれていません。入学者選抜要項と各校の案内で確認してください。
先の予定も出ています:令和10年度(2028年春)の見込み
ひとことで言うと:いまの中学1年生・2年生にも関係する、先の予定が参考として示されました。まだ決定ではなく、変わることがあります。
- 中学校卒業者数の見込み:2028年3月で8,765人
- 少人数学級:青森商業高校(商業科、25人減)と八戸商業高校(商業科、15人減)で、1学級の定員を40人から35人にする見込みです。
- 学科の改編:「デジタル分野に関する学科」に青森東高校・弘前中央高校・八戸北高校の普通科、「地域社会に関する学科」に鰺ヶ沢高校・野辺地高校・六ヶ所高校・大間高校・三戸高校の普通科が改編される見込みです。学校ごとの学科名は、前期実施計画で決まります。
- 単位制の導入:令和10年度から順次、普通教育を主とする学科の全日制高校に導入する方針です。10校(青森、五所川原、鰺ヶ沢、弘前、三本木、野辺地、六ヶ所、大間、八戸、三戸)を見込んでいます。単位制とは、決められた単位(学習の量)をとれば卒業できる仕組みです。
令和10年度の募集人員は、来年度の学校基本調査のデータなどを踏まえて決まる予定です。中学校卒業予定者数の変動などで変わる可能性があると、県教育委員会も説明しています。
受験生・保護者が気をつけること
- 志望校の行を確認する:募集人員の資料(学校別・学科別)で、志望校の学科と人数を見ましょう。統合校の場合は、学校名と学科が変わっています。
- Web出願に慣れておく:青森県では令和9年度の入学者選抜からWeb出願(インターネットでの出願)が始まります。県のページには、利用案内、志願者向けの操作マニュアル、操作説明動画(ログイン、志願者情報登録、出願情報登録、選抜結果の通知)が掲載されています。システム操作のヘルプデスクは、12月1日から開設される予定です。
- 日程は要項で確認:出願や検査の日は、入学者選抜要項で確認してください。
- 問い合わせ先:入学者選抜は学校教育課 高等学校指導グループ(電話017-734-9883)、募集人員は高等学校教育改革推進室(電話017-734-9866)です。
よくある質問
Q. 募集人員が減ると、入試は難しくなりますか?
A. 資料に書かれているのは人数の増減だけで、難しさについては何も述べられていません。倍率は、実際の志願者数が出てから決まります。
Q. 定時制や通信制の募集人員は変わりますか?
A. 変わりません。定時制は480人、通信制は500人で、2026年度と同じです。
Q. 募集停止になる高校は、いま通っている生徒にも影響しますか?
A. 資料に書かれているのは、令和9年度の入学者の募集についてです。在校生への対応は、通っている学校の案内で確認してください。
出典:青森県教育委員会「令和9年度青森県立高等学校・中学校入学者募集人員」、同「前年度比増減付」(PDF)、同「令和10年度青森県立高等学校入学者募集人員(見込み)について」(PDF)、同「青森県立学校入学者選抜WEB出願について」(発表:2026年10月9日〜21日、確認:2026年10月25日)。最新の情報は必ず教育委員会・志望校の公式発表で確認してください。
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